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スナイパーウルフ登場

悪魔軍スナイパーウルフ。
もともとはガルドの盗賊だった彼らは、その狙撃の腕を見込まれ悪魔軍にスカウト、方々の戦役で狙撃を重ね、今では天使軍からもっとも恐れられる凄腕狙撃部隊である。
彼らに狙われれば命はない。


その彼らは即座に出撃することもなく、悪魔軍の戦略的拠点となった都市カイロニアで待機していた。
天使軍武将ロボリベルフォンの足取りがつかめないためだ。
リベルフォンは攻めるとなれば苛烈、逃げるとなれば風のように去っていく。
広大な砂漠ではそうそうつかまるものでもない。
狙撃のチャンスが必要だった。
それまで彼らは暇をもてあましている。



彼らは暇だったが、暇なら戦線に投入すればいいというものでもない。
最前線で重宝がられるスナイパーは、一度投入されれば前線が手放したがらないし、スナイパー同士の勝負となれば、数時間時や数日にらみ合い先に動いたほうが負けるという勝負もあるのだ。
いざリベルフォン出現という時に動けないとなれば問題だった。
リベルフォンほどの大物を相手にするとなれば、彼らは暇であることを許されたのである。


上層部の命令のまま彼らは出撃することもなく、待機は手慣れたものである。
銃の手入れを欠かさず、毎日狙撃の練習を行い牙を研ぎつづけている。




リベルフォン発見の報

書きかけ


スナイパーウルフ出撃シーン

リベルフォンの襲撃ポイントをつかんだスナイパーウルフは出撃の準備を始めた。
場所はカイロニアから北に2時間ほどの距離にある物資集積場。
鉱山設備や、兵器の予備パーツなどが置かれている重要な拠点の一つだ。
地図を広げ、予想される交戦距離の確認と銃の調整を行い、潜伏する場所の確認や失敗時の退路の確保を相談する。
赤外線センサーを無効化する炭素繊維服を着、各自の食料や水、銃の分解整備キットやその他こまごました物をリュックの中に丁寧に並べ、愛用の銃を肩にかけての出撃だ。
手慣れているので全く時間はかからない。
それら一式の準備を終えると、スナイパー達は装甲車に乗り込み戦場へと向かって言った。





作戦地域へ到達したスナイパー達は状況を確認する。
天気はいつも通り快晴、近くの川から風が来るがそんなに強くない。
まずまずのスナイプ日和だ。

現地には川沿いの小さな都市があり土作りの建物が並んでいた。
スナイパー達は都市郊外にある物資集積場に向かう。
もともと川を使った物流に使用され、川の流れが変わったために廃棄された煉瓦作りの倉庫群を悪魔軍が接収、補強して物資集積場として使用していた。
物資は小さなものは倉庫に、倉庫に納まりきらない大型のものは覆いをかけて置かれている。



現地では、物資の間を縫って大勢の部隊がひっきりなしに防御線を構築していた。
土嚢が積まれ、塹壕が掘られ、機銃座を据え付ける場所を相談し、戦闘が始まる前に少しでも多くの物資を運び出している。
スナイパー達は守備隊を捕まえ司令官のところに案内させ、集積場を案内させた。
書きかけ

司令官の話によれば、倉庫は外壁を特殊な薬品で補強しており中々の強度だという、いざとなれば遮蔽として信頼できそうだった。




彼らは、リベルフォンが来る前にリベルフォンを狩りとるための準備を始めた。
まずは集積場の守備部隊を集め指導を行う。
大型の物資を廃屋の近くに移動し、守備部隊を物資の周りに配置、スナイパーたちは廃屋の中に陣取った。
リベルフォンが襲撃してきたとき守備部隊に当たらせ、スナイパーたちはぎりぎりまで隠れ、リベルフォンが前線に来たときスナイプするのだ。
そのため、守備部隊にはリベルフォンが前線に来るまで、狙撃による援護はないと思え言明しておく。


守備部隊の配置が終わったスナイパー達は当初の予定通り各々の潜伏場所へ向かう。
道すがら案山子を設置しだす。
案山子とは彼らの愛称で正式名称は、PM32パペット。
設置場所に兵士がいるように錯覚させるダミー装置である。
簡単な動きしかできないものの自分で動きまわり、センサー類を騙す中々こったものだ。
相手はリベルフォン、初手で仕留められない可能性もある。
その時案山子が役に立つだろう。
悪魔軍は土嚢を積んだり、配置の確認をしたり大忙しで準備をしている。



