ゲーム情報番組系バラエティヒーロー】カテゴリです。
ここでは、『ゲームセンターCX』(2003.11~・フジテレビ721→フジテレビTWO)に登場するバラエティヒーローを取り上げます。

※当初はゲームクリエーターとのインタビューが主だったが、現在は難関ゲームをよゐこ・有野晋哉さんがクリアしていくというチャレンジ番組になっている。また、当時相方の濱口優さんの陰に隠れがちだった有野さんの人気が急上昇した要因でもある。

有野課長(有野晋哉〈よゐこ〉)
役職遍歴 主任(第1シーズンSPまで)→課長代理(第2~第3シーズンまで)→課長(第4シーズン#4まで)→主任(第4シーズン#5)→課長(第4シーズン#6~)
この番組のメインである『株式会社ゲームセンターCX』の社員(という架空設定)。
緑の作業服に身を包み頭に冷えピタがトレードマーク。
毎回、難解なゲームにチャレンジし視聴者にEDを見せるのが目的である。
得意なジャンルはパズル。反面シューティング系を苦手とする。
当初は主任であったが第2シーズン開始から課長代理に昇進、その後第3シーズンでチャレンジした全ゲームをギブアップせず解いたことから課長に昇進。
しかし、続く第4シーズンで『ウルトラマン』、『ファイナルファイト』、『高橋名人の冒険島』、『アクトレイザー』の4作を続けてギブアップした失態により主任に降格、その次の回で行った『クイズ殿様の野望』を無事にクリアしたことにより再び課長に返り咲いた。

王様(CG)
挑戦の合間合間で有野課長に突っ込みを入れるドット絵風のキャラクター。
RPG風の会話画面でしゃべるため声優はいない。
番組の最後にパスワード風の呪文(これがコメントテロップになっている)を話しこれを公式HPのパスワードページに入力すると、有野課長がその回で挑戦したソフト(サイン付き)と名刺のセットに応募できる。
女王様(CG)
王様の奥さん。シーズンによっては彼女がコメントをすることがある。
王子様(CG)
主にDVDで登場。舌足らずな口調でしゃべる。
ブラックサターン(CG)
第6シーズンで登場した悪の化身。有野課長にEDを見せなくさせるため女王様をさらった。
第6シーズンの勝ち越しが決定した際発生した光を受けて消滅。
ドクロキング(CG)
王様がブラックサターンの魔法で洗脳された姿。第6シーズンのコメント担当。
第6シーズンはEDをたくさん出して王様を戻すことが目的である。
ブラックサターン消滅と同時に元に戻る。
第7シーズン#9『クロックタワー』編ではホラーゲームということもあり、王様が途中でいきなりドクロキングに変身する。

