個体値

「個体値」はそのポケモンが持つ強さの素質のようなものです。
同種族のポケモンを何匹も捕まえるとステータスが異なるのは個体値によるもので、人間で言う才能のようなものです。種族が同じでも個体値は違います。
また、めざめるパワーの威力とタイプはこの個体値によって決まります。

全てのポケモンは6つのステータスそれぞれに「0~31の数字」が割り振られていて、同じ種族の中で比べると、この数値が高いポケモンが強いといえます。

ただし、必ずしも高ければいいわけではなく例外もあります。
  • 「HP」が低いと、調整のための努力値を少なく抑えられる場合がある。
  • 「攻撃」が低いと、混乱で自分を攻撃した場合に受けるダメージが低くなる。
  • 「素早さ」が低いと、あえて後攻を取りたい場合に有利で、「ジャイロボール」の威力が上がったり、「トリックルーム」中には素早く行動できたりします。後攻になりやすくなると、後攻になることでメタルバーストを受けない、同時に場に出た場合に自分の天候変更特性を優先させることができる、しっぺがえしの威力が2倍になる、身代わり+気合パンチのコンボが使いやすくなる、相手の出方を見てからバトンタッチ、とんぼ返りで交代できたりします。
  • 意図的に「特防」>「防御」となる個体を選ぶ事によって特性「ダウンロード」の対策をする(実際には努力値で調整する事が多くなりますし、稀に物理技で攻撃される事もあります)

以上のケースを除けば全ての個体値が31であるポケモンが理論上は最適です。
低い方が有利であるステータスは0or各自調整、めざめるパワーの性能が目的なら30or31(低くする必要がある場合は2or3)のポケモンが最適になります。
ですが、実際に全ての個体値が31であるようなポケモンを手に入れるのは確率上、また現実的に不可能と言われていますので、ある程度の妥協も必要になってきます。

「個体値の高いポケモンを見つけるにはどうしたらいい?」という人は
種族値・個体値・努力値って何?/個体値の高いポケモンのさがしかたをみましょう。

また、エメラルドやプラチナでは個体値を教えてくれる人が登場します。
ただし数値ではなく、あくまで目安ですが、31が一つ以上あることを確定させる場合には便利です。
最終更新:2008年11月21日 17:28