大麻取締法被害者センター海外情報室

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メキシコ合衆国


2006/07/06 個人使用目的の大麻少量所持を認める法案【法律・政治・嗜好】


2006年4月28日、個人使用目的での大麻(1/5オンスまで)・コカイン・ヘロイン・LSD・マジックマッシュルーム・ペヨーテなどの少量所持を合法化する請求を上院が賛成53票・反対26票で可決した。Vicente Fox大統領も「大規模麻薬密輸に捜査力を集中できる」として法案の支持を表明。
またこの法案では、ドラッグの販売は不可、公務員の場合や学校周辺での所持は逆に少量であっても罰則を強化する方針であった。
だが署名直前の5月初旬、Fox大統領は法案の差し戻しを決定した。これにはアメリカ国務省などからの圧力があったといわれる。
しかし6月、Eliana Garcia下院議員はドラッグ個人使用の解禁を求めて法案の再請求が準備されていることを明らかにした。


7月2日に行われた大統領選挙では、Garcia議員の所属するこの法案の支持政党・革命民主党からAndres Manuel Lopez Obrador氏(メキシコ前市長)が出馬。
接線の末、Lopez Obrador氏は得票率35.31%、0.58ポイント差で2位となった。しかしLopez Obrador氏は選挙裁判所に不服を申し立てる方針で、当選の可否は「裁判所の司法判断に委ねられる」(中央選管)見通し。法定期限の8月末まで混乱が続く可能性もあるという。

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