平行軸の定理(2008.11.27)

円柱(質量M,半径r,高さh)の側面に垂直な中心軸まわりの慣性モーメント

(1) 円板の中心を通り円板に平行な軸に関する慣性モーメントは,(1/4)mr^2
(2) 平行軸の定理 I=I_C+M{R_G}^2 ただし,I_Cは重心まわりの慣性モーメント,
                    Mは剛体の質量,R_Gは軸から重心までの距離
を用いる。
円柱の重心を原点として軸方向にx軸をとる。
座標xにおいて円柱を輪切りにして得られる厚さdxの円板について,質量dm=Mdx/h として,慣性モーメントは
dI = \frac{1}{4}dm\cdot r^2 + dm \cdot x^2
したがって,円柱全体について積分すれば
I = \frac{M}{h} \int_{-h/2}^{h/2} \left(\frac{1}{4}r^2+x^2\right)dx = M\left(\frac{1}{4}r^2+\frac{1}{12}h^2\right)

「平行軸の定理」は,こんなふうにこそ使うのだといまさらながら認識を新たにした。
定理右辺の第1項は重心まわりの自転の慣性,第2項は回転軸まわりの公転(重心運動)の慣性を意味している。

  • ありがとう!スバラシイと思います。 -- ひろき (2010-01-04 02:11:47)
  • 俺もスバラシイと思います。 -- こじま (2010-01-04 02:15:47)
  • ↑自演乙 -- 安藤 (2010-01-04 02:16:10)
  • お役に立ちましたでしょうか? -- Yokkun (2010-01-04 14:15:23)
  • わろた -- 名無しさん (2015-01-18 22:59:34)
  • 自演乙まで自演しててワロタ -- 名無しさん (2015-11-21 12:15:20)
  • 全然わかんねー -- 名無しさん (2019-08-03 15:20:58)
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最終更新:2019年08月03日 15:20
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