少林漢方

第二章

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大五との戦いから2週間たった。

大五はあれからよく店に来るようになった。

「龍心!」

五飛が店に来た。

「材料を採りにいこうぜ」

「いいけど・・・あそこ行くのは嫌だな~」

「まぁ・・いいじゃん」

そして、材料を採る場所に来た。

「もうこないよな」

龍心がめんどくさそうに言った。

がさがさと木の方で音がなった。

「まさかな・・・」

バキューン、ドキューンとピストルの音が鳴った。

「やめろ」

向こうから声がした。

「やあ、龍心君」

「誰だお前」

その男は黄色い服を着ていた。

「君の力を見せてくれよ♪」

男は笑いながら言った。

「誰だって聞いてるんだ!」

龍心は飛び掛った。

「おっと、危ないなあ♪」

「いくぞ、五飛」

「わかった」

一斉に攻撃した。

男は簡単にかわした。

「無理無理。君達に僕は倒せないよ♪。そうだ!ついでに教えてあげるよ。僕の名前は『羅 馬力』。ウィルの大尉だよ♪」

「ウィルって言うのは何だ!」

龍心が言った。

「やっば~。これ以上は内緒だったよ。聞かれちゃったから死んで♪」

馬力は襲い掛かってきた。

「がっは」

馬力の攻撃は予想以上に速かった。

「龍心!」

そう言った瞬間、五飛は吹っ飛ばされた。

「うあぁ」

「もう終わり?つまんないなぁ・・・」

馬力は上を向いた。

(うっ!また胸が痛い。こんなときに・・・)

