渋谷吉尾

渋谷吉尾(しぶやよしお)は、冬の民具輪かんじき作りの名人。


人物・エピソード


自分の生き方を持ち続ける渋谷爺は、自然や歴史への造形が深く、また、漢詩を楽しむ顔があった。



来歴

  • 1910(明治43)年12月7日、北海道黒松内町赤井川生まれ。
  • 大正15年、一家で樺太に移住し木材業を営むが、終戦により生まれ故郷の赤井川に戻り入植者として、牛を飼う生活が始まった。子供五人に恵まれ、妻のアイ子さんと、入植当時の家で暮らしていた。

  • 昭和53年頃から、民具・かんじきを残したい気持ちから、試行錯誤を重ね作り始めた、そして、渋谷式が完成する。山仕事や野良仕事、雪道づくり、自然散策とかんじきを必要としている人達は多かった、現在まで作り続けたかんじきは六千足を数えた。

  • 2003(平成15)年10月9日、92歳で死去。25年間に作ったかんじきは6,000足を超える。

受賞歴

はまなす国体記念スポーツ100選

平成元年、北海道で開催された「はまなす国体」。この大会を記念し、よりスポーツが盛んになるようにと国体事務局が募集したもので、道内各地のユニークなスポーツが、表彰された。当時主催していたTOMORROWが自ら応募し、「おおーいにスポーツ賞」の認定証が「かんじきソフトボール」に贈られた。

北海道まちづくり100選

平成4年、北海道と北海道新聞社、NHK札幌放送局が、道内の個性的で潤いのあるまちづくりに取り組んでいる市町村の事例を道民投票にて上位100選を選出。町民の応募などにより見事、「ブナ里かんじき再発見」が100選に選ばれた。同時に、「歌才自然の家と歌才森林公園」も100選に選ばれた。

エイジレス・ライフ実践者表彰

高齢を感じさせず、自由でいきいきと生活している方に贈られる「エイジレス章」に平成5年、「渋谷吉尾さん」が選ばれた。民具の伝承と、町おこしに貢献した活動が認められたものだが、渋谷倶楽部でも本当にこの章の名前にふさわし い人だなと実感したひとときだった。

内山賞特別賞

平成6年、北国の民具のかんじきづくりと伝承活動が認められた「渋谷吉尾さん」が優秀賞を受賞した。推薦人は、あの青沼稔さんである。留寿都村の故内山道博さんの地域おこしへの情熱を賛え、優れた地域おこし活動を行った個人又は団体を表彰する「内山賞」が平成5年に設立。第1回の特別賞に「渋谷吉尾さん」が選ばれた。

北のくらし大賞・優秀賞

平成5年より始まった「北のくらし大賞」。読売新聞北海道支社が主催するもので、北国の風土にあった豊かな生活文化や環境づくりに取り組んでいる個人や団体に贈られるもの。

地宝発見大賞

北海タイムス創刊50周年記念事業・北街道フェスタ'96を募集した平成8年、前期の地宝発見大賞に見事、「かんじきじいちゃん渋谷吉尾さんとかんじきソフトボール大会」が選ばれた。この賞は、「北海道のひと・もの・ことなどの分野で魅力あるとっておきを発掘」がテーマ、全道から応募推薦のあった56点の中から栄光を手にした。

関連項目


外部リンク






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最終更新:2008年01月27日 02:39
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