小山の上、断崖が何個も連なった場所に家がへばりつくようにして立つ住宅地。
私はそこにある崖の隣にある小さな公園で友達とキャッチボールをしていたいのだがボールが崖を遮るフェンスを越えて崖下に落ちてしまった。

みてるとボールは工場の敷地に落ちたらしい。

私はそれを上からみていた高さ10m。
夕暮れの工場の敷地はどこか物悲しい。
工場の敷地に入ってボールを取ってくるのは少しめんどくさそうだった。
工場の人が気づいてボールをなげげあげてくれた。

少しうれしいことのあった日になった。

こんなことが何回か続いた。
ある日の夕方その工員さんが私もキャッチボールに参加してもよいかなと声を掛けてくれた。
私はいいよといい。
彼は気の良さそう嬉しそうな顔で、私は高校時代すこしだけ野球をやってたことがあってね。
久しぶりに肩慣らしをしてみるのもいいかと言っていた。






言葉遊びその2只今推敲中

言葉のスパゲッティ
指の間から落ちていく乾いた砂のように日常の細事がこぼれおちていく。
規則正しく綺麗な流れで。


ドライブに似ている。
ドライブというのはどこか孤独で他人をシャットアウトするものがある。
全てのものが単なる風景となtってかかわりをなくしていくドライブは、世界を全て遮断している。
日常の細事一つ一つがドライブで駆け抜けていく風景のように流れ過ぎていく。
赤信号もなければ交差点もない山奥のドライブのようだ。

記憶の砂粒を掌ですくってみても、それはどこまでもさらさらとしているだけのものになっている。
水の流れにもにている。

砂が流砂となってどこか記憶のかなたへ向かってるのがほんのりとわかるのだが。
私には、それが私の記憶だというのにどこへ消えていくかわからないのだ。

子供でも産んでいれば何か違ったのかもしれない。
子供を持ってそだてればこの現実感の希薄さはうすれるのだろうか?

私には伴侶とすべき人との出会いがなかった。

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最終更新:2013年06月06日 08:57