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ドライブシャフトブーツ奮戦記」(2011/03/25 (金) 22:33:14) の最新版変更点

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#image(http://www14.atwiki.jp/tmdudc?cmd=upload&act=open&pageid=93&file=DSCN0992_R.JPG,width=400,height=300,left) 文章と写真とテキトーなイラストでお楽しみください。 *序章。  冬休み、毎年僕は河口湖で塾の合宿のバイトをしていたのですが、今年は塾 が吸収合併されたこともあり、採算性の悪化から中止になってしまいました。 大体僕の働く教育業界は定期休みになると収入が激減するので、このままでは 日々の飯どころかガソリンすら入れられなくなってしまう。 そこで、僕は温泉で泊まり込みのバイトをすることにしたんだ。下呂で。  下呂温泉に旅立つ前日、スタッドレスを履かせようとタイヤを外してみると、 ホイールの裏側に緑色のゲロのようなものがこびりついている。 だれだよこんなところでゲロしたナメック星人は…と思ってみてると、蛇腹の ドライブシャフトブーツが裂け、ホイールハウス全体にグリスが飛び散って ました。僕は見なかったことにして、下呂温泉に旅立った。 *第一章。  東京に帰ってきて、僕は早速ドライブシャフトブーツを発注した。 噂によると、「オールイン2ブーツ」なるものが、めちゃめちゃ伸縮性がある わりに、純正品と同じ程度に安いらしい。ここは自動車部たるもの、分割式 ブーツなるナンパなモノに頼るのでは無く、分解していっちょブーツ履き換え さしたろうと思った。 幸い僕は予備のドライブシャフトを持っているので、計画としては、車のやつ を外して、予備のドラシャを車につけて、外したやつを分解、ブーツの組つけ をしてやることにした。 一月某日、島忠でステンレスのパイプを買って、Lハンを延長してハブナットを を回そうとしたら、パイプがねじ曲がってしまた。1000円札に火をつけたような、 とっても悲しい気持ちになったが、幸い俺のハートにもついていたので、くじけ ることなく、自力でやり遂げることを決意し、阿部君にメールした。 「どらしゃこうかんするのたいへんだからてつだってよ」 *第二章 一月某日、僕は慈恵国領のガレージでドラシャ交換をすることにしたが、 まず、トランクにしまわれていた予備のドラシャを取り出して見ると、アウター ジョイントがガッチガチになっていた。 流石にこれはヤバイだろうと思って、まずこいつを分解洗浄することにした。 ドラシャの内部構造も実際解っていなかったので、勉強の意味も兼ねてバラし はじめた。Cリングの数々に手こずり、インナージョイントを外すのにも一苦労 であった。 グリスまみれになりながら、ようやくダイナミックダンパを外してアウターまで 到達。しかし、なぜだか解らないがアウタージョイントはもうガチガチになって いる。アウターをつけたままでは分解できないので、アウターを外すことにした。 内側からハンマーでコンコンとベアリングの受けをたたいてやるが、一向に外れ る気配がない。ネットで見ると、鉄パイプにシャフトを通して、アウターの所を パイプの断面に押し付け、地面にたたきつけると外れるとのこと。こんなんで 外れるかと思って試してみたらすげー楽にとれた。これは神だった。 こんなかんじ。 #image(http://www14.atwiki.jp/tmdudc?cmd=upload&act=open&pageid=93&file=DSCN1010_R.JPG,width=400,height=300,left) そんなこんなで、アウタージョイントまでバラせるようになったが、肝心の アウターの中身は固くなっていてどうにもこうにもばらせなくて、結局その日は そこであきらめて、インナー、アウター、シャフトバラバラにした状態で、新聞紙 にくるんで、お持ち帰りとなりました。 *第三章。 慈恵のガレージまでいって何もできなかったが、結構学んだことは多かった。 ドライブシャフトの構造がわかったから、あとは自分でもなんとかなるだろう。 