その他


舞台

髑髏城の七人

  • 上演:劇団☆新感線 作:中島かずき 演出:いのうえかずのり
  • 光秀の裏切りにより、本能寺にて信長が討死して八年後、豊臣秀吉が天下統一を目前とした時代。豊臣の支配が今だ及ばぬ関東の地は、仮面の男・天魔王が率いる「関東髑髏党」が支配していた。
    髑髏党に追われていた少女・沙霧を成り行きで助けた遊び人・玉ころがしの捨之介。彼は偶然知り合った素浪人・狸穴二郎衛門と共に、旧友の無界屋蘭兵衛の治める色街「無界の里」に向かうが、髑髏党の追撃は無界の里にまで伸ばされる。里を守る為、そして髑髏党に一族を殺された沙霧の敵討ちの為に、捨之介達は天魔王と戦う事を決意する。
    天下制圧を目論む天魔王の正体とは? そして、天魔王と捨之介と蘭兵衛の因縁とは――?
  • 近年では『天元突破グレンラガン』のヒットでアニメ界にもその名を知られた劇作家・中島かずきが、劇団☆新感線の座付き作家として筆を取った戯曲。1990年の初演以降も二度の再演と『ゲキ☆シネ』と題した劇場公開が行われた、劇団の代表作である。
  • 主宰の名を取って『いのうえ歌舞伎』とも称される劇団☆新感線の舞台は、その初期より『ドラゴンクエスト』等のRPGとの類似性が語られてきた。個性的なキャラクターが一同に介し、これまた強烈な存在感を放つ敵役とそれを率いるボスキャラと相対しこれを打ち倒す。劇団初期作らしくその要素が色濃く出た本作の登場人物は敵味方共に実に魅力的であり、従来の時代劇とは一風変わったそのキャラ造型は富嶽でのPC/NPC作成に大いに参考になる事だろう。
    • 中盤以降の支援役として要所要所で活躍する刀鍛冶・贋鉄斎や、三下裏切りロールで存在感を示しつつ最後まで生き残る(笑)裏切り三五は、PCとして見立てると実に味の有る存在である。
  • 本作の初演以来、(市川染五郎を客演に招いた04年版『アオドクロ』を除いて)主役・捨之介を演じるのは新感線の看板役者である古田新太。近年ではTVドラマ『木更津キャッツアイ』『ギャルサー』等での怪演技が有名だが、舞台で見せる色気すら感じさせる凛々しい演技もまた一見の価値有り、である。

テレビ番組

天才てれびくんシリーズ/ビットワールド

  • NHK教育テレビ 1993年~(天てれ) 2001年~(ビット)
  • 番組開始から20年もの長きにわたって「天才てれびくん(ファンからは無印と言われることも)」・「~ワイド」・「~MAX」・現在の「大!~」とマイナーチェンジを繰り返しながら続く子供向け視聴者参加型バラエティ番組。2001年からは姉妹番組(内容は関係なし)の「天才ビットくん」が始まり、現在の「ビットワールド」に続いている。
  • 天てれでまず特筆すべきは番組内の舞台設定。無印初期から侵略者「テレゾンビ」に立ち向かう少年少女「てれび戦士」などある程度のストーリーがあったが、「MAX」からはっきりとしたドラマとして展開されるように。「学園の宝を狙う敵との対決」・「異世界に飛ばされ敵対する陣営に分かれたライバル関係の2人の少女」・「故郷の星を無くし新天地を探し宇宙を旅する都市型宇宙船国家」・「謎の大迷宮での大冒険、そして未来からの来訪者との世界救済の為の時間旅行」といったファンタスティックなストーリーから、「部活を舞台にした学園コメディ」・「テレビ局立て直しに奔走するスタッフ陣」まで様々なストーリーが展開し、様々な困難を絆や努力で乗り越えるてれび戦士達、実にカオスフレア的である。
  • また番組内でのコーナードラマ・アニメもかなり多彩。実写とアニメを組み合わせシリアスに展開した「バーチャル3部作」、夢を巡るてれび戦士達の冒険「ザ・ドリームサーファー」など個性的な作品が放送されてきた。

  • 一方のビットワールドは天てれの「テレビをテーマにしたバラエティ番組」から目線を変え、「ネットをテーマにした視聴者投稿&参加番組」・「完全なドラマ仕立ての展開」となっている。
  • 「天才ビットくん」での「世界創造・拡大・成長」をテーマにした展開も興味深いが、カオスフレア的により興味深いのはビットワールドから。「少し変わっている中年男性」・「強欲な女海賊」・「謎生物」・「本音でしか話せない青年」が中心となってパーティーを組み、広大な世界を旅したり様々な事に立ち向かっていく。最近ではドリームハンターの少年を中心とした物語になっており、これらからもカオスフレア的と言える。
    • またサブでは実写+アニメ魔法少女物「ピンキーマカロン」もやっている。
  • あの「秘密結社鷹の爪」地上波レギュラー放送まで実現。何やっているんですかNHKさん。
  • 双方で共通しているのは出演陣の濃さ。ダチョウ倶楽部・山崎邦正・安田大サーカス・出川哲朗といったリアクション系を始めとした芸人達を平然とMCやコーナー司会に採用している天てれ、いとうせいこうがメインでゲストにみうらじゅんやピエール瀧、津田寛治が出てくるビット…コレハ夕方6時台の番組デスヨ(ビット見た後に「シルシルミシル」を見ると笑えます)。
  • 何というか色々(出演している連中も含めて)カオスな両番組。一見の価値はあると思う。

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最終更新:2013年01月19日 17:34
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