第十五使徒アラエル


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第三の使徒の第三新東京市侵攻以来一貫して、使徒は強大な戦闘兵器として人類を恐怖せしめてきた。

A・Tフィールドに象徴される強靭な防御力、絶対的且つ圧倒的な攻撃力、戦闘に応じて自らを進化させる脅威的な学習能力等、人類の現有兵器の概念を卓絶した脅威的な存在であった。
しかし、アラエル以降、使徒は単純な戦術的戦闘兵器から、戦略的な存在へとその性格を変貌させつつある。
衛星軌道?上に出現したアラエルは、光輝く鳥の如きフォルムを持ち、その中心部下では手の様な部位に支えられる形でコアが露出していた。
出現場所、形状共に、他の使徒に比べて驚嘆すべきものとは云えず、第三新東京市から離れた位置に出現した事、コアの露出等を考えるとむしろ後退の印象すら与えるものであるが、出現以降の行動は奇異であった。

使徒第三新東京市侵攻の気配を見せず、衛星軌道上に停留。
対するネルフ側は長距離攻撃可能な使徒と警戒を強め、衛星軌道上で使徒を撃墜すべくエヴァによる長距離射撃を企図した。
既存の使徒に対してであれば適切な初動とも見えたが、本使徒に対しては直接に過ぎた様だ。
エヴァ専用ポジトロンライフル--20X番パレット(実験20号パレット)及び大出力ポジトロンライフル改(戦略自衛隊技術研究室製)は共に射程外。

衛星軌道?上の使徒に対して、エヴァと云う兵器が無力である事を図らずも立証した形となった。
出現から撃墜まで衛星軌道?上に存在し続け、極めて短時間で消滅した第十五の使徒の情報は過小である。
形状すらも判然としない。

しかし、本使徒が見せた心理攻撃は、我々に一層の考察を求める驚嘆すべき事象であった。
使徒は、迎撃に出た弐号機に対し、A・Tフィールドに酷似した可視波長のエネルギー波を照射、弐号機パイロットの精神に侵食した。
同パイロットの精神汚染はYに突入、生命維持にすら支障を来すほどの甚大なダメージを被った。
従来の使徒の攻撃手段は、ラミエルの加粒子砲、マトリエルの溶解液等---それは人類の現有兵器とは隔絶の威力を有するとしても---人類の兵器の延長線上に位置するものであった。

しかし、本使徒の心理攻撃は人類の未だ有せざる、未知の攻撃手段と云える。(この事実は使徒が人類とは異なる文明の所産であるとした仮説の有力な証左となろう)
同戦闘で弐号機パイロットの残した戦闘記録によれば、使徒がパイロットの精神精査を企図したと考察可能な現象が数多く散見される。
この使徒による人間の精神精査が事実とすれば、本使徒は表層的な事象より、むしろ人の精神と云う内的事象に着眼したと云える。
それは、地球上の生命体では人類以外持ち得なかった、心や魂という存在を認識する事でもある。
その事実から、我々は幾多の仮説を、使徒をより高位な存在と捉えるように軌道修整せねばならなくなった。
使徒の心理攻撃について更に言及するならば、同攻撃は、使徒エヴァが有するA・Tフィールドと呼称される防衛障壁に関して興味深い示唆を与えるものと云える。

使徒が、衛星軌道?上と地上と云う長大な距離を隔ててなお、弐号機に対して心理攻撃を貫通せしめた事実は、A・Tフィールドが心理攻撃に対して甚だ無力であるとする仮説の強力な論拠となるためだ。
同仮説は、エヴァと云う堅い装甲に保護された脆弱な人間---パイロットを、使徒が直接攻撃できる可能性を考究するものだが、その事象を逆説的に論じるならば、使徒も心理攻撃に対して甚だ脆弱と云える。
勿論、使徒が精神を持つとの仮定に立脚した論であるが、対使徒戦兵器の開発に於ける重要事項として特記すべき項目であろう。

ちなみにアラエルは、『鳥』を象徴する天使である。
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