国領のガレージからどさくさにまぎれて鉄パイプをパクってきたので、そいつで、 ここで起きた“体験”をポルナレフさんに解説してもらいましょう。 #image(http://dic.nicovideo.jp/oekaki/28335.png) い…いや… 体験したというよりは まったく理解 を超えていたのだが…… あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ! &sizex(5){「おれは ナットを回したと思っていたら} &sizex(5){レンチだけが回っていた」} な… 何を言っているのか わからねーと思うが  おれも 何が起きたのか わからなかった… (斜体部は上に傍点) 頭がどうにかなりそうだった… 催眠術だとか超スピードだとか そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ… #image(http://www14.atwiki.jp/tmdudc?cmd=upload&act=open&pageid=93&file=KC3R0004.jpg,width=400,height=300) ここでへこたれるようなら男ではない。すぐに車を足立の工具屋に走らせた。 工具屋のオジサンに相談したら、「インパクトしかないねぇ」と言われた。 そこにハンドインパクトレンチなるマニアックなツールが売っていたが、 6000円くらいしたのでヒヨった。 ってか、それよりも19sqのハンドルや、25.5sqのハンドルの方が強そうだけど、 それも少々値が張ったので、あきらめて、同じLハンドルを買ってきた。 ついでにシャフトブーツのバンドを巻くやつも買ってきた。鬼に金棒だ。 あとドレンワッシャね。あれホームセンターぼったくりすぎでしょ。 先ほどの失敗に懲りて、間にエクステンションを挟み、そこをジャッキで支え、 余計な力がかからないようにして、Lハンドルに力を掛けて、ハンマーでガンガン たたいて衝撃で回そうとしたが、全然回る気配がなく、力を掛けたらまたもやL ハンドルがぐにゃぁってなりそうになった。見たら10度くらいボックスが傾いて いた。そして赤石は考えることをやめた。 #image(http://www14.atwiki.jp/tmdudc?cmd=upload&act=open&pageid=93&file=KC3R0005.jpG,width=400,height=300,left) *第四章 赤石は帰宅すると、再び考えた。センターナットをどうしようか考えた。 もはやいかつい工具を買うしかないか…プロに頼むか… 悩んだ挙句、僕は関東マツダ新小岩の横山さんに電話した。 「一か所ナット緩めてほしーの(キャピ)」※ といったら、 「あー、(言ってる意味)よくわかんないから、とりあえず持ってきて」 と普通のリアクションをされた。まぁもちろん※のようなこと言ったわけは無く、 完全に話を面白くするために盛ったまでだが、大して面白くなっていないのは 愛嬌だ。 久しぶりに早起きしてマツダに持っていくと、快く引き受けてくれた。流石プロ というか、僕がコーヒーをすすっていたらあっさり緩んだ。 こんな厄介事押し付けて悪い気がしたので、罪滅ぼしにしちゃしょぼいが、部品を 発注したのであった。 ともかく、ハブナットは緩んだ。これで次のステップに行けそうだ。 *第五章 次の日曜日、作業を開始した。ここからはヘタなイラストで説明しましょう。 ハブナットはカシメずに締めてもらったので、すぐ緩んだ。 次にボールジョイントを外すっと・・・ やべー、タイロッドエンド外しちゃった。 #image(http://www14.atwiki.jp/tmdudc?cmd=upload&act=open&pageid=93&file=DSCN1008_R.JPG,width=400,height=300,left) まずった。ブーツの隙間からグリスもちょっと漏れたし。 ここですぐに付けておけばよかったものを、外したまま作業したため、ナックルの意外なまでの重さに苦戦したのであった。 ロアアームのボールジョイントを外して、ナックルをひっくりかえ・・・ タイロッドエンドが外れているため、ひっくり返せない・・・ ここで付けておけばよかった(略) サスペンションを外して抜くことにした。