昔々あるところに、仲睦まじい王様とお妃様がいました。
夫婦の趣味はSMでした。

今夜も二人は熱い変態プレイに興じていました。
その様子を、寝室の入り口の隙間から覗く幼女がいました。
王様とお妃様の間に生まれたお姫様です。

両親の特殊な夜の営みを目撃してしまったお姫様は、屈託なく尋ねました。
「お母さま、どうして裸ん坊のお父さまの上に乗っかっているの?
 それに、お母さま魔女みたい」
ボンデージファッションに身を包んだお妃様は、適当に誤魔化しました。
「お父様とお馬さんゴッコをしていたのよ。ふつう、服を着ているお馬さんはいないでしょう?」
「そっかあ」

新たな疑問を発見したお姫様は、また屈託なく尋ねました。
「お父さまのお股から生えている、あの変なキノコはなあに?」

お妃様が質問に答えようとすると、寝台に座って様子を見ていた王様が窘めました。
「王妃、そのくらいにしておけ。姫の教育に悪い」
お妃様は王様につかつかと歩み寄り、ハイヒールの踵で股間を踏みました。
黒い鞭でお尻も叩きました。
「おい、馬ァ。誰が、人間様の言語を喋って良いと許可した?」
「……ヒヒィ〜ン」
まだプレイは続いているのです。

お妃様は母親の表情になって、お姫様を抱き上げ額にキスをしました。
「お父様の変な茸はね、殿方にしか生えていない特別な茸なの。
 食べるととても美味しいのよ。……さあ、もう遅いからお休みなさい。妾の可愛い子」
「はあい、お母さま」

侍女に寝台まで運んで貰いながら、お姫様は考えていました。
(いいなあ。わらわもお母さまみたいにお馬さんが欲しいな。
 おいしいキノコも食べてみたい……どんな味なんだろう)
お気に入りの縫いぐるみを抱きしめ、お姫様は眠りにつきました。

次の日、お姫様は近衛騎士隊長の息子を呼びつけました。
お姫様のよき遊び相手で将来有望な少年です。

お姫様はさっそくおねだりしました。
「お馬さんゴッコしようよ」
「ふふっ、仕方ないなあ。姫様もまだまだ子供ですね。
 分かりました、僕の背中に乗っていいですよ」
お姫様の幼さを微笑ましく思いながら、少年は四つん這いになりました。
「早くお洋服をぬいで。服を着ているお馬さんなんか、ふつういないもの」
「エ゛ッ」

お姫様は更に変態的要求を続けました。
「あなたの変なキノコが見たいの。キノコキノコ! お股の変なキノコさっさと出して」
「え、なっ……僕のキノコ、ですか? まだ僕たちはそんな関係では……」
お姫様に想いを寄せている少年は赤くなりました。

しかし少年は意を決し、自分を解放しました。
「僕の全てを見て下さあい!」
「なにコレ、ちっこい。ぷすす。お父さまのキノコと違う」
辱めの言葉に少年のキノコは大きくなってしまいました。

「わあ、伸びた。もっと伸びるの? どこまで伸びるの?」
キャッキャと喜んだお姫様は、小さなキノコをピーッと引っ張りました。
「ぴゃあああっ」
すると、先っぽから白いキノコ汁が飛び散りました。
お姫様が少年との結婚を決めた瞬間です。

いつしか、少年は逞しい青年騎士へと成長していました。
全裸の青年はお姫様の染みつきパンティを被りながら、進言しました。
「姫様。僕の茸は今が食べ頃です。どうぞ、収穫なさって下さい」
「ムシャァ」
程よく熟れて今が旬のキノコを、お姫様はパクリと食べてしまいました。
王国には末永く平和が続きました。

めでたし、めでたし。キノコキノコ。


 

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最終更新:2011年12月24日 00:39