「ヴェニスの商人」第一幕第三場のシャイロックの台詞
生徒の遺書に、数人の同級生の名前と、「金を払えと要求された」などと書かれていた。県警は、こうした同級生の行為が、自殺につながった可能性が高いとみて、恐喝未遂容疑などで捜査している。
関係者らによると、遺書に名前のあった同級生らは、生徒の自殺後、「遊びのつもりでやっただけで、実際に、金を払わせたことはなかった」などと周囲に漏らしていたという。生徒は、同級生らから「うそをついたから1万円払え」などと、再三、いいがかりをつけられていた。
朝日9/17
調べでは、少年は男子生徒と同じフットサル同好会に所属。この同好会には、少年のほかに男子生徒の同級生3人も所属しており、男子生徒は少年ら4人に対して、「うそをついたら罰として1万円を払う」などと約束させられた。
産経9/18
自殺した生徒の携帯電話には、逮捕された生徒を含む同級生らからの「督促」ととれるメールが六月ごろを中心に大量に残っていた。具体的な金額は記されていないが、自殺した生徒は、要求に応じて一部、支払っていたとみられる。
自殺した生徒が金の要求を受け始めたのは高校二年のころからで、事情を知る関係者は「最初は数万円だった借金(要求)が、自殺直前には急に数十万円になっていた」と話している。
中日9/18夕
自殺した生徒は、うそをついたら金を払うという「罰ゲーム」を同級生らと約束していた。
朝日9/19
この中で、学校側は、同級生の少年が逮捕された翌日からおよそ40人の生徒に聞き取り調査を行った結果、逮捕された少年が自殺した生徒に携帯電話のメールで現金を要求していた行為には、ほかに2人の生徒が関わっていたと認めたということです。
またウソをついたら自殺した生徒だけ1万円を支払うという罰ゲームには、さらにもう1人が関わっていたこともわかりました。
NHK9/21-2
県警少年捜査課などの調べでは、生徒は昨年秋、少年らと「うそをついたら、1回につき1人ずつに1万円を払う」との罰ゲームを約束。
朝日9/25-2
生徒は日常生活でうそをついたとして、フットサル仲間から責められるようにもなった。生徒は苦し紛れに、「次からパチをつくごとに1万円ずつ払う」と約束したとされる。
朝日9/26
「パチ一つにつき、みんなに1万円ずつ払う」。昨年秋、生徒は、逮捕された少年らと罰ゲームを約束した。ささいな言葉尻をとらえられ、「パチ」は繰り返し認定された。罰金は40万~50万円に膨らんだという。
朝日9/26-2
3人は6月23日と25日、「はよ金払えよ」などと現金を要求するメールを送信。3人の名前は遺書にはなかったとされるが、生徒は「1万円を払うと言い出したのは自分だが、最後の方は何を言っても信用されなかった」と書いていたという。
朝日10/2
関係に亀裂が生じたのは昨秋。(送致された生徒が被害生徒の自殺後に学校に提出した)作文によると、被害生徒の自慢話がうそだとばれ、「次からパチこくたびに1万円ずつ払うから」と言ったという。「8回パチこいたから、4人で32万円」。「約束」を逆手に、要求はエスカレートした。
毎日10/6
取材で会った高校生がこんなことを打ち明けてくれた。事件が起きた私立高に友人がいる生徒で、「あの子(被害生徒)のメールアドレスは校内だけでなく、他の学校の人にも知られとった」。
被害生徒は逮捕された生徒らに「パチこいたら(うそをついたら)1万円」と約束させられ、それがエスカレートした結果、自殺に追い込まれるのだが、「違う学校の生徒にも(約束は)有名やったから、あの子のことを知らん人も、ふざけてメールを送っていた」というのだ。
被害生徒と加害生徒は、元々は仲の良い友人同士だったが、昨年秋ごろ、ささいなことで関係に溝が生じた。それと同時に、被害生徒のメールアドレスは、仲間以外にも急速に広まったようだ。今年6月には、被害生徒の元には中傷や金銭を要求する内容のメールが、加害生徒以外からも大量に送りつけられていたという。
毎日10/31
非行事実によると、2人は以前から生徒に、「うそをついたら罰金1万円を払え」などと要求。
読売10/16
最終更新:2008年07月08日 21:39