思ったとき、馬力が龍心の方を向いた。

「つまんないから殺しちゃお♪」

そう言って、龍心に襲い掛かった。

ズドンと大きい音が鳴った。

「?」

見ると、そこに龍心がいなかった。

「はぁ・・・はぁ・・・」

龍心は馬力の後ろにいた。

「すごいや・・・これが漢方の力か・・・」

「漢方?何のことだ!」

「これ以上は言えないよ。じゃあね♪」

馬力はそう言って、立ち去った。

「はぁ・・・何だったんだあいつ?」

「まあまあ、帰ろうぜ龍心」

「そうだな」

そして、家に帰った。



「はぁ・・・疲れた」

龍心が横になろうとしたとき、バンと音がした。

「ぎゃあ!」

ドアが飛んできて、龍心に当たった。

「おい、龍心」

そこには「轟 叱也」がいた。

「何だよいきなり!」

龍心が叫んだ。

「悪い。だけど、これを見てくれよ」

叱也は新聞を持っていた。

「ここ見てみろよ」

新聞にはこう書いてあった。

「ある森に入った人々が行方不明になる事件が発生。唯一、逃げ出した人が見たのは血まみれの死体の山だったという」

「うわ・・何だよそれ」

そして、その場所について書かれていた。

「その場所をレッドフェスティバルと呼ぶことにした。場所は・・・」

「面白そうだから、行ってみようぜ」

叱也が言った。

「それよりも大切なことがあるからパス」

龍心がそう言った後

「おれも」

五飛が言った。

「それより腹減った」

何気なく叱也が言って、冷蔵庫を開けた。

「なんにも無いじゃないか。食べにいこうぜ」

「お前、何しに来た?」



食べに行った後、どこかに行った。

そこで、叱也は違う所へ行った。

「うっ!」

龍心と五飛は後ろから眠らされた。

「う・・うん」

周りを見てみると、見たことの無い場所だった。

「目覚めたようだね♪」

そこにいたのは馬力だった。

「お前!」

「今日は僕は戦わないよ。戦うのはこの子さ」

そこには、龍心と同じ位の男だった。

「じゃあね♪」

馬力はどこかへ行った。

「お前、誰だよ」

龍心が聞くと、男は答えた。

「俺の名は『舜 生』だ」

そう言うと、龍心に向かってきた。

龍心は応戦した。

「龍心、俺も戦うぞ」

五飛が向かおうとしたが、手下が邪魔してきた。

「くそ」

龍心と生は同時に飛び出した。

拳と拳がぶつかり合う。

「なかなかやるな。打円」

生はそう言って、円の形をした気を飛ばしてきた。

「龍流拳」

龍心が応戦した。

「これじゃぁ、龍心のところにいけねーよ!」

五飛は手下と戦っていた。

「五飛!」

そこに現れたのは大五だった。

「こいつら、人間じゃない」

大五が暗そうに言った。

「どうゆうことだよ!?」

「今はいいだろ?それより、こいつらを片付ける方が先だろ?」

「まぁ・・・そうだな」

二人は一斉に手下達に向かった。

「打倒躁斬」

大五は素早く手下を倒した。

しかし、手下はまだ出てくる。

「くそ!」

五飛が叫んだ。

「お前の仲間は助けに来れないぞ」

生が龍心に言った。

「その前に倒してやるよ!」

龍心は生に向かって走った。

「打円舞!」

生は打円をいくつも飛ばしてきた。

「ぐ!」

全てを防ぎきれず、いくつか龍心に当たった。

「どうした!」

生は龍心にむかって叫んだ。

「そろそろ終わりにしてやるよ」

生はそう言って、叫んだ。

「打円乱舞」

打円が不規則に乱れ飛んできた。

「が・・・くそ」

龍心は避けきれずに当たった。

「終わりだ!」

生は大声で叫んで、打円をかなり飛ばした。

「があ・・・ぁ・・」

打円に当たり、壁にめり込んだ。

「まだ終わらないのか」

そう言って、生は銃を取り出した。

「さようなら」

生がそう言い、龍心に銃口を向ける。

「くそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」

龍心は思いっきり叫んだ。

しかし、体は動かせなかった。

そして、生は引き金を引いた。

バンと鳴り響く銃声と共に、龍心が声をあげた。

弾は龍心の左腕の端を貫いた。

「はずしたか、だが次は殺す」

生はまた銃口を龍心に向けた。

引き金を引き、バンと音が鳴る。

が、それと同時にドンという音も鳴った。

目の前を見てみると、漢字の谷の形をした気がささっていた。

そして、上から男が降りてきた。

「待たせたな、龍心」

そこにいたのは叱也だった。

「別に待ってねーよ、つーかどうしてここに」

龍心が叱也にむかって言った。

「何でもいいだろ、そこで見てろ」

そう言った叱也の感じは変わっていた。

「今からてめぇをぶっ倒す!」

叱也が生にむかって指差し言った。

「やれるもんならやってみろ!」

生は叫び、打円を叱也に向かって飛ばした。

「はっ!」

叱也は谷の形をした気を飛ばし、打円にぶつけた。

そして、もう一つ飛ばし、生に当たった。

「ぐぁ・・くそ、お前何し・・」

生が言い終わらないうちに、叱也は腹を殴った。

さらに殴り、脇腹を蹴って横に吹っ飛ばした。

「これが谷極拳だ!」

叱也は生に向かって大声で叫んだ。

「谷極拳だと!・・・約230年に滅んだと聞いたが・・・」

生は冷静だったが、その顔は驚きを隠せてはいなかった。

「俺は谷極拳八代目継承者だ!」

叱也はさらに大声で叫んだ。

「ふん、だったらどうしたー!」

生も大声で叫んだ。

生は叱也の方へ走ろうとしたが、谷の形の気にとばされた。

そして叱也は谷の形をした気を手につけ、生の方へ走って腹を思いっきり殴った。

「うっ・・あ・・あぁ・・がぁ・・」

生は気絶した。

「はぁ・・やったぞ!」

叱也は龍心に向かって、明るく言った。

「全然減らねえなぁ・・・」

五飛は手下達とずっと戦っていた。

そう言った瞬間、手下達が逃げていった。

「何で?」

五飛が大五に言った。

「倒したんだろうな、こいつらを連れてきた奴を」

大五が答えた。

二人は龍心のところへいった。

「おーい、龍心・・・どうしたんだよ!」

五飛が叫んだ。

「だいじょうぶだ」

龍心が少し小さい声で言った。

タン、タン、タンと歩く音が聞こえた。

「誰だ!」

五飛が叫んだ。

「生くん、倒されちゃったか♪」

そこにいたのは馬力だった。

「ここにおいでよ、場所はレッドフェスティバル」

「そこになにがある」

龍心が言った。

「来てみればわかるよ♪ じゃあね」

そう言って、馬力は消えた。

「いくぞ・・・レッドフェスティバルに」

龍心が全員に言った。

「ああ わかってる」

全員が声を揃えて言った。
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