5月29日(金)

大和田さん
自己紹介展示の作品
→ピロティ外の野外に展示
土地の水平を計測する→まず水糸を張ってみたが、草で糸が見えない
→土地の2.5cmの傾斜を慣らして水平にする

造形大の学部を卒業
造形大のときの作品→『tana』
→棚を木材の伐採、製材するところからつくる
→造形大の裏山で講師同伴で木材を伐採、分割して木材を運搬
→彫刻棟、デザイン科の工房や機材を用いて手探りで生木を製材、なんちゃって角材
豆苗を育てたいという欲望があった、ならば棚から自分で作らなければいけないだろう、というので作る
実際に豆苗を作るプロジェクトを実施→写真で記録をとったが、写真ではなくドローイングで記録する事に
→野菜が育ったあとはサラダにして振る舞う、ゲリラ的なサラダパーティを催す
→解体した木材を用いてインスタレーションを制作→次は家をつくろうと思う

卒業制作
水がたたえられたプールと、八王子の山で譲ってもらった木材
本格的な家作りの工法、三又に滑車をつけ、クレーンなどもつくる
さらに八王子の山で杭をいただいて、1mの高床式の構造に、中心にぽっかりと穴があいているのが良いと思った
結果として中心が池になり、水漏れなどに対応しながら完成させる

最近の作品
つい四日前まで取り組んでいた作品
造形大の美術館脇に、卒業制作の廃材を再利用して7m50cmの山をたてた
またまた八王子から4t分の木材をいただき、高く積み上がった
自分が上りながら積み上げて行く作業、上れるならばそれだけ作りがしっかりしているということ

『水平』と『垂直』を意識して作品をつくっている
卒業制作は水平、造形大での展示は垂直

『水平』と『垂直』は、『重力』から出てくる概念、自然現象
自分は意図していなかったが、このキーワードが震災と重ね合わせてとらえられる事もあった

Q.手を動かして行くうちに結果として出てきたテーマ、次の制作に向けては? 佐藤先生
A.これまで野外での作品展示だったが、屋内での展示を考えている、自然の素材を屋内に持ち込むということ
Q.戦後、という言葉に次いで震災後、という言葉が出てきている。作品のスケールが変わっても
水平と垂直というテーマはいい
A.グローバルアートプラクティスの課程でパリの学生とともにパフォーマンスショーをつくる
今後変わることもあるかもしれない
Q.ファッションショーを制作するのか? 学生
A.まだ未確定なところがあるが、パフォーマンスとしているらしい
Q.棚から最近の作品の制作までの間の絵画科のカリキュラムとの関係性は? なぜ木を用いたのだろう 学生
A.2年生まで絵画科のカリキュラムに乗っていたが、つまらなかったので陶芸部に入った
陶芸部では土を触っていた。製材された木は、「なぜこうなっているのか」が分からない
制作の中で木をずっと用いたかった、木は扱うのが難しく、そのぐらいの制約が欲しかった
絵を描いているときの感覚が根底にあり、建築物を作っていてもそれはこびりついている
計算してつくるよりも、感覚的に作った方がむしろ安全に感じる
6/1から二十日間、パリでグローバルアートのカリキュラム



小野さんによる特殊メイクのワークショップ

傷メイクに特別必要な道具は
  • サードディブリー(傷がついたときに皮膚が盛り上がる部分、シリコン?)
→硬化するまで5分ほど、時間勝負
→モデルが動き回らない場合はワックスなどを使うが、今はだいたいサードディブリー
  • ドーラン
→昔の化粧品のにおいがする、普通にメイク落としで落とせる
  • スパチュラ
→造形用の金属製のコテのようなもの?

1.まず肌の油分を落とすためにアルコールで拭く
→当たり前の事だが、相手が痛かったり嫌な思いをしないように気をつける
2.混ぜた材料を皮膚の上に盛り上げ、傷の周りの皮膚を形作る
→スポンジでフチの部分を押さえ、テカリを押さえるのと皮膚のしわをつくる
3.暗めの色から順に塗り重ね、傷の深さを表現する
4.傷の周囲の皮膚の変色部分に色をのせ、なじませる
5.最後に滲んできた血を血のりで表現する
最終更新:2015年05月29日 19:10
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