第三新東京市


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都市論の観点から言及するならば、発達の初期段階に於ける都市は、防衛の拠点であった。
だが、経済の発展、情報の伝達速度上昇、兵器の強大化に依って、都市は防衛拠点としての機能を徐々に失い、経済、政治、情報の拠点へと変貌を遂げた。
2010年、箱根山中に建造された第3新東京市は、先の都市論の観点に立脚するならば一種の先祖返りとも云える特異な都市---防衛拠点としての都市である。
これは対使徒戦が、戦線の寸無、肉弾戦を主とする決戦兵器、情報の欠如等から、古代の戦いと同様になったためだろう。
使徒対人類の戦いは、云わばスケールの拡大した古代戦なのである。
考えてみれば、エヴァと云う兵器自体が時代錯誤な古代的産物である。
二本の足で立ち、二本の腕に武器を持って近接戦闘を挑む---それは古代人が夢想した巨大な戦士コロッサスと酷似する。
つまり、都市、兵器共に時代錯誤な産物であり、発達史からみて異端としか云い様の無い代物なのである。

この第3新東京市は、一般には『長野の第二新東京市(西暦2000年のセカンド・インパクトとそれに続く争乱に依って、当時日本の首都であった東京は壊滅している)に代わり、箱根・芦ノ湖周辺に建造中の日本の新首都』と説明されているが、これは欺瞞である。
実体は使徒要撃の為の要塞都市であり、特務機関NERVの置かれる秘密基地である。

林立する中央ビル群の多くは偽装された軍備である。
ビルの形をしているのは、一般人、使徒(その効果の程は不明だが)に対する擬態に過ぎない。
これらは兵装ビルと呼称され、有事にはミサイル発射等の直接攻撃の他、エヴァの射出口、武器供給、電源の補助等も果たす。
また都市部には兵装ビルの他にも、装甲板等、エヴァの戦闘を支援する設備が配置されている。

この様に、第3新東京市は都市と軍事施設と云う二つの顔を持つわけだが、同様の二重性はその構造にも見られる。
即ち、地上に広がる都市と地下空間に広がる都市である。
第3新東京市の地下には、直径6キロ、高さ900mにも及ぶ巨大な空洞---ジオフロントが存在する。
この中には、森、丘陵、地底湖があり、その中心部には巨大なピラミッド状のネルフ本部が存在する。

ジオフロント内は地上と同様に明るいが、これは地上に備えられた集光ビル群が太陽光を集め、それを光ファイバーで地下に送っているためである。
地下都市はこのジオフロントの天井部分、直径約1.5キロの範囲に広がっており、天井都市とも呼ばれる。
地上に露出している都市中央の高層ビル群は、有事には地下に格納され、天井都市の一部となる。

これに対し、地上に広がる第3新東京市の直径は2キロ。
日本の新首都としては小規模と云えよう。
現時点での人口は、都市の規模に比して非常に少ない。
これは日本政府(と、対外的にはなっているが実際はネルフ)が、第3新東京市への居住者を限定している為である。
都市周辺に暮らす先住者を除けば、その内訳は殆どがネルフ関係者及びその家族である。

このジオフロントはネルフに依って造営されたとは考え難い。
何故なら、このジオフロントが巨大な球状の空間が土砂で埋まったものと推測され得る証左が多数存在するためだ。
土砂で埋められていない球の大きさは直径13.75キロにも及ぶと予想され、これだけの規模の地下空間を秘密裏に現出させ得るとは考え難い。
既存の物と考えるのが妥当だろう。
但し、この地下空間が何者の手で生成されたかは不明。
ただ、箱根がネルフの前身であるゲヒルンの存在した場所である事を考えると、元ゲヒルン所長であり現ネルフ司令官の碇ゲンドウには、以前より知得のことであったと推測される。

地下100mには、直径15kmの巨大サイクロトロン『ASOGI』がある。
外周道路は4車線、市内道路は6車線。
リニア式小田急ロマンスカーと環状線が、近くを通っている。
走っている環状線の正式名称は、第三新東京市第七環状線。
第三新東京市は、中央に兵装ビルなどが建つ新市街があり、その周囲を旧市街が取り囲んでいる。
この環状線は旧市街を走っており、その半径は現在の東京・山手線程度である。
1本のレールの上を走る、リニアモーターカーだが、意外と振動も騒音もある。
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