NEC VALUESTAR水冷総合 @ 5chwikiへようこそ

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NECの水冷PCとは?

2000年代前半、Pentium4に代表されるPC向けCPUの動作周波数は遂に3GHzを突破し、その周波数向上は著しいものがあった。それによって性能が向上した一方で消費電力と発熱量の増大は凄まじく、冷却ファンの回転数もおのずと高速化していった。
当然ながらファンの動作音は耐え難いほどに大きくなり、静かなPCを求めるユーザーの頭を悩ませていた。
後にIntelの黒歴史とも呼ばれる爆熱&爆音の時代である。

そこでハイパフォーマンスと静音性の両立を実現したのが空気ではなく"水"を使って冷やす水冷システムである。

2003年、NECは大手メーカー製のデスクトップPCとしては世界で初めて水冷システムを採用し、従来の空冷PCと比べて驚くほど静かでありながら高い性能を実現する事に成功した。

水冷PCの繁栄と衰退

NECの水冷デスクトップPCは2003年に初登場したVALUESTAR TXFZから2009年最終発売のVALUESTAR Wまで4世代全7シリーズがリリースされ、静かで高性能なPCを求めたユーザーに愛された。ほぼ全てのシリーズがフラグシップ(最上位)モデルとして位置づけられ、公式直販サイトであるNEC DirectではCPUやメモリ等をカスタマイズできるBTOモデルも販売された。(FZを除く)

しかしながら、爆熱で知られたPentium4・Dから発熱と性能のバランスの取れたCore2、Core iシリーズにバトンタッチしたことで高コストな水冷モデルの必要性は薄れ、AV向け用途を想定したVALUESTAR W(最終モデルリリースは2009年)を最後に、水冷モデルは一般消費者向けPCとしては2018年現在まで発売されていない。

この先、爆熱CPUの時代が再度やってくるならば水冷モデルのメーカー製PCが復活する可能性はあるのだろうか。スマートフォンやタブレット端末の登場などによりPC市場、特に一般消費者向けPC市場は2000年代と比較して大きく縮小しており、2011年にはNECのPC事業はレノボ傘下となってしまった。もはや水冷モデルどころか国内メーカー製のPC(特にデスクトップ)自体が消滅の危機に瀕しており、ましてや高価な水冷モデルが発売される可能性は非常に低いと考えられる。そうした意味では、これらNECの水冷PCは貴重な存在であり、我が国のPC史に大きな足跡を残した存在であると言えるだろう。

製品ラインナップ(クリックすると各機種の詳細ページに飛びます)

■第一世代水冷

■第二世代水冷

■第三世代水冷

■第四世代水冷
  • VALUESTAR W (型番VW***/HGを除くVista搭載モデルのみ)

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最終更新:2023年08月07日 09:14