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M1号の解説・レビュー

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 ・M1号 ゼリー状生命体


・M1号の解説(最近明らかになった創造の謎の物語)

 

M1号のベースになったのは男の子勝りのゴジラ等の怪獣好きの5歳の園児の女の子であり、容姿はおかっぱ頭にポッチャリ体型であり、くりくりした丸い目と真っ赤なほっぺに、笑む時に見せる口の歯はガタガタである。よく見ないと女の子に見えないワンパク坊主みたいな顔つきに、屁をこく癖があって喜びが頂点に達すると思わず可愛らしい屁をしてしまうが、その時に見せる笑顔といつも垂らしている鼻水や時々話す幼児語がチャームポイントで、園内のクラスではそのオテンバぶりに皆から''かいじゅう''と呼ばれ、女の子達だけではなくクラスのチビっ子達の大将になっていた。遺伝子工学の権威である相川教授が娘同様に可愛がっていて、教授を「はかちぇ」と呼んでおり、自宅の近所に相川教授の研究所がある事と物心がついた直後からの関係で、幼稚園から帰ってきては暇をみつけてはいつも研究所に遊びに行っていた。研究所ではその可愛い容姿とオテンバながらも心優しい性格でマスコットになっていた。そして将来の夢は宇宙飛行士になる事であり、世界初の女性宇宙飛行士の話を聞いた直後から憧れを持つようになり、
その年の七夕の竹冊には「うちゅうにいけますように」と書いて願う程だった。

その七夕の直後のある日の事、幼稚園から帰って来て黄緑色のワンピースに着替えて数人の友人たちと一緒に商店街に遊びに来た時、頭部は金入れで目が飛び出していて、胴体は赤光りしてギザ入りの尻尾がついている怪獣ともサンドイッチッマンにも見えなくもない不思議な生物が歩いているのを見つけ、女の子は「やーい、おばけ」と友人達とともにその生物を馬鹿にするのだった・・・

 

そして4ヵ月後の11月のある日、教授は自室で新たな研究に関して考え込んでいた時、遊びに来ていた女の子が怪獣に関する子供本を持ちながら部屋に入って来て、「あるかいじゅうはゴリラとクジラをたしあわたものだとこのほんにかかれているけど、あたちをたしあわせたらどうなるの?」という一言で合成生物のアイデアが閃いた。
そんなわけで、相川教授らは遺伝子と動物細胞を合成させて初の人工生命体を産みだす役目を心身共に健全なその子にすれば、生まれてくる生命体も危険性が低いと判断した。女の子は教授からの要請を聞いて、今まで自分に対する愛情に応える形で協力に同意した。

 

地底超特急いなずま号が公開試運転を二日後に控えた11月21日の夕方、女の子専用に造られた体内で女の子の遺伝子とミクロ縮小された動物細胞を合成させ新生命体を妊娠させた後に、排出させて産みだすという特殊薬品を服用していた。薬品を与え続けて二日目のこの日、薬品は女の子の胃の中でそれぞれ2つの女の子の遺伝子と動物細胞を合成融合させた後、内臓をを下りながら遺伝子の力で中心核とそれを保護し実体化の為の栄養が詰ったゼリー体を便を混ぜ合わせながら形成していった。昼過ぎになると''プ~~''と屁をしながら教授の自室に女の子が入ってきて、「う~ん、はかしぇおなかがおもい~」とお腹の様子が気になり始めて、教授が聴診器をポッチャリ体型の女の子の腹に当てたところ、体内から"ピキーン、ピキーン"と神秘的な音が聞えて来て体内に二体の未知の生命体が命が宿って妊娠している事を確認した。この後、生命体の命が宿って産み出そうとしているのにもかかわらず、リラックスの為に体操服を着た女の子はいつもの笑顔を絶やさず助手達と遊んでいた。
やがて記念にと助手の一人が女の子を連れて写真を撮ろうと研究所の庭まで連れてきた。カメラの前でニッコリと微笑んだ女の子を確認した助手はシャッターを切った。シャッターが下りると同時に光った強烈なストロボのフラッシュで女の子は目が眩み、そのショックで女の子は”ブオッ!”と大きな屁を一発かましてしまった。その時、女の子の様子が急変して顔色が悪くなり、前屈み込んで両手でお尻の方に当てながら「う~~ん、なにかがでそう・・・」としがめっ面でくる苦しみの表情を浮かべた。それを見た助手はおんぶして研究室に連れて行った。
その後女の子は上半身に体操着の上に実験装を着せられ、ブルマとパンツを脱がせられ、蒙古斑がくっきりと見えるお尻には産み出した生命体を大きさ約20cmの高圧質の特殊ボンベに入れる特殊装置が着けられて、そして足はこの時の為に用意された足台に乗せられ、そのまま娩出台にも似た実験台に寝かせられた。