★歴代AD&スタッフ

※有野さんをサポートするAD達。彼を支える影の主役でありまたギブアップ時のEDを出す担当でもある。
初代AD東島(東島真一郎)
  • あだ名=でもどり(第3~4シーズン)
公式上(この前に1回だけ登場したADがいる)の初代AD。
ゲームの腕は並だが、難しいテクニックを伝授し成功させるいわゆる“できるAD”。
第2シーズン第1回で映画監督を目指し渡米(ただし同シーズン最後のソフト『スーパーマリオブラザーズ3』では特別参加)、第3シーズン最終回(ゼルダの伝説~神々のトライフォース~)で復帰。
その後第4シーズンでAPとして参加した後再び映画業界に出戻りしてしまった (その後第6シーズン『ハテナ?の大冒険』で、殿様の野望参加の腕を変われ助っ人として参加)。
2代目AD笹野(笹野大司)
  • あだ名=有野のお助けメカ
第2シーズンのEDから登場した2代目AD。大阪出身で端正な顔立ちの現代っ子。
その緻密な戦略の高さから有野さん曰く「最も頼れる助っ人」と評価されている。
手汗をかきやすい性質らしく助っ人後、有野さんにコントローラーを返す際、コントローラーがヌチャとしていることが多々とあった。
第3シーズンでディレクターに昇進、しかし第4シーズン終了後、人事異動で大阪の勤務になってしまった。
なお、第6シーズン第4回後半『レッドアリーマーII』で久々に参加している。
3代目AD浦川→D浦川(浦川瞬)
  • あだ名=うそ川, CXの出来杉くん
第3シーズンより登場の博多出身の現職AD。「1機やらしてもらって、よかですか?」など名言を生んだ。
当初ゲーム暦はゼロに等しかったがセンスは高く挑戦ゲームの中で5本の指に入る難易度を誇った『高橋名人の冒険島』を監禁状態で28時間かけてクリアした腕前を誇る。
また、ガセネタ情報を仕入れることが多く有野課長から“うそ川”と呼ばれたこともある。
第5シーズン以降はチーフADに昇格したため出番が減った。
第6シーズンにおいて番組を卒業したことが公式HPの有野課長の日記で明らかになった。
その後、2008年にめでたく結婚した上ディレクターに昇格し、第10シーズンよりディレクターとして番組に復帰している。
表立って出ることは少ないが自身の初ディレクター作である番外編『ロックマン9 野望の復活!!(後編)』(Wiiのみんなのニンテンドーチャンネルで配信)や『ゆうゆのクイズでGO!GO!』(#72)で短時間ながら久しぶりに助っ人として参加した。
4代目AD井上(井上侑也)
  • あだ名=イノコMAX
浦川さんと同じく博多出身のAD。学生プロレスに打ち込んでいたことから有野さんから当時のリングネーム“イノコMAX”と呼ばれている。
腕前は前任の3人と比べると低く悲壮感漂うBGMにあわせて登場するといった弄りが目立ったが、
次第にゲームの腕を上げていき、第6シーズンの『マイティボンジャック』では遂にゲームの腕前が有野さんを上回る場面も見せた。また『ハテナ?の大冒険』ではなぞなぞが得意であるという面も見せた。
第6シーズンにおいて番組を卒業したことが公式HPの有野さんの日記で明らかになった。
第13シーズンで番組に復帰した。
カメラマン阿部(阿部浩一)
リーゼントで現役の走り屋である元ヤンのカメラマン。
クイズ関係の挑戦の際はバイク、車関係&映画&グルメの知識で有野課長を助ける。
浦川さん、イノコMAXさんの2人と同じく博多出身で有野課長は3人のことを総称して『博多枠』と呼んでいた。そのため、5代目ADの高橋さんが宮城出身と聞いたとき「博多枠なくなったな~」と発言していた。
怖そうな見た目とは裏腹に意外と多彩な一面を持ちクリスマス生放送SPでは博多名物のモツ鍋(通称:『アベ鍋』)やちゃんぽんを披露し有野課長やスタッフを驚かせたほか、CXのゲーム企画会議において1週間かけて書いたという《つっぱり大名*1》なるキャラをプレゼンし素人離れした完成度で周囲を驚かせた。

●5代目AD高橋(高橋佐知)
  • あだ名=CXのカプセル怪獣 {#1(※この回がウルトラセブンだったことにちなみ)}, 名人
3代目の浦川さん、4代目のイノコMAXさんに代わり(現段階で語られていないが卒業したらしい)、
第7シーズンから有野課長のサポートを担当するAD。歴代のADとしては初の女性ADで宮城県の出身。
腕前はゲーム未経験者ながらロケハンに参加するなどしており、能力的にも初代AD東島さんと並ぶできるAD。
第7シーズン第1回目挑戦ソフト『ウルトラセブン』ではそのセンスで、ステージ11の強敵パンドンを撃破し有野課長を助けた。
第7シーズン2回目の挑戦ソフト『ロックマン』において有野課長から“名人”と言うあだ名をいただく。
これはおそらくハドソンの高橋名人に引っ掛けている物と思われる。
また、第7シーズン#3『ワギャンランド』において連続ジャンプなどの説明をする際、非常に絵が下手だったため有野課長から「歴代ADの中で最も絵心がない」といわれてしまった。
その後第7シーズン第8回『超魔界村』において、教師を目指す(実は教員免許を持っている)ため番組を卒業。
正式出演回数4回という異例のスピード降板となった。
その後、生放送スペシャルでたびたび電話&VTR出演をしており、’09年8/29・30放送の24時間生挑戦SPで教員試験を受けていることが明らかになった。