その様子を一匹の蛇が見ていた。
ガルドならどこにでもいる蛇に見えたが、その動きがどうもおかしい。
蛇は影から影へと移動し、悪魔軍の動きを観察している。
懸命な読者ならお分かりであろう。
12英雄サスペクターリングの使役する蛇型ファンネルだ。
大気圏上空で12英雄サスペクが巨大ロボギガンダムを迎え撃ったときの生き残りである。


サスペクとはぐれた蛇は大気圏突入時に地磁気で突入速度を減速、パラシュートを開いて降下。
以後自己の判断で狭い場所を見つけ、定期的にビーコンを発しながら潜伏していたのである。




基地の南側で蛇からの映像を受信していたのは当然、サスペクとグランバズのコンビである。
2人は敵に見つからないよう無線を封鎖、グレイゼム大陸南西部を動き回りながら、方々に散らばったサスペクの蛇型ファンネルの回収を行っていた。
回収をはじめたときは、敵味方入り乱れる紛争地域だった南西部を旅するのはそんなに危険でもなかったが、いまは悪魔軍領内となり急激に危険度が増していた。
この二人もまさか悪魔軍があれほどのスピードで、ガルドに新政権を樹立し悪魔軍領を認めさせるとは考えてもいなかったのである。
2人は回収を大急ぎで行い、そして最後の蛇がこの蛇だった。






二人は基地から見えない、小さなくぼ地に座っている。
サスペク「まずいな、最後の蛇はどうやら悪魔軍基地のなかにいるらしい」
グランバズ「あきらめるか?」
サスペク「あの蛇は偵察用の試作品で最新技術の塊なんだ。光学迷彩や最新のセンサー類がぎっしり詰まっていて敵の手に渡すわけにはいかない」
グランバズ「蛇単独で抜け出すことは?」
サスペク「蛇のエネルギーがないようだ」
グランバズ「しょうがない、襲撃をかけるか」
サスペク「そうだな」
返事をしながらサスペクは空を見上げる。
どうやら蛇が何かをつかんだらしい。
サスペク「いや、まてこいつは行幸だ。どうやら我らが盟友リベルフォンがこの基地を襲う予定のようだ、もう北からの襲撃が始まったらしい」
グランバズ「狙撃のことを伝えねえとな」
二人は無線封鎖を解き、リベルフォンに狙撃の話を伝えようとする。
サスペク「無線がざーざーいってる、連絡が取れない。連中ジャミングをかけてるな」
グランバズ「すぐにリベルフォンを助けに向かうぞ」
サスペク「おう」
サスペクは高速ホバー走行できるグランバズの背中に飛び乗り、基地へと急ぐ。



リベルフォンVSスナイパーウルフ

書きかけ




撤退シーンプロット

スナイパーウルフは撤退を始めた。
いつもなら撤退時に仲間を助け、置き土産に数人の下士官クラスを狙撃していくほどの余裕を見せる彼らがただただ撤退に徹していた。


それほどまでに、リベルフォンの援軍として現れた天使軍12英雄サスペクとグランバズが圧倒的な強さを誇っていたのである。
サスペクターリングの操る蛇型ファンネルによる死角をついた攻撃の巧妙さと、グランバズの圧倒的なスピードと攻撃力は、スナイパー達にとって常識外だった。


誰が、スナイパーよりも巧妙に姿を隠し死角を突けるだろう。
誰が、地上戦で対艦キャノンをなどという常識外れなものを持ち出し、高速移動しながら正確無比な射撃を行うだろうか?
そんな常識を外れた敵を前に、スナイパー達は負けを認識したのだった。



この勝利は単純な強さによるものでもなかった。
グランバズ単独だったらスナイパーの位置を突き止める前に弾切れを起こしハチの巣だったろうし、サスペクのみだったら一人か二人のスナイパーを始末した時点で位置をさとられ狙撃されていただろう。
2人の勝利といえた。

リベルフォンの的確な指揮がなければ、味方はもっと多大な損失を受けていたはずだ。
リベルフォンの配下による最後の掃討戦がなければスナイパー達を撤退させることもできなかったろう。
チームの勝利であった。