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タイトル文字列の書式設定

タイトル文字列の書式は、本体設定の
で使用される、ファイル情報の表示書式のことです。

タイトル文字列の書式設定の基本的な仕組みは旧Lilithの表示設定と同様なので、
旧Lilithのマニュアルも参考になると思います。
(旧Lilithと違い、識別子(表示可能な情報)は増えています)
また、こちらのページでも書式設定についての解説があります。

書式の設定方法

入力欄の右端にある「挿入」ボタンを押すと、
フェイスで表示可能な項目や、文字の表示を制御する特殊記号のリストが表示されます。
リストの中でどれかをクリックすると、
リスト内で選択した項目に対応した単語(前後に%つき)や特殊記号がカーソル位置に挿入されます。
前後に%がついた単語(%Title% など)は「識別子」、
%< などの記号は「特殊記号」です。
入力欄に記入したとおりにフェイス上でファイル情報が表示されます。

例えば、「アーティスト名 - 曲名」と表示したい場合は
%Artist% - %Title%
と記入します。%Artist% や %Title% はファイルのタグ情報に置き換えられて表示されます。
ただ、このままだとアーティスト名が空欄のときに
「 - 曲名」
と、アーティスト名と曲名の間の文字が残ってしまいます。
このようなときに特殊記号を挿入すると、自動的に文字を非表示にする設定にすることができます。
%Artist% - %<%Title%
上のように、「 - 」の直後に %< を記入すると、
「 - 」の前にある%Artist%(アーティスト名)が空になるときは
「 - 」の部分が自動的に非表示になります。

%> は %< とは逆に、記入した部分の次にある識別子が空のときに
文字部分を自動的に非表示にすることができます。
%Artist% - %<%Title% [%Album%]
上の文字表示例にアルバム名を加えた例です。
このままだとアルバム名が空欄のときに
「アーティスト名 - 曲名 []」
と、曲名の後にカッコが残ってしまうので、 %> を利用して文字の表示を制御します。
(%Album% の後にも ] があるので、こちらは %< を挿入しておきます)
%Artist% - %<%Title% [%>%Album%]%<
このように設定すると、
%Title% と %Album% の間の「 [」の部分、 %Album% の直後の「]」の部分は
アルバム名が空欄のときに自動的に非表示になります。

%Title% や %Artist% などの識別子や、%< や %> などの特殊記号以外の部分が「文字列」になります。
識別子か特殊記号で囲まれた部分の文字列がひとかたまりになります。
文字列は半角スペースも含まれます。
また、特殊記号は文字列のすぐ後に記入しないと効果がないので挿入位置には気をつけてください。
特殊記号はフェイス上には表示されません。
文字列を2つに分けて、
前後で %< や %> の効果を分けたい(表示が連動しない部分を設定したい)場合は %# を挿入してください。
半角の % を表示したい場合は %% と記入してください。


書式で利用する識別子・特殊記号について

タイトル文字列の書式が利用可能な項目の入力欄の近くにある
「挿入」ボタンを押すと入力可能な識別子や特殊記号のリストです。
(「挿入」ボタンは単に『押すと選択した項目の識別子や特殊記号が自動入力される』というだけで、
 識別子などを記述する際に必ず「挿入」ボタンを押さなければならないというわけではありません。
 「挿入」ボタンを利用せずに識別子をそのまま手動入力しても、スペルミスが無ければ問題なく表示されます。)

  • タグ情報に関する識別子
主に曲名表示や、ファイル変換で外部プロセスを利用する場合のコマンドラインオプションを設定する際に利用します。
書式名 識別子 備考
タグのタイトル %Title% 曲名
タグのアーティスト %Artist% アーティスト名
タグのアルバム %Album% アルバム名
タグの日付 %Date% 日付・年
タグのトラック番号 %Track% トラック番号
タグのジャンル %Genre% ジャンル
タグのコメント %Comment% コメント

  • ファイル名・ファイルパスに関する識別子
主にファイル変換で外部プロセスを利用する場合のコマンドラインオプションを設定する際に利用します。
書式名 識別子 備考
ファイルのパス %FilePath% 例:「C:\Documents and Settings\(ユーザー名)\My Documents\My Music\」など
ファイル名 %FileName% 例:soundfile.mp3なら「soundfile」の部分のみ
ファイルの拡張子 %FileExt% 例:soundfile.mp3なら「.mp3」の部分のみ
出力ファイル名 %OutFileName% コマンドラインオプション設定で使用する識別子。

  • その他の識別子
ファイルの再生時間など、タグ情報以外のファイル情報の識別子です。
フェイス上の情報文字列に利用されることが多いです。
書式名 識別子 備考
演奏時間 %PlayTime% 例:「12:34:56.789」などミリ秒単位まで表示
再生時間(秒単位) %PlayTimeSec% 例:「12:34:56」など秒単位まで表示
(ミリ秒が表示されないだけで、表示内容は「演奏時間」と同じ)
ファイルの種類 %FileType% 例:「MPEG 1.0 Audio Layer-III」など
ビットレート %Bitrate%
ビット深度 %Bits%
サンプリングレート %Samplerate%
ステレオモード %Mode% ファイルのチャンネル数(Monaural・Stereoなど)
CBR/VBR %VBR% ファイルのビットレートモード
プレイリストの登録数 %ListCount%
プレイリストの現在位置 %ListCurrent%
プレイリストの再生済み数 %ListPlayed% ※現在未実装
プレイリストの合計演奏時間 %ListPlayTime% 例:「12:34:56.789」などミリ秒単位まで表示
プレイリストの合計演奏時間(秒単位) %ListPlayTimeSec% 例:「12:34:56」など秒単位まで表示
プレイリスト上での番号 %ListNumber%
% 記号 %% 半角の「%」を1つ表示する

  • 特殊記号
文字列を切り分けたり、文字列の前後の識別子の中身の有無によって
関連付けた文字列を自動で表示・非表示されるように設定するための記号です。
書式名 特殊記号 備考
識別子との関連付けをリセット %# %# を挿入した部分で後ろに続く文字列と切り分けます。
直前の識別子と関連付け %< %< を挿入した部分で後ろに続く文字列と切り分けます。
%< の記号が挿入された文字列は、
その文字列の直前にある識別子が空のときは表示されません。
直後の識別子と関連付け %> %> を挿入した部分後ろに続く文字列と切り分けます。
%> の記号が挿入された文字列は、
この %> 記号の直後の識別子が空のときは表示されません。

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最終更新:2013年02月28日 11:54