6代目AD鶴岡(鶴岡丈志)
第8シーズン#1『カイの冒険』より参加のAD。年齢は初登場時26歳であるが、かなりの老け顔。
茨城大学理学部卒業のAD初の理系出身者。ステージクリアのために15時間かけてジオラマを用意するなど熱心な様子。
登場音楽は理系なのでクラシック。丁寧かつ確実なサポートをする。
眼鏡を外すと小池徹平さんに似ていると言われるらしいが有野課長から、眼鏡をとった姿は森三中の黒沢かずこさんに似ているとイジられる。彼の最大の弱点はプレッシャーに弱いのか重要局面でのミスが多いこと。
  • 例1: 第8シーズン第3回『ビックリマンワールド』のラスボス用に魔法を集めていたが、有野課長がトイレに行っていた間、焦りからかコンテニューをミスしてしまい挑戦2日目突入が決定してしまった。
    この時非常に悪いことをしたと思ったのかミスしたときに頭を抱えていた上、2日目開始時も平謝りの状態だった。
  • 例2: クリスマスSP『カイの冒険』の最終面において有野課長を誘導していたが、間違って下の階へ降りてしまうアイテムまで誘導してしまった。しかしこのときはそうなる前にリセットを押したため何とか事なきを得た。
第8シーズン終了時に番組を卒業しており、その後、’08年末におこなわれた握手会において、ビーワイルド(CXの製作会社)を退社していたことが発覚した。
24時間テレビでVTR出演をした際の当人の言葉によると、現在はストリートミュージシャンとして活躍しているとのこと。
7代目AD中山→AP中山(中山智明)
前任の鶴岡さんに代わり新たに配属となったAD。
人見知りが激しい性格で、よく頭を下げてばっかり (そのとき決まって、課長いわく「ポンコロン」という効果音が入る)。
腕前のほうは最初のころは菅P曰く『やきもきプレイ』といわせるほど微妙。
初戦となる第9シーズン#1『ソニック・ザ・ヘッジホック』では初日のラストプレイで足を引っ張り、2日目が決定。
挑戦2日目ではコンテニューと残機を大量に用意していたが、グッドEDに必要なアイテムをとり忘れるというミスを犯している(一応、この後に責任をとってグッドEDは出した)。
しかし、その後、間があったからか一転して腕前を開花(実は2回目の収録当日に課長が入院、結果約1ヶ月ほど収録がなかった)、復帰戦となる『暴れん坊天狗』や
第9シーズンラストの『ドラゴンスレイヤーIV』の好サポートや、第10シーズン初回の『ドラゴンボール神龍の謎』で挑戦失敗した有野課長に代わりEDを見せるなど高い実力を見せる。
また、格闘ゲームが大得意で『たまゲー』のロケで全クリをして見せるなど実はかなりの腕前。
なお、意外なことにアメリカへの留学経験がある。
しかし、本人が人見知りが激しいため英語が話せるかというと特別編『今、ゲームセンターCXが熱い!』での有野課長の通訳を見る限り微妙である (ちなみに同番組でインタビューを受けた東島はかなりペラペラだった)。
第10シーズンの最終回を最後にADを卒業することが本人の口から明かされ、有野課長が最後にはなむけの言葉を送った。
なお、この回の挑戦ゲームは格闘ゲーム好きの彼が推薦していたソフト『餓狼伝説スペシャル』であった。
が、卒業ではなく実際はAPに出世しただけで現在もたびたび課長の補佐として姿を見せている。
なお、24時間生放送SPではエンディングテーマ『ラストコンテニュー』を歌っている。

構成作家岐部(岐部昌幸)
  • あだ名=岐部君、火の鳥
CXの構成作家。古いハードに詳しく闇に埋もれたハードを発掘する“ハードのエースが出てこない(第5シーズン)”や任天堂の元祖携帯ゲーム機『ゲーム&ウォッチ』の紹介をする“ゲーム&ウォッチほっとけないよ(第7シーズン)”の解説役や、2大メインコーナーの1つ“たまに行くならこんなゲームセンター”での有野課長の対戦役などを務める。
たまに“有野の挑戦”の挑戦ゲームを進めるもそのほとんどが地味で『火の鳥 鳳凰編~我王の冒険~(第3シーズン#6)』を薦めた際、一時期火の鳥というあだ名をつけられた。
プロデューサー菅(菅剛史)
製作プロデューサーであるが『有野の挑戦』のナレーターやイベント関連の司会も兼任している。
音声須田(須田祐一郎)
  • 愛称=須田ちゃん
CXの音声。『スーパーマリオワールド(第3シーズン#7・8)』で有野課長が説明書をソフトに接触させて壊した際、1人冷静にドライバーでソフトの接触端子を削って掃除するという荒業でソフトを復活させた。
その後、”ハードのエースが出てこない”ではハードの接続役を担当。
高尾山在住のため有野の挑戦の収録が長引いた際、大体強制終了(ギブアップor延長)の基準(終電の時間。通称:須田時間)となる。
整音谷澤(谷澤宗明)
  • 愛称=タニー
番組の整音スタッフ。
第4シーズンの企画である“ウラワザジェットストリーム”で有野課長に視聴者からのリクエストはがきを渡す役。
無口であるがゲームショーなどのイベントの物販スペースでよくお客さんの整理をしている。
第7シーズン第9回『クロックタワー』ではこのゲームのファンだった為、緊急でこの回のみの助っ人として参加。有野課長をグッドEDまで導いた。
野田元マネージャー(野田大輔)
  • あだ名=ブランカ野田
有野課長のマネージャー。『ストリートファイターII』がらみのときは毎回登場する。
特にブランカの扱いがうまく、“有野の挑戦”でストIIにチャレンジした際(第6シーズン#1)はダルシムを使う有野課長を*2、第7シーズン#1で放送されたたまゲー(めちゃイケのSPで行われた鈴木紗理奈さんへのドッキリの一環で行われたロケ)では春麗を使う紗理奈さんを倒した。
『~クイズでGO!GO!』の回での冒頭のコメントにおいて、異勤になることを視聴者に明かされた。
構成・企画酒井(酒井健作)
岐部さんと並ぶ番組のブレーン。普段は顔見せする事はないが、『ビックリマンワールド』の回で登場。
自身自慢のビックリマンシールのコレクションを有野課長に提供した。
演出藤本(藤本達也)
クリスマスSPの企画会議で登場。紹介がなかったため有野課長に「誰!?」と突っ込まれた。細い目を持つ。

