UTICA(ウチカ)は内池急行が導入しているIC乗車券である。ここでは内池急行が発売している磁気カード「スピードカード」も同列に扱う。

概要

2008年3月1日サービス開始。同時に西内池鉄道ではSAICAが、内池市交通局ではIC-SuBusのサービスが開始された。
なお内池市交通局のSuBus(サバス)についてはSuBusカード時代からの名称で地下鉄(Subway)とバス(Bus)の造語である。
2000円(デポジット500円)で各駅の券売機で発売。チャージは500円ごとであるが内池急行の券売機では10円単位のチャージが2015年3月より可能となった。利用可能社局は次の通り。
内池急行(UTICA)・西内池鉄道(SAICA)・内池市交通局(IC-SuBus)・内急バス・西電バス・横江バス・内北バス・加石交通・柴田交通・堀北バス・甘南備バス・倉交バス・平電バス・上内自動車・うちなんバス・瀬名交通・西彩市交通部(西彩市バス)・内急フェリー(乗船券購入)・西内池フェリー(乗船券購入)・内池港フェリー・内池高速バス
なお交通・物販ともにフェリーも含めIC-SuBusやMinaca、Minacaと相互利用できるICカードとの相互利用が可能である。チャージ限度金額も2010年より5万円に拡充された。
なおUTICAの裏技としてあまり知られていないが乗り越し精算の際に差額分のみをチャージすることも可能である。また切符や回数券の乗り越しにも使うことができる。なお横江バスや内池高速バス、内北バスなどでは高速バスでの乗車券お支払も可能である。
なお2015年3月より西内池鉄道ではSAICAをUTICAに移行した。

電子マネー

電子マネーとしての機能も充実している。駅の自動販売機や内急系スーパーである内急エアリアや西電系のスーパーサイレーンはもちろん意外なところだと内池ガスではガス料金をコンビニでUTICA払いすることが可能である。

種類

無記名UTICA
最もオーソドックスなタイプ。2000円(デポジット500円)で各駅の券売機で発売。
記名式UTICA
記名の必要があるのと紛失時再発行ができること以外無記名UTICAと同じ。なおこれに関してはMinacaと違いマイレージ機能はつかないので注意が必要。
UTICA定期
定期券タイプ。記名が必要。もちろん通常のUTICAと同じような使い方も可能。なお内急~他社に跨る定期券は定期券発売駅の所属会社に依存。内池自治府内でのUTICA定期対応状況は下の対応表参照。内北バスなど一部のバス会社では非対応。
うちぎんUTICA・横銀UTICA・CashleUTICA
内池銀行・横江銀行・城北銀行で発売されているキャッシュカードタイプのUTICA。内銀・横銀・城北銀行のどれかに口座があれば発行可能。
ちなみに城北銀行の「Cashle」はキャッシュルと読み城北銀行のブランドのひとつ。城と金をかけている造語。

UTICA導入各社局の略号

導入社局 英字略号 2字漢字略号 4字漢字略号 名称
内池急行 UK 内急 内池急行 UTICA
西内池鉄道 SR 西電 西電電車 UTICA
内池市交通局 SB 内交 内池市交 IC-SuBus
西彩市交通部 NK 西交 西彩市交
内急バス UB 内バ 内急バス
西電バス SD 西バ 西電バス
横江バス YB 横バ 横江バス
内北バス UH 内北 内北バス
加石交通 KK 石交 加石交通
柴田交通 SK 柴交 柴田交通
堀北バス HK 堀北 堀北バス
甘南備バス KB 甘バ 甘南備バ
倉交バス KR 倉交 倉交バス
瀬名交通 SN 瀬交 瀬名交通
平電バス HB 平電 平電バス
上内自動車 KM 上内 上内自動
うちなんバス UN 内南 うちなん
内池高速バス KS 内高 内池高速
内急フェリー UF 内フ 内急フェ
西内池フェリー NF 西フ 西内フェ
内池港フェリー KF 港フ 内港フェ

本港駅での内急電車~内急フェリー乗り継ぎについて

内急電車から内急フェリーに本港駅で乗り換える際には事前に乗船券との引き換えが必要である。
乗船券未購入の場合
本港駅到着→本港駅構内フェリー乗船券販売窓口or乗船券発券機でUTICAをタッチ→乗船券購入→フェリー乗換改札の簡易改札でUTICAをタッチし乗船券を提示→フェリー乗船
乗船券購入済の場合
本港駅到着→フェリー乗換改札にUTICAをタッチし乗船券を提示→フェリー乗船
内池本港到着の場合
本港埠頭到着→フェリー乗換改札にUTICAをタッチし乗船券を渡す→電車乗車
詳しくは内急フェリーページや本港駅ページをご覧ください。

スピードカード

内池急行が1996年から発売している磁気カード。いわば内池版「スルッとKANSAI」といったところだろう。
1000円・2000円・3000円・5000円の4種類がある。スピードカードは内急・西電・バス会社統一名称なのだが内池市交通局のみ「SuBusカード」という名称を採用している。
内急フェリーも利用可能。ただし上内自動車や加石交通などバス会社の一部では使えない会社もある。
ほとんどのフリー乗車券がスピードカード規格で販売されることや金券ショップでの需要が強いこと、裏面の残額が一目で分かること、熱心なコレクターの存在などからUTICAが発売された今でも根強い人気がある。
各駅の券売機や夜島地区・荻沢地区の内電旅行、特急車内(内急線内)、内急フェリー船内でも発売している。
スピードカードに関しては一部を除くそよかぜ各社では利用不可能だが裏技は存在する。
はるみ台駅の自動券売機のうち内池急行の設置した券売機ではスピードカードが発売されており当然ながらスピードカードで切符を買うこともできる。
つまりはるみ台駅の券売機で切符に引き換えればスピードカードで美野電をはじめとしたそよかぜ他社も使えるのである。
当然スピードカードでの乗り越し精算も可能である。
なお荻沢電鉄などでも荻沢航路の共同運航化を機に、鉄道線・軌道線全線おいてスピードカードが利用可能となった。発売はしていない。

UTICA・スピードカード利用可能社局対照表

凡例 ◎UTICA定期発行可能○利用可能△利用可能(一部除く)×利用不可
社局名 UTICA利用可否 スピードカード利用可否 備考
内池急行
西内池鉄道
内池市交通局 IC-SuBus/SuBusカード
西彩市交通部
内急バス
西電バス
横江バス
内北バス
加石交通 ×
柴田交通
堀北バス
甘南備バス ×
倉交バス
瀬名交通 ×
平電バス
上内自動車 ×
うちなんバス
内池高速バス ×
内急フェリー
西内池フェリー ×
内池港フェリー ×
荻沢電鉄 バスは使用不可
最終更新:2016年03月25日 20:16