vol.12 田中一平 Material Ability -素材力の編集- 6 > 16-6 > 26





ものを制作する上で、材料となる素材は作品と不可分に関係していく。「素材」について再考をする。その素材が持っている物理的特性、付随してくる意味性、与えられる美的感性をニュートラルに見つめ、どのような関係性が成りたちえるのか。今回は蝋(wax)を使用する。素材への想像を広げ、新たなイメージの切り口を探し出す。











「未題(Freezing the Sun)」
素材:パラフィンワックス、ガラス、ポジフィルム、電球

蝋のパネル内に太陽のイメージが写されたポジフィルムを入れる。一定間隔で点灯する電球により、白い蝋から透明の蝋に変わりイメージがたちあらわれる。
(インターバル:40分点灯、15分消灯)


















「未題(Glacier)」
素材:パラフィンワックス、ガラス、TVモニター、電球、鉄

蝋のパネル。電球の熱により、一部分だけが溶けて液状の透明状態になり、向こう側が可視化される。パネルの後ろにはTVモニターが配置され、研究室内がリアルタイムで映されている。熱によりつくられた穴を通して、のぞく、のぞかれる関係をつくる。点灯消灯はタイマーにより一定のインターバルでon、offされる。
(インターバル:40分点灯、15分消灯)







最終更新:2009年06月27日 13:22
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