8代目AD江本(江本紘之)
  • 愛称=エモヤン
第11シーズンより中山さんの後任として就任した新人AD2人組の男性のほう。
初登場時は挨拶だけでその後も有野課長が好調で出番が無かったが、『ロックマン3』からアドバイザーとして登場。
有野課長からは“エモヤン”というニックネームで呼ばれている。
腕前は『源平討魔伝』では有野課長に龍の攻略法を伝授する等そこそこ高い。

8代目AD伊藤(伊藤茜)
江本さんと同時に8代目ADとなった人物で高橋さん以来久方ぶりの女性AD。大概江本さんに付いて登場することが多い。
口数がとにかく少なく表立ってサポートに回った事がなく、ゲームの実力は未知数。
しかし、たまに独り言でヒントを口に出してしまう事があり、有野課長を助ける場合がある。
また、『パンチアウト』では手書きのイラストでヒントを出しており、そのイラストは視聴者プレゼントとして扱われた。

AD渡邊(渡邊優子)
  • あだ名=カービィ
東島さんたちとは違い影でありの有野課長をサポートするADの1人。
たまゲーで有野課長に呼び出されて以降、同企画の準レギュラーとして登場する。
ふくよかな体系かつかなりの食いしん坊でビーワイルドのブログで食べ物の話題ばっかり書いたり、24時間生放送で食べ物を持って現れたり有野課長が預けた食べ物を勝手に食べたりしている。
そんなキャラだから有野課長から『カービィ』(任天堂の人気ゲームの主人公。かなりの大食感)と呼ばれている。

9代目AD片山(片山雄貴) {#101~}
  • あだ名=片きんくん
表として出てきているADとしては9代目。
第13シーズンの『ゴルゴ13第一章 神々の黄昏』の回から登場。

★(株)ゲームセンターCX興業特命課捜査室

※ネットで公開されているゲームセンターCXのスピンオフ番組。
最新ゲームを捜査室の社員が数回に分けてレポートするという内容。

特命課捜査室社員加藤(加藤統士〈うなぎ〉)
フジ公式サイトで放送されているCXのスピンオフ番組『(株)ゲームセンターCX興業特命課捜査室』に登場する人物で、有野課長の部下という設定。
毎回さまざまな最新ゲームを体を張ってレポートする。

★今、ゲームセンターCXが熱い!

※2009年2月17日に地上波で放送された番組で、番組発のソフト『~有野の挑戦状2』の宣伝をかねた番組。
内容は外国のニュース番組風になっている。

◆GCCジャーナルリポーター(セドリック・オリビア/日本語音声:菅剛史)
番組内で有野課長(&通訳AD中山)と初代AD東島さんにインタビューをした人物。
本編内では外国語でインタビューするリポーターに菅Pが吹き替えをしたものが使われたが、
実際のリポーター役の人物は日本語ペラペラである。

  • 情報提供 : ブベンボーさん, 普通ですさん
最終更新:2010年11月05日 23:52

*1 なお、このキャラはニンテンドーDSソフト『ゲームセンターCX~有野の挑戦状~』内ゲーム『からくり忍者ハグルマン3』のボスキャラとして採用されている。

*2 ※エンディングを見せたのだが尺があまってしまったため急遽、有野課長VS浦川さん、イノコMAXさん、岐部君、阿部さん、野田さんの5人と戦う総当たり戦が行われた。ちなみにこの総当たり戦で負けたため挑戦は失敗扱いになった