二度手間三度手間で泥沼化。 やっとのことでシャフトを引き抜き、そっからブーツの交換。 シャフトとインターミディエイトシャフトのところは結構固かったが、上手くタイヤレバーを使って引き抜いた。こんな感じで。 #image(http://www14.atwiki.jp/tmdudc?cmd=upload&act=open&pageid=93&file=DSCN1007_R.JPG,width=400,height=300,left) グリスまみれになることを覚悟して、「オカモト製ニトリル手袋パウダーフリー」を購入していたので、ピチッと装着する。気分は朝田龍太郎。 バンドをテンポ良く外して、ブーツを交換する。ここで問題が発生する。汎用品を利用したため、上手くブーツがかからず、バンドをしめこんでいくと、バンドがずれて外れてしまう。あまりしめこまずに済ました。 バンドがついたので、あとは戻していった。ハブ側にシャフトを入れるときに、固いので、ハンマーでブーツの付け根をコーーンコーーンと叩いて入れた。 すべてを組み込んだ時には日が暮れていたが僕は達成感で胸がいっぱいになっていた。 The end・・・ じゃなくてもうちょっとだけつづくんじゃよ *第六章 僕は帰ってきた後に少し不安になっていた。 緩く締めたバンドが外れていないか。 ハンマーでたたいた時に少しブーツが破れてはいないか。 こんな不安が有った状態で競技に集中できない。もう一度ばらして純正ブーツで組み直そう。そう思っていた。 その日は志水君と浅間台の練習に行った。浅間台でタイヤを外す機会があったので、ブーツの部分をみてみた。 破れとる・・・やはりハンマーでたたいた部分に小さな穴があいて、そこからグリスが噴き出していた。 家に帰ると、ちょっとしらべてみた。なんかアウタージョイント+グリス+ブーツ+バンド+スピンドルナット+ロックリングがセットで8000円らしい。このNKNというジョイント製造メーカーの強化ジョイントはジョイントカバーとインナーレースをボリブデン浸炭処理しているらしい。ふれこみといい、緑色のジョイントカバーといい、どっかで聞いたことがある代物だが、大人げないので一言だけ「これはきっといいものだ」 予備のジョイントも渋くなっているので、予備にアウタージョイントを組み直し、車体に取り付け、今付いているものを外して、予備についていたブーツを持ってきて組み直すことにした。 パーツサイクルという店で注文したが、入金の翌日に届き感動したので載せておく。 http://www.rebuilt.co.jp/ よし、これで完璧に修理ができる。シャフトをリフレッシュのついでにMTオイルの交換もしよう。完璧だ。 第七章 というわけで今日アウタージョイントの組付をしました。 ストレートでグリスも買ってきました。 インナージョイントは付属のグリスでなんとかして、アウタージョイントにはWAKO'Sの「ハイマルチグリース」を使うことにした。ピンク色で気持ち悪いなこれ。 左側を組つけました。 #image(http://www14.atwiki.jp/tmdudc?cmd=upload&act=open&pageid=93&file=DSCN0998_R.JPG,width=400,height=300,left) 右側は途中まで組つけました。 注意点として、僕の師匠とも言える前オーナーから教えて頂いたことだが、インナージョイントのベアリングの向きとスパイダの組を間違えずに組むこと、これは当たりがあるらしい。実際この間適当にやったやつをもっかい見てみたら、入り易さに違いがあった。あと、グリスはしっかり入れて、車に組つけた状態で空気を抜くのが良いらしい。 #image(http://www14.atwiki.jp/tmdudc?cmd=upload&act=open&pageid=93&file=DSCN0995_R.JPG,width=400,height=300,left) ストレートにこんなものを売っていたから買ってみた。その前にグリスガン買えよって話だが、細かいところに注入するのによいかなぁとか思ってね。 てかいま思ったが学校のス○ルスラボからパクッてくれば良かったと思った。 まぁ盗むのは犯罪だからね。コンプライアンス大事よね。冗談だよ。もちろん。 さて、次章ではしっかり組つけまでお伝えできればうれしいです。