 

反応があってから数時間後、時刻は10時を過ぎて、地底超特急の始発駅である新東京駅では二日後の公開試運転に向けていなずま号が搬送されて来たその頃、実験室では全身の汗だらけである実験台上の女の子が新生命体を産むのに悪戦苦闘していた。その様子は赤ちゃんを出産時の産婦そのもので、女の子はまだこの世に生まれてから5年しか経っていないにも関わらず新しい生命を産む事になったのである。しかもそれはただの生命ではなく、人類史上初の人工生命体であり、別の意味で新しい時代と物語の幕開けを告げる生命体で、云わばその黒衣としてそれらを産み出すという重要な使命であった。「もっと腹とお尻に力を入れてふんばって!」助手の一人がこう叫ぶと、「うぅ~ん、う~~ん、うぅぅ~~んんん~~」とお尻に痛みを感じて研究室中に響き渡る程のうなり声を上げながら踏ん張っているものの、女の子はなかなか新生命体を産み落とす事は出来なかった。こうして一時間以上が過ぎて「ハァハァハァ・・・」と息継ぎをして精神的にも虚ろになってきた時、教授と助手達と心配して駆けつけた父ちゃんと母ちゃんの目が心配そうに見つめていた。


40歳過ぎの太って肝っ玉な母ちゃんは「今までと同じように便所でやるようにうんち座りで、いつもより大きなウンチする感じで一気に出してやるぞ!という気合でやったら!」というストレート且つ豪快なアドバイスを聞いた女の子は「う~~ん・・・かあちゃん・・・わかった・・・」アドバイスに対して自信無さそうに女の子は返事して立ち上がって、実験台の上でいつもうんこする時と同じ様にうんこ座りで産むことにした。これを見ていた50近くになろうとしている頭が禿げ始めた父ちゃんは心配そうに生汗だらけで頬を真っ赤にしている娘の顔を見つめながら「いつも通りに便所でやっているよりももっとお腹とお尻に力を入れてやってみろ!」と力強いアドバイスをした。それを聞いた女の子は「とうちゃん、かあちゃん、みんな・・・」今までの皆の愛情に応える為に一瞬微笑んだ直後、覚悟を決めていつも和風便器で用を足す感じで前屈みの姿勢で「うッ!うーーん、うッうぅぅぅうーーーーン!!」と苦しみのしがめっ面でこぶしを握りながら全身全霊をかけて唸り声を出しながら息みだした。
それから程なく神秘的な音が聞こえてきたかと思うとたちまち大きくなって、思わず女の子は顔を更に下向きにしながら可愛らしい両足の踵を上げながら力を振り絞って生命体を一気に産み出そうとした。「うッ・・・ああ・・・でっ・・・でる~~~ぅぅぅ!う~~んッ!!うァァァァア~~~ッッ!!!」あまりの産みの痛みに泣き声交じりの絶叫を上げながら肛門に渾身の力を入れて、''ブッ!ブオッ!!ブリィィィィィィーーーーッッ!!!''と女の子のものとは思えない尻からの強烈な轟音と共に、大きさ20センチ位の発光を繰り返すオレンジ色の中心核を包み込んだ1体目の緑透明状のゼリー状生命体が、神秘的な発光音と共に肛門からドロッと出始めた。女の子はそのあまりの産みの苦しみによるしがめッ面で「ウーーンウゥゥゥーーーーンッ!!と部屋中に響くほど唸り声を響かせながら創世と生命のドラマを演じていった。そして十数分間に渡って女の子はドラマを演じきって人類史上初の人工生命体を産み落としたのであった。その直後、女の子が「うっはあーーっ!」と安堵のため息を吐いた時、特殊装置が作動して装置内の女の子の肛門とボンベに通じる蓋が閉じられ、助手達がが生命体を密封したボンベを特殊装置から取り外した直後、二体目の生命体専用のボンベを急いで取り付けて、1体目のボンベはそのまま倉庫に保存された。


