少林漢方
第三章
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「暇だな~」
龍心は自分の店にいた。
「キャー!キャー!」
外で人が叫んでいるのが聞こえた。
「何だよ一体・・・」
龍心は声のする方向を向いた。
「か、金をだせ!」
男がピストルを構えて叫んだ。
「はっ!?」
「は、早く金を出せ!」
「何だよホント・・・」
「売り上げ少ねぇかもしれないけどいいや・・・」
男は少し小さい声で言った。
「おい・・・」
龍心が男に向かい言った。
「な、何だよ・・・」
男は少し弱々しい声で言った。
「俺の店を何て言った!」
龍心は言うと同時に男に飛び掛った。
そして、顔を一発殴った。
男はその場に倒れこんだ。
「俺の店をバカにすんな!」
外ではパトカーのサイレンが鳴り響いていた。
「ご協力ありがとうございました」
警察官が龍心に言った。
龍心は犯人を捕まえたので、懸賞金を貰った。
「おーい、龍心」
龍心のところに五飛がやってきた。
「いつレッドフェスティバル行くんだよ」
五飛が龍心に質問した。
「お前、場所知ってんの?」
龍心が質問し返した。
「いや、知らないけど・・・」
「レッドフェスティバルは岐阜県にある」
「えっ!?で、でも新幹線とかならすぐ・・・」
「ニュース見てみろ」
龍心はリモコンのスイッチを押し、テレビをつけた。
「ニュースの時間です。今日午前10時、線路が何者かの手によって破壊されました」
龍心はテレビを電源を切った。
「ウィルの仕業だろうな。だから、いくには4人分のバイクが必要だ。そのため、費用を稼がないといけないわけだ」
「なるほど」
「バイクは一台で500万だ」
「そんなにするのかよ!」
「気を使って動かすから。あっ、お前のは300万だ。電気を使って動かすから」
二人の話は長々と続き、夜になった。
「おーい、龍心」
叱也と大五がやってきた。
「おー、叱・・・」
龍心が言っている途中で電気が消えた。
「うおっ!停電か」
龍心が驚いたのと同時に、大五は外へ出た。
「真っ暗だな・・・ん?」
外に出た大五が見たのは、光る物体だった。
さらにその物体は人の形をしていた。
物体は飛び、近くの家の中に入って行った。
「どうした?大五」
龍心が呼んだので、考えるのをやめ、
「何でもない」
といって部屋に行った。
―次の日
「ちょっと散歩でもするか」
龍心は仲間が一生懸命に働いているのに、のんきにいた。
そして、近くの草原にやってきた。
「!」
龍心は殺気に気ずいてとっさに避けたが、避けきれずに吹っ飛ばされた。
「がっ!」
龍心はすぐに体制を整えた。
「誰だ!」
龍心の質問に男は応じた。
「言う必要は無いね」
そう言って、龍心に襲いかかってきた。
拳と拳がぶつかり合った瞬間、龍心は男の腹に蹴りをいれて、さらに顔面を蹴り飛ばした。
男がひるんだところに龍心はさらに畳み掛けて攻撃する。
腹を2・3発殴り、空中に男を飛ばして、龍流拳をぶつけた。
「痛ってーな」
男は顔を変えて言った。
「このウィルの猟 奇狼によくも・・・」
猟がそう言った途端、龍心も顔を変えた。
「ウィルだと!」
龍心は大声で言った。
「ウィルだけど、何か?」
男が笑って言った瞬間、龍心は襲い掛かった。