大麻取締法被害者センター海外情報室

デンマーク

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デンマーク


2006/01/14 デンマーク大使館からの回答【大使館アンケート】


薬物政策に関するネットの英文コピー2枚と、薬物規制に関する説明が書かれた1枚が同封されていました。ネットのコピーは下記のものでした。
http://www.theopenpress.com/index.php?a=press&id=2286

説明書きは下の通りでした。

Drug offenses. According to the Criminal Code the mere possession of narcotic drugs is criminalized. However, the law is not enforced regarding possession of very small amounts meant for the drug addict's own consumption. Possession and selling is penalized in a special law on drugs containing the possibility of imprisonment for a period of up to two years. Serious cases of trafficking of drugs are punished with imprisonment within a range of one month to ten years according to the Criminal Code.


(意訳)
薬物犯罪.麻薬薬物の単純所持は刑法により犯罪とされています。しかしながら、薬物常用者自身が消費するためのごく少量の所持には、法は適用されません。所持と販売は、最長2年の懲役の可能性を含む薬物に関する特別法により、有罪とされます。重大な薬物取引の場合、刑法により1ケ月から10年の懲役として罰せられます。

2005/01/27 100g以下の所持は5400円の罰金【罰則・体験談】


100g以下の所持は5400円の罰金

デンマークで持っていた場合...を簡単にお答えします。
1.大麻入りの荷物が税関で見つかった場合

税関が荷物を開けて、大麻を押収します。そして、「内容物を押収しました。」と印刷されたステッカーを貼って、残りの合法な荷物は自宅へ配達されます。

これは、夫の従兄弟がマウイからマウイワウイを、デンマークの友達へ送った際に、起こった事です。
重量は分からないそうですが、多分2~3gでしょうとの事。量が多ければ、話は違ってくると思います。

2.大麻約3.5gを所持していた場合

警告(口頭又は文書)若しくは、罰金300デンマーククローネ(約5,400円)。

夫は、過去に3,4回警察の職務質問の際に、大麻を取り上げられた事があるそうです。罰金は1度も課せられた事は無く、文書による警告が1回、その他は口頭による警告。警察署に行く必要も無かったとの事。

デンマークの法律では、少量で自己使用目的であれば、罰金300dkとあるそうです。「少量とは、何gまでとする」とは明記されておらず、ケースバイケースのようです。

因みに、自転車を乗りながら携帯電話を使っていると、罰金500dk(約9,000円)。こちらの方が、他人を危険にさらす恐れがあるからでしょう。


2005/01/25 デンマーク人男性の経験談【体験談】


自分で使う少量の大麻を所持して逮捕されたデンマーク人男性の母国での経験。
デンマークでは

少し一般的な情報から始めたいと思います。
私は概して、自分自身を平和的で法に従う人間だと思っています。
大麻を吸う事が好きであるという事実を除いては。
私は、決して意図して他人を傷つけたり、危険な状況に陥れたりはしません。

デンマークの警察は、この世界で最も礼儀正しいものではありませんが、他の国同様に政治家が作った法律を施行させる為に彼らは、存在するのです。
日本の政治家達は、非人間的で極めて厳しい大麻取締法を作りました。
しかしながら、私は日本の警察は私を丁寧に扱ってくれたと言うべきでしょう。

一方、デンマークの警察は普通、フレンドリーではなく、失礼な物の言い方をします。
良い点はというと、彼らは寛大な大麻取締法を施行させるにとても少なく、そして、限られた道具しか持っていない事です。
私は、デンマークで3、4回ハッシュ(大麻樹脂)で捕まったことがあります。

何回かという正確な回数は覚えていません。
というのは、少ない量で捕まったとしても何も恐れる事は無いからです。
100g以下の量で捕まった場合、物を没収され、時に小額の罰金で済みます。
逮捕されず、裁判も無く、犯罪歴も有りません。

2,3回、コペンハーゲンの沢山ある“ハッシュ クラブ”の中の1クラブの外で止められたことがあります。
警察はよくそれらの店の辺りに居て、あなたが出てきたところを覆面パトから飛び出て不意をつきます。
彼らはあなたを探り(ボディーチェック)、あなたが上手く物を隠していない限り、それを見つけ出します。
あなたの名前を聞き、指名手配になっていないかを確かめます。
そして、“私は大麻取締法を犯した事を認めます。”と印刷された用紙にサインするように言われます。
更に、○○gのハッシュをあなたから押収します。
それでお終い。

唯一の問題は、あなたは家に帰って20~30分待たなければならない事です。
警察の車に注意深く気を配りつつ、店に戻りもう1千円を使う。
警察は普通、同じ場所に1時間以上いません。噂が広がるのが早いからです。

1度、クリスチャニア(コペンハーゲンにあるハッシュのメッカ)へ行った時の事を覚えています。

そこへはオートバイで行きました。
警察は、その場所(かなり広いエリアで、白馬村と同じ位。)へは、入って行かず、外で、客を捕まえる為に待っています。
その時は、5g買ったと覚えています。
どういう訳だか、その時は冴えていたらしく、ハッシュのブロックから1g以下をちぎり取り、警察に探られた時の為にそれをポケットに入れました。
そして、残りをヘルメットのフォームとシェルの間に隠しました。

クリスチャニアから出た時、警察に止められました。
私を怖がらせようと、4人の警察官が車から飛び出してきました。
私は少し不安になりました。
なぜなら、その時“ストーン”でしたし、ハッシュを失いたくなかったからです。(全てのものを。)

彼らは私に、ハッシュを持っているか?聞きました。
私は躊躇しながらも“はい。”と答えました。
それを喜んで諦めているように聞こえて欲しくなかったので。

私は小さい方の塊を差し出しました。
彼は残りは何処にあるか?聞いてきました。
他には無いと答えました。(嘘)
彼はもう1度質問してきました。
そしてボディーチェックをしました。

更に、何処で買ったのか?いくら払ったのか?等の質問をしてきました。
彼の質問に答えました。
クリスチャニアには、沢山のディーラーがいるので、答えようが答えまいが違いは無いので。
ボディーチェックは、残りの4.4gを見つけられないまま終わりました。
彼らは私の名前を控え、私に用紙にサインさせ、解放してくれました。
私が、“ストーン”かどうかも確認せず。(なりかけていましたが...)

そして、私はオートバイに乗り、道すがら笑いながら家に帰りました。
驚いた事に、警察から手紙を受け取りました。
それには、0.61gの大麻樹脂の所持と書かれていました。
それが、私への“2度と大麻取締法を犯すな!”という注意だったのです。

更に付け加えると、2003年以降、デンマークの大麻取締法は少し厳しくなりました。
現在は量に関係なく最低、300デンマーク・クローネ(約5,400円)の罰金です。
しかし、逮捕されず、裁判も無く、犯罪歴も残らないのはそのままです。

丁度先週の事ですが、クリスチャニアで87Kgの大麻樹脂を販売していた男が、2年半の実刑判決を受けました。彼は、6ヶ月間撮影されていました。

という事で、これが、私がデンマークで(大麻を)吸い続けた15年の中で、警察との出来事です。

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