数時間かけて生命体を産み終えた女の子は大きな安堵のため息をついて全身の力が抜け出してしまった。1体目を産み終えた女の子は倒れこんで、汗を流しながら顔を真っ赤に染めて目は朦朧としながらも、その様子を見ていた教授達に向かって可愛く舌をペロリと出しながら「えっへへ・・・やっちゃった・・・はっはずかちいよ・・・」とつぶやいた。それを聞いた皆は笑みを浮かべながら何度も頷いた。女の子は笑顔を崩して手を特殊装置の方に手をあて、「ああ・・・またでるみたい・・・」と再び起き上がって、うんこ座りで再び生命体を産み始めた。そして約一時間、同じ様な苦労の末に「ああ・・・、やっやめて・・・、ウ~~ッ、ウッウ~~ン!!と声をあげていきみながら''ブッフーーッ!ブォッ!ブリッ!!''と轟音と共に二体目の生命体を産出した。教授達は一体目と同じように生命体のカプセルを装置から取り外した直後に発泡スチロールで密封していった。

生命体を産み終えて下半身から特殊装置を取り外された女の子は意識が完全に朦朧としていたが助手の一人が用意したちり紙でその助手が肛門を拭いてやろうとした時、「もう・・・ひとりで・・・できるもん・・・」と自分でうんこ座りのままで肛門を拭き始めた。見てみるとその紙には緑透明色の生命体のゼリーがドロリと付いていたのだった・・・ 拭き終わった女の子はこのまま用意したパンツとブルマを履いた後に助手と両親が見守る中、「じゃ・・・おやすみ・・・」と笑顔で実験台の上にぐっすりと眠ってしまった。


作業を終えたときにはボンベに詰め込まれた二体の生命体が生み出されていた。教授達はすぐさま衝撃を与えないように注意しながら、発泡スチロールが詰めてあるジュラルミン製の特殊ケースに後から生み出された二体目の生命体のボンベをスチロールに包み込んだケースの底に、そしてその上に最初に生み出された生命体のボンベを収納した。教授達は疲れきったものの、女の子のあどけない寝顔を見ては心が癒される様だった。ふとこの時教授は「君は人類史に刻む大きな仕事をやり遂げたんだ。」と女の子の頭を撫でながら心で呟いた。

 

翌朝、女の子は「ふわぁ~~」とあどけない欠伸をしながら目覚めた。その様子を見ていたまだ作業着を着ていた教授達は笑顔で挨拶し、女の子はニッコリとしながら「おはよっ!」と元気いっぱいに挨拶した。自分の上半身を起こし実験台に座って食事を摂っている女の子に助手の一人が生命体が入ったケースを女の子の目の前に持ってきて、ケースの中の生命体のボンベを見せた。
神秘的な発光音を出しながら光輝く生命体は女の子を虜にして、女の子はクリクリした目を輝かせながらジッと見つめた。「わ~~きれい」と思わず口にした。この時作業着を着ている教授が女の子の実験台に近づいて、「これは君が生み出したもので言い返せばこの生き物は君の子供みたいなものだよ」と語りかけたが、女の子は理解できず思わずお目々を可愛くパチパチした直後にキョトンとしてしまった。教授は続けて「おととい君にお願いしたのは全てはこのためだったんだよ」と語りかけ、それを聞いた女の子は「じゃあ、きのうあたしがあのときにそのうんちをしたの?」と質問すると教授達はうなずいた後、今君がいる実験台で生み出されたと語った。助手の一人が女の子に君が生命体を産み出す時のオナラはなかなかすごかったよと言うと、「イヤ~~ン」と恥かしさのあまり、まるでリンゴのように顔全体を赤く染めて、その顔を両手の手のひらで隠しながら照れ笑った。それを見ていた教授達は徹夜の作業の疲れを吹き飛ばすかのように大声で笑った。
そして「でもそのうんこはきれいだからみんなにじまんしちゃおうかな!」と言うと助手の一人が持ってきたジュースをストローで飲み始め、ズズズと音を立てながら飲み干すと同時に時計を見上げ、その時計の針はとっくにいつも幼稚園に行く時刻を過ぎていた。「あっもういかなくっちゃ!」と言うと女の子は実験台の上で元気良く立ち上がって、「よいしょとっ!」と自らが生命のドラマを演じた舞台から元気に跳び下り、実験装と体育着を元気良く脱ぎ捨て、肝っ玉風の母ちゃんが用意した園児服を着てかばんを肩に掛けて幼稚園に行き、女の子は完全に普通の園児に戻ってしまった。