#image(http://www14.atwiki.jp/tmdudc?cmd=upload&act=open&pageid=93&file=DSCN0992_R.JPG,width=400,height=300,left) 文章と写真とテキトーなイラストでお楽しみください。 *序章。  冬休み、毎年僕は河口湖で塾の合宿のバイトをしていたのですが、今年は塾 が吸収合併されたこともあり、採算性の悪化から中止になってしまいました。 大体僕の働く教育業界は定期休みになると収入が激減するので、このままでは 日々の飯どころかガソリンすら入れられなくなってしまう。 そこで、僕は温泉で泊まり込みのバイトをすることにしたんだ。下呂で。  下呂温泉に旅立つ前日、スタッドレスを履かせようとタイヤを外してみると、 ホイールの裏側に緑色のゲロのようなものがこびりついている。 だれだよこんなところでゲロしたナメック星人は…と思ってみてると、蛇腹の ドライブシャフトブーツが裂け、ホイールハウス全体にグリスが飛び散って ました。僕は見なかったことにして、下呂温泉に旅立った。 *第一章。  東京に帰ってきて、僕は早速ドライブシャフトブーツを発注した。 噂によると、「オールイン2ブーツ」なるものが、めちゃめちゃ伸縮性がある わりに、純正品と同じ程度に安いらしい。ここは自動車部たるもの、分割式 ブーツなるナンパなモノに頼るのでは無く、分解していっちょブーツ履き換え さしたろうと思った。 幸い僕は予備のドライブシャフトを持っているので、計画としては、車のやつ を外して、予備のドラシャを車につけて、外したやつを分解、ブーツの組つけ をしてやることにした。 一月某日、島忠でステンレスのパイプを買って、Lハンを延長してハブナットを を回そうとしたら、パイプがねじ曲がってしまた。1000円札に火をつけたような、 とっても悲しい気持ちになったが、幸い俺のハートにもついていたので、くじけ ることなく、自力でやり遂げることを決意し、阿部君にメールした。 「どらしゃこうかんするのたいへんだからてつだってよ」 *第二章 一月某日、僕は慈恵国領のガレージでドラシャ交換をすることにしたが、 まず、トランクにしまわれていた予備のドラシャを取り出して見ると、アウター ジョイントがガッチガチになっていた。 流石にこれはヤバイだろうと思って、まずこいつを分解洗浄することにした。 ドラシャの内部構造も実際解っていなかったので、勉強の意味も兼ねてバラし はじめた。Cリングの数々に手こずり、インナージョイントを外すのにも一苦労 であった。 グリスまみれになりながら、ようやくダイナミックダンパを外してアウターまで 到達。しかし、なぜだか解らないがアウタージョイントはもうガチガチになって いる。アウターをつけたままでは分解できないので、アウターを外すことにした。 内側からハンマーでコンコンとベアリングの受けをたたいてやるが、一向に外れ る気配がない。ネットで見ると、鉄パイプにシャフトを通して、アウターの所を パイプの断面に押し付け、地面にたたきつけると外れるとのこと。こんなんで 外れるかと思って試してみたらすげー楽にとれた。これは神だった。 こんなかんじ。 #image(http://www14.atwiki.jp/tmdudc?cmd=upload&act=open&pageid=93&file=DSCN1010_R.JPG,width=400,height=300,left) そんなこんなで、アウタージョイントまでバラせるようになったが、肝心の アウターの中身は固くなっていてどうにもこうにもばらせなくて、結局その日は そこであきらめて、インナー、アウター、シャフトバラバラにした状態で、新聞紙 にくるんで、お持ち帰りとなりました。 *第三章。 慈恵のガレージまでいって何もできなかったが、結構学んだことは多かった。 ドライブシャフトの構造がわかったから、あとは自分でもなんとかなるだろう。 国領のガレージからどさくさにまぎれて鉄パイプをパクってきたので、そいつで、 ここで起きた“体験”をポルナレフさんに解説してもらいましょう。 #image(http://dic.nicovideo.jp/oekaki/28335.png) い…いや… 体験したというよりは まったく理解 を超えていたのだが…… あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ! &sizex(5){「おれは ナットを回したと思っていたら} &sizex(5){レンチだけが回っていた」} な… 何を言っているのか わからねーと思うが  おれも 何が起きたのか わからなかった… 頭がどうにかなりそうだった… 催眠術だとか超スピードだとか そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ… #image(http://www14.atwiki.jp/tmdudc?cmd=upload&act=open&pageid=93&file=KC3R0004.jpg,width=400,height=300) ここでへこたれるようなら男ではない。すぐに車を足立の工具屋に走らせた。 工具屋のオジサンに相談したら、「インパクトしかないねぇ」と言われた。 そこにハンドインパクトレンチなるマニアックなツールが売っていたが、 6000円くらいしたのでヒヨった。 ってか、それよりも19sqのハンドルや、25.5sqのハンドルの方が強そうだけど、 それも少々値が張ったので、あきらめて、同じLハンドルを買ってきた。 ついでにシャフトブーツのバンドを巻くやつも買ってきた。鬼に金棒だ。 あとドレンワッシャね。あれホームセンターぼったくりすぎでしょ。 先ほどの失敗に懲りて、間にエクステンションを挟み、そこをジャッキで支え、 余計な力がかからないようにして、Lハンドルに力を掛けて、ハンマーでガンガン たたいて衝撃で回そうとしたが、全然回る気配がなく、力を掛けたらまたもやL ハンドルがぐにゃぁってなりそうになった。見たら10度くらいボックスが傾いて いた。そして赤石は考えることをやめた。 #image(http://www14.atwiki.jp/tmdudc?cmd=upload&act=open&pageid=93&file=KC3R0005.jpG,width=400,height=300,left) *第四章 赤石は帰宅すると、再び考えた。センターナットをどうしようか考えた。 もはやいかつい工具を買うしかないか…プロに頼むか… 悩んだ挙句、僕は関東マツダ新小岩の横山さんに電話した。 「一か所ナット緩めてほしーの(キャピ)」※ といったら、 「あー、(言ってる意味)よくわかんないから、とりあえず持ってきて」 と普通のリアクションをされた。まぁもちろん※のようなこと言ったわけは無く、 完全に話を面白くするために盛ったまでだが、大して面白くなっていないのは 愛嬌だ。 久しぶりに早起きしてマツダに持っていくと、快く引き受けてくれた。流石プロ というか、僕がコーヒーをすすっていたらあっさり緩んだ。 こんな厄介事押し付けて悪い気がしたので、罪滅ぼしにしちゃしょぼいが、部品を 発注したのであった。 ともかく、ハブナットは緩んだ。これで次のステップに行けそうだ。 *第五章 次の日曜日、作業を開始した。ここからはヘタなイラストで説明しましょう。 ハブナットはカシメずに締めてもらったので、すぐ緩んだ。 次にボールジョイントを外すっと・・・ やべー、タイロッドエンド外しちゃった。 #image(http://www14.atwiki.jp/tmdudc?cmd=upload&act=open&pageid=93&file=DSCN1008_R.JPG,width=400,height=300,left) まずった。ブーツの隙間からグリスもちょっと漏れたし。 ここですぐに付けておけばよかったものを、外したまま作業したため、ナックルの意外なまでの重さに苦戦したのであった。 ロアアームのボールジョイントを外して、ナックルをひっくりかえ・・・ タイロッドエンドが外れているため、ひっくり返せない・・・ ここで付けておけばよかった(略) サスペンションを外して抜くことにした。二度手間三度手間で泥沼化。 やっとのことでシャフトを引き抜き、そっからブーツの交換。 シャフトとインターミディエイトシャフトのところは結構固かったが、上手くタイヤレバーを使って引き抜いた。