VALUESTAR TZ

概要

後に二代目TXにも採用されるピアノ調ブラックの筐体にさらに冷却性能の向上した水冷システムとAMD社製のAthlon 64を搭載
CPU負荷に応じて動作速度を制御するQool'n'Quiet技術により同世代水冷モデルのTXと比べてさらなる静音性を実現している。

しかし、グラフィックボードの接続がAGPであったりメモリもDDRであるなど同世代のTXと比べ将来的な拡張性という点においては不安が残る。
また、VALUESTAR G タイプTZという直販BTOモデルもリリースされており本稿ではこちらも扱うものとする。

仕様

CPU soket 754 Athlon64 2800+~3400+まで存在

チップセット SIS740

メモリースロット 2スロット DDR1 PC3200(各スロット1Gまで認識)

ODDは原則スーパーマルチであるが、直販モデルではダウングレードされたコンボモデルも存在
(直販モデルではTVチューナーの有無、HDDの容量、メモリー、ODD、OSも選択出来た為バリエーションは膨大な物となる)

電源容量は250wであり同世代のTXが350w電源搭載と比べると見劣りがする

拡張スロットは、PCIはライザーカードによる接続
AGPは筐体下部に位置し、通風に難が有り(すぐ上にフロントパネルに貫通するライザーカードが存在)、搭載電源の貧弱さと相俟って大電力を消費するカードは設置できない
(なぜ、MATX筐体なのに、このような変態的なマザー設計になったのかは不明である)

ODD,HDDは標準IDE接続で有るがマザーボード上にはSATA端子も存在する

主な故障要因

P4を搭載するTX系と違い、CPU、チップセットの発熱が少ない為トラブルは少ないが、それでもマザーボード上のコンデンサー異常は散見される
(マザーボードメーカーはFOXCON)

特にCPU周囲の電解コンデンサー不良が多い模様
(当方が発売後7年経年した中古TZ7台を購入しバラした結果による)

TZってTX買うよりメリット有るの?

実は、TZ発売当時はネトバ全盛時代、高クロック命厨房が跳梁跋扈していたため、AMDCPUを搭載するTZは売れ行きは、はかばかしく無かった
又、最新の939 DDR2世代のマザーを搭載しなかったため同世代TXと比べ見劣りがした
事実、次の第3世代水冷からはAMDCPUを搭載するモデルは消滅した

しかし、時代の流れとともにネトバ系は消滅、皮肉なことにTXと比べ販売少数だったTZの方が現役率が高いと推測される
この時代にTZを購入した人間は「通」で有ったことが理解されよう

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最終更新:2018年05月03日 23:52