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パパからのメール」(2006/07/13 (木) 19:29:29) の最新版変更点

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姉と妹は母と、私は父と、それぞれ仲がいい。 去年の秋、父が亡くなった。 父の携帯は解約したけど、家で話す相手のいない私は父のメアドにメールを送った。 「パパに会いたい」「パパ助けて」「もう死にたい」… 宛先不明で返って来るのに、バカみたいに泣いて何通も送っていた。 受験前、母からメールが入った。 タイトルは「パパより」 もう正直、最初は「はぁあぁっ?」って感じで本文を読む気にもなれなくて放っておいた。 でも、なんか、試験の前日になってメールを開いたら 「パパはいつでも君を見ています。  パパは今も君の傍にいます。  君はパパの宝物、  いつまでもいつまでも愛しています。」 「なんだよ、パパのフリしてんじゃねーよ、バーカ」って言いながら、涙が止まらなかった。 家に話す相手がいないのは、私が話しかけなかったから。 話しかけられても、私が無視していたから。 本当はみんなわかってたけど、自分からは何も変えられなかった。 このメールはそんな私を心配して、パパがママの心を通じて送ってくれたメールなんだ。 母のアドレスの父に、私は返信した。 「パパ、私は大丈夫だよ。大好きな家族がいるからね」

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