こんな感じで。 #image(http://www14.atwiki.jp/tmdudc?cmd=upload&act=open&pageid=93&file=DSCN1007_R.JPG,width=400,height=300,left) グリスまみれになることを覚悟して、「オカモト製ニトリル手袋パウダーフリー」を購入していたので、ピチッと装着する。気分は朝田龍太郎。 バンドをテンポ良く外して、ブーツを交換する。ここで問題が発生する。汎用品を利用したため、上手くブーツがかからず、バンドをしめこんでいくと、バンドがずれて外れてしまう。あまりしめこまずに済ました。 バンドがついたので、あとは戻していった。ハブ側にシャフトを入れるときに、固いので、ハンマーでブーツの付け根をコーーンコーーンと叩いて入れた。 すべてを組み込んだ時には日が暮れていたが僕は達成感で胸がいっぱいになっていた。 The end・・・ じゃなくてもうちょっとだけつづくんじゃよ *第六章 僕は帰ってきた後に少し不安になっていた。 緩く締めたバンドが外れていないか。 ハンマーでたたいた時に少しブーツが破れてはいないか。 こんな不安が有った状態で競技に集中できない。もう一度ばらして純正ブーツで組み直そう。そう思っていた。 その日は志水君と浅間台の練習に行った。浅間台でタイヤを外す機会があったので、ブーツの部分をみてみた。 破れとる・・・やはりハンマーでたたいた部分に小さな穴があいて、そこからグリスが噴き出していた。 家に帰ると、ちょっとしらべてみた。なんかアウタージョイント+グリス+ブーツ+バンド+スピンドルナット+ロックリングがセットで8000円らしい。このNKNというジョイント製造メーカーの強化ジョイントはジョイントカバーとインナーレースをボリブデン浸炭処理しているらしい。ふれこみといい、緑色のジョイントカバーといい、どっかで聞いたことがある代物だが、大人げないので一言だけ「これはきっといいものだ」 予備のジョイントも渋くなっているので、予備にアウタージョイントを組み直し、車体に取り付け、今付いているものを外して、予備についていたブーツを持ってきて組み直すことにした。 パーツサイクルという店で注文したが、入金の翌日に届き感動したので載せておく。 http://www.rebuilt.co.jp/ よし、これで完璧に修理ができる。シャフトをリフレッシュのついでにMTオイルの交換もしよう。完璧だ。 第七章 というわけで今日アウタージョイントの組付をしました。 ストレートでグリスも買ってきました。 インナージョイントは付属のグリスでなんとかして、アウタージョイントにはWAKO'Sの「ハイマルチグリース」を使うことにした。ピンク色で気持ち悪いなこれ。 左側を組つけました。 #image(http://www14.atwiki.jp/tmdudc?cmd=upload&act=open&pageid=93&file=DSCN0998_R.JPG,width=400,height=300,left) 右側は途中まで組つけました。 注意点として、僕の師匠とも言える前オーナーから教えて頂いたことだが、インナージョイントのベアリングの向きとスパイダの組を間違えずに組むこと、これは当たりがあるらしい。実際この間適当にやったやつをもっかい見てみたら、入り易さに違いがあった。あと、グリスはしっかり入れて、車に組つけた状態で空気を抜くのが良いらしい。 #image(http://www14.atwiki.jp/tmdudc?cmd=upload&act=open&pageid=93&file=DSCN0995_R.JPG,width=400,height=300,left) ストレートにこんなものを売っていたから買ってみた。その前にグリスガン買えよって話だが、細かいところに注入するのによいかなぁとか思ってね。 てかいま思ったが学校のス○ルスラボからパクッてくれば良かったと思った。 まぁ盗むのは犯罪だからね。コンプライアンス大事よね。冗談だよ。もちろん。 さて、次章ではしっかり組つけまでお伝えできればうれしいです。

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