休み時間に女の子のクラスではみんながもうすぐ走り始めるいなずま号の話題があがっている事を他所に、女の子から昨日の出産を聞いたクラスメイトから「わ~~それはきれいなうんこをしたの?」と訊ねられると、女の子は「えっへっへ~~すごいだろ~~~」と生命体を産み落とした疲れを見せず、研究所での女の子らしさとはうって変わって、ガキ大将らしく鼻を啜りながら昨晩教授の研究所できれいなうんち(生命体の卵)排出した事を自慢して、明日休日だから友達を連れて研究所に行き、教授にお願いしてみんなに見せてもらう事を勝手に約束してしまった。

 

翌日の地底超特急いなずま号の公開試運転が行われる11月23日の朝、女の子は元気良く目覚めた直後、赤地に水玉模様をあしらったワンピースを着て、今日は友達と一緒に研究所に行った後に公園で一日中遊ぶ約束を交わしたので母ちゃんは弁当と生命体を産み落とした後作用として便が出やすくなっているので用足し用の紙と袋を用意して、それらを詰めた可愛らしいリュックをからって自宅を後にした。公園で10人ほどの友達を連れて研究所に行ってみたが、今日は留守と生命体出産作業の後片付けを教授から頼まれた助手一人しかおらず、その出産の主役である女の子に対して今日は教授はいないよと答え、女の子がおととい自分が用を足したものはあるのか尋ねると助手は別のところにもう持って行っちゃったよと答え、それを聞いたチビっ子達は皆一斉に「えーっ!」と叫び声を上げて落胆してしまった。
 

その頃その産み落とされた生命体は誤っていなずま号に持ち運ばれて、偶然が重なって運転室のロッカー内で目覚めた一体目のゼリー状生命体は、女の子の遺伝子によって細胞が分裂が始まって胚結成の後、"ピキン!ピキン!"と発光が激しくなると同時に、急速にゼリー内の栄養を吸収しながら胎児のように肉体が形成されて成長していった。

仕方が無く児童公園に遊びに行ったチビっ子達はジャングルジムの登り競争を始め、その結果一番に上に登った女の子は「わーい!」と歓声を上げた頃、いなずま号のロッカー内ではゼリー状生命体が成長し終え、完全体のM1号がその産みの親の歓声に反応するが如く「アブゥッ!」と赤ん坊の様な産声を上げながら誕生してしまう。その容姿はゴリラと猿人をミックスした感じで後ろには毛深いながらも可愛らしい尻尾があり、目は女の子譲りの丸い目であり、鼻はブタ鼻で女の子と同じように鼻水を垂らしていた。口はでっかい厚い唇と舌があり、その歯は女の子と同じガタガタした幼児の歯で、顔の雰囲気は女の子のそれとそっくりだった。この事からM1号は女の子の影響が強く、親である女の子のDNAを完全に受け継いだ生命体であった。M1号は妊娠時に混じった女の子のやや臭く黒の水様便によって濡れた足跡を廊下に付けながらロッカーから出てきた直後、瞬く間に運転室を占領してしまい、女の子譲りの幼児のイタズラ気分で電子頭脳をいじくり回しながら破壊して、制御不能というパニックに陥れてしまう。
その後、無断に乗り込んでパニックに巻き込まれたイタチ少年は元凶であるM1号と仲良し(?)になったものの、緊急電話によって自分達の切り離された先頭車両が北九州駅に衝突する事を知ったイタチは偶然特殊ロッカーを見つけ、退避した時に思わずM1号のボンベ入りの特殊ケースを投げ捨て、その結果、衝突したショックで二体目のM1号がゼリー状生命体から完全体が生まれてしまう。
事件を引き起こしたM1号はイタチの特殊ロッカーと共に爆発のショックで宇宙に打ち上げられ、更に活発化した女の子の遺伝子によって人間並みに知能に目覚めたM1号は、遺伝子からの潜在記憶から伝説の女性宇宙飛行士の事を思い出し、思わず「ワタシはカモメ、ワタシはカモメ・・・」とダンディな声で言い放ち、このままロッカーと共に地球周囲を回転し続ける人工衛星になってしまう。
 

