少林漢方

第一章

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ブロロ・・・。

バイクが走っている。

それに乗っているのは「剣 龍心」と「張 五飛」。

漢方薬を作るのに使う材料を採りに来たようだ。

材料を見つけて手をのばしたとき何かがとんできた。

見てみるとピストルの弾だった。

雨のように弾がとんでくる。

弾をよけながら必死に隠れた。

「なんであいつら俺たちを?ま、とにかく逃げよう」と龍心が言った。

そして歩いた瞬間「ペキ」と音がなった。

木の枝を踏んで折ってしまった。

その音に気づいてまたピストルで撃ってきた。

龍心たちは、必死に木の上に隠れた。

「このままでいても見つかる。五飛、いくぞ!」

木の上から飛び出し、敵に向かっていった。

敵の顔をけり、その瞬間ピストルで撃ってきたが、敵の顔を踏み飛び上がって避けた。

そして、ピストルを蹴り飛ばした。

さらに、五発の弾が飛んできた。その時、

「龍流拳」

龍心が叫び、龍流拳をつかった。

弾を全てはじき返して、敵を全員気絶させた。



一方、五飛は・・・

「僕たちをなぜ狙うのか知らないけど、ここで、死ぬわけにはいかないんだよ!」

そう言って、地面をけって、二人の男の前に来た。そして、

「雷拳」

と言って、拳から雷を放ち、気絶させた。

「なぜ、俺たちを狙う? 答えろ!」

五飛がそう言った瞬間、敵が一斉に逃げ出した。

逃げる敵と入れ替わりに、黄色い服の男がやってきた。

そしてこう言った。

「お前達のデータはとらせてもらったよ」

そうして、その場を去ろうとした。

「待て!」

五飛が叫んだときには、もういなかった。

タッタッタッタと足音が聞こえた。

「誰だ!」

「うわ!何だよ・・・」

そこにいたのは龍心だった。

「あいつら、何だったんだろうな?」

「何か変な奴が『お前達のデータはとらせてもらったよ』て言ってた」

「何でもいいから材料とって帰ろうぜ」

「そうだな」

材料を取り、バイクに乗って家に向かった。



「あ~、腹減ったから飯食いに行こうぜ」

「行くか!」

「じゃあ、逝かせてやるよ!」

近くから別の声がした。

「さよなら」

そう言って銃を龍心の方へ向け打った。

「危ねぇじゃねえか!転ぶとこだったんだぞ」

と言いながら、スピードを上げた。

「龍心、あそこの路地裏に入れ」

「わかった」

男はそのまま追いかけた。

「?」

龍心と五飛がいなかった。

「もらったーー」

上から声がした。

「龍流拳」

男は龍流拳に当たり、空き地に飛ばされた。

「何だお前!」

五飛が言った。

「前の奴とは違うな、色が半分黄色い」

龍心が続けて言った。

「お前らに教える必要は無い」

そう言って、気を飛ばしてきた。

龍心は飛ばしてきた気を、腕を振って弾き飛ばした。

「な・・・何!?」

そう言って驚いた後、龍心のパンチを顔面に受け倒れてしまった。

「案外弱かったな・・・」

五飛がそう言って、店に向かった。



「いらっっっっっしゃーーーーーーーーーい」

店の主人が大きい声で言った。

「いつも元気だね~、肉鍋回ね」

龍心が言った後、五飛も続けて言った。

「あ、俺も」

そう言った後、バーンと言う音と共に窓が割れた。

「何だ!」

「またあいつらだ!」

そして、中に入ってきた。

「こんなとこまで来るのかよ!」

そう言った瞬間、カーンという音と共に敵が倒れた。

「私の店は壊させないよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

そう言って、敵を全員倒した。

「店長、戦えるんだ・・・」

肉鍋回を食べ終わり、外に出て家に向かった。



その先で、ドーンと大きい音がなった。

「うわーー」

人々が叫んでいる。

気になって見に行ってみると、一人の男が暴れていた。

「誰か止めてくれー」

その声を聞き、龍心が止めた。

「お前、何してるんだ!」

「邪魔するな!」

龍心の腹を蹴り、道に立った。

「てめぇ、小さいくせに」

「何だと!!俺の名は『大桐 大五』。俺は小さくない、名前に大が二つある男だ!」

「だったら、どうした!!!」

いきなり飛び掛り、殴ろうとしたが避けられた。

「この光速拳について来られるかな?」

「ついていってやるよ、龍流拳」

「ふん」

龍流拳も簡単に避けた。

「当たるかよ!」

「よそ見してると当たるぞ」

龍流拳に気を取られているところに向かった。

「何!?」

そのまま吹っ飛ばした。

「やるな、お前」

「次で終わらせる、龍流拳」

簡単に避けられて、龍心の後ろに回りこみ蹴飛ばした。

「同じ手はきかねぇ」

「くそ!」

「雷放拳」

いきなり、五飛が飛び出してきた。

雷が大五に当たった。

「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・」

大五が叫んだ。

技が終わった瞬間、大五が五飛の後ろに回り思い切り蹴飛ばした。

「ぐはぁ」

五飛は電柱に当たり、気絶した。

「五飛!・・何しやがる!!」

「ふん、次はお前だ」

そう言って龍心に向かった。

(くそ!・・・このまま負けるのか?・・うっ!何だ、胸が苦しい)

「終わりだ!!・・・何!」

龍心は避けていた。

(奴を倒すには、囲んで逃げ道をふさぐしかない)

龍心は思った。

「何考えている!次こそ終わりだ!!」

「やるしかない、龍流拳」

大五は違う方向に避けた。

「こっちにも出したか」

また違う方向に避けた。

「何!」

大五の周りを龍流拳が囲んでいた。

「龍・・心・・」

五飛が目覚めた。

「何だよ、あれ」

龍心は叫んだ。

「極囲龍流拳」

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・」

逃げ場をふさがれた大五に当たった。



「なぜ暴れた?」

龍心が聞き、大五は答えた。

「俺は両親がいない。だから誰も認めてくれない。だからこうして存在を証明しないだめなんだ!」

「ざけんな!俺だって両親はいない。殺されたんだ。だけど俺はそんなことはしない。なぜなら、俺には仲間がいる。仲間が存在を証明してくれるからだ。だから、俺がお前の仲間になっ
てやるよ。そうすれば、お前の存在が証明されるだろう」

龍心はそう言って、手を伸ばした。

大五は一筋の涙を流し、龍心の手をつかんだ。

そして、龍心は倒れた。

「龍心!」

五飛が言った。

「大丈夫だ。気を失っているだけだ。」

「お前はどうするんだ?」

「気が向いたら行くさ」

「そうか、じゃあな」

「ああ」



家に着き、龍心が目覚めた。

「龍心、大丈夫か?」

「ああ」

(一体、あの胸の痛みは何だったんだろう)

疑問を感じながらも、新しい技ができたことに嬉しさを感じていた。
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