アニメコンプレックス・バラエティー
アニメコンプレックス・バラエティーとは、バラエティ番組とアニメ番組両方の特性を兼ね備えた形式である。
番組の半分はアニメ、もう半分は実写バラエティーという内容になっていることがあるが、番組により比率が異なる場合がある。
アニメコンプレックス・バラエティー黎明期におけるアニメパートはコントバラエティーと相性が良いギャグ・コメディものが多かったが、近年は子ども視聴者層の興味を集めやすいホビーアニメや、深夜枠ではアニメファン向けに声優出演によるコーナーを含有したものも見られる。
現在のアニメコンプレックス・バラエティーの主流おもいえる、アニメ作品とお笑いタレントによる実写バラエティー形式は、テレビ東京『おはスタ』から派生した『ギャグコロスタジオ』からで、時間帯を移しての『おはコロシアム』が、小学館『コロコロコミック』連載作品が原作の人気とバラエティパートにおける芸人の人気の相乗効果により、完全にアニメコンプレックス形式を定着することに成功した。
同局の『週刊ポケモン放送局』では、回によって、『ポケットモンスター』のアニメ再放送と実写バラエティーのいずれかになっていて、のちの1時間番組化した『ポケモン★サンデー』(前半アニメパート、後半バラエティー及びゲーム情報パート)につながっている。
バラエティ番組扱いとなっている実写パートを含むギャグアニメでは、フジテレビ『FNS地球特捜隊ダイバスター』があり、同局の『トリビアの泉』などの無駄知識要素を重点に置いている。
NHK教育『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』は、本来の子ども層以外の萌えアニメファンに対しての成功例で、アニメパートと実写パートの相乗効果の影響が大きいと思われる。
日本に輸出された海外アニメでは、テレビ愛知『トランスフォーマーアニメイテッド』で“音仏一家”という日本独自のバラエティーパートが追加された例が見られる。
教育番組要素を含んだアニメ+実写作品
教育番組要素を含んだアニメ作品としては、TBS『まんがはじめて物語』が代表格で、各回の前半とラストが女性タレントと人形操演による実写パートで、様々なものの由来となる旅パートがアニメとなっている。このシリーズは『まんがはじめて面白塾』まで連綿と続いたシリーズとなりました。
実写+アニメによるドラマ・特撮作品
日本におけるドラマ及び特撮作品にアニメを混入させた形式は、TBS『コメットさん』が代表例で、特撮演出のひとつとしてセル画アニメやクレイアニメを導入している。
もう一つは『恐竜探検隊ボーンフリー』(NET〈現・テレビ朝日〉)から始まった、人物がアニメでメカニックや恐竜が実写で表現されている円谷プロ制作の『恐竜シリーズ』があり、それにヒーローものの要素を加えた『恐竜大戦争アイゼンボーグ』(東京〈現・テレビ朝日〉)では、巨大ヒーロー・メカ・怪獣及び怪人が実写で表現されている。
特撮以外のドラマでは、『豆腐姉妹』(WOWOW)があり、次女がアニメキャラとなっていて、主演・吉高由里子さんが声を当てていて、実写キャラの長女・三女ともに演じている。
参考HP
最終更新:2010年09月12日 22:49