 

その後、事件の調査の為に訪れた後の科特隊のキャップになるムラマツと、事件発生の連絡を受けた警視庁の推薦で後の隊員で当時警官だったアラシが事故現場で運命的出会いを果たし、アラシは衝突現場で暴れる二体目のM1号を格闘戦の結果捕らえる事に成功し、この件でアラシは科特隊員として迎え入れる事になり、日本での科特隊の行動が開始された。

 

数時間後、地上ではチビっ子達は遊び疲れた事と日暮れが近い事もあってそのまま公園で解散し、女の子はリュックをからいながら帰路についた。電気店を通過した頃、ショーケースのテレビの画面ではいなずま号事件のニュースを伝えていたが、事件の張本人である女の子は他人事の様に気にもせずにそのまま行ってしまう。その直後、急に用を足したくなって川辺の枯れススキが生い茂っている場所まで駆け付けた。
そしてそのままワンピースの下の部分とパンツの尻の方をめくって前屈み込んで用を足し始めた。一昨日のほぼ同時刻、同じ様にM1号を産んだのと比べると苦労しなかったものの、”ブリブリッ”とようやく足し終えるとあの時と同じ様に安堵の溜め息をついた。その時顔を上げてみると夕焼けの暁の空にゆっくりと流れる2本の流星を見つけ、「あっ、ながれぼしぃ!」と子供らしい叫び声で言い、そして目を輝かせながら「2つあるからねがいごとはからずかなえられそうだからおねがいしちゃおっ!」 そう言うと女の子は「うちゅうにいけますように!」等と願い事を言いながら手を合わせて祈った。だがその2本の流星は一昨日に自分が産み落としたM1号とそのM1号によって打ち上げられた(?)イタチ少年の特殊ロッカーとは一寸たりとも知らなかった。
用を足した後始末をした後、片手にお土産という事でススキの稲を片手に持ったまま、生い茂っている場所から出てきた女の子は再び帰路についた。女の子は自分が大損害をもたらし新しい歴史を築き上げた大事件の張本人になったとも知らず、無責任にもその事件を生み出した可愛い尻と身体をふりふりさせながら、歴史の流れに消えていくかの如く電灯が点き始めた夜道を鼻歌を唄いながら元気良く家までスキップしていき、「おねがいしたからぜったいうちゅうにいけるよね!!」と思わず喜びのジャンプしながら”プゥーーッ!”とかましてそのまま歴史の流れに消えていった・・・
 

M1号を産んで新たなる時代を切り拓いた女の子は使命を終えたのでもう物語の表舞台に立つ事は無くなった。ただその後判っている事は、この後も毎日遊びながら園児生活を満喫し、相変わらずチビッ子達のリーダーとして怪獣のように振舞ってたとされている。


 

 

それから四十数年後・・・ M1号は宇宙を漂流しているうちに深い眠りに就いていた。その時M1号の遥か彼方から星が光りだし、やや年寄ながらも優しい感じの女性の声が聞こえてきた。「M1号ちゃん,M1号ちゃん!」その声を聞いてM1号はハッと目を覚ました。「今までよく頑張ったわね・・・もういいから早く地球に戻ってきておくれよ!」 その声を聞き終えたM1号は「ひょ、ひょっとするとあなたはお母ちゃん!? ああ・・・お母ちゃんに会いたい・・・」そう思ったM1号は遺伝子に残っていた潜在記憶によって、見知らぬ幼かった頃のお母ちゃんの笑顔が思い浮かんで涙を一滴流すと、母親を探す決意が高まってそのまま地球に降り立って見知らぬ母親を探す旅に出るのだった・・・
 

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