荻沢港線(おぎさわこうせん)は荻沢電鉄が運営する鉄道路線である。


概要


荻沢港線は2007年に開業した、貨物輸送を主に行うための路線である。当初計画では単線だったのだが、敷設予定地沿線に学校が設立されたことや、貨物取り扱い(予定)量の増加に伴い、計画が変更されて複線になった。
この路線設立の経緯から、日中この路線は220系運転の旅客列車よりも290系運転の貨物列車、あるいは220+290の貨客混合列車も存在する。
朝晩は学生でごった返すことで有名である。別名、荻沢学園都市線とも呼ばれる。
種別は普通のみで、使用されている車両は主に付属編成の5連が投入される。

路線データ



路線名 荻沢港線
よみがな おぎさわこうせん
区間 荻沢~荻沢港
管轄(事業種別) 荻沢電鉄株式会社(第一種鉄道事業)
路線長 4.2km
駅数 5駅
最高速度 100km/h
保安装置 ATS-P
区間 荻沢~新荻沢
管轄(事業種別) 荻沢電鉄株式会社(第二種鉄道事業)
長岡旅客鉄道株式会社(第二種鉄道事業・北戸本線)
新荻沢連絡鉄道株式会社(第三種鉄道事業)
路線長 10.5km
駅数 7駅
最高速度 110km/h
保安装置 ATC-OG(F型対応)
荻鉄管轄支社 荻沢本社
ER長岡管轄支社(北戸本線)
営業係数(2013年下半期) 87.1
備考

運行形態


荻鉄単独運行区間と荻鉄・ER共同運行区間とでは、運行本数が異なっており、以下の系統となっている。
  • 荻鉄
    • 全線通しがメインとなっており、全列車が新荻沢~荻沢港間を運行している。車輛としては荻鉄車のほか、乗り入れ各社の車輛が間合い運用で運行されることが多い。
  • ER
    • 新荻沢~荻沢間の運用のみとなっており、北戸本線単独運行区間と乗り入れを行っている。

車両


車輛は荻鉄車が主だが、稀に乗り入れ各社の車輛が間合い運用で運用されることがある。
  • 荻鉄車
    • N200系
    • 220系
    • 290系(貨物)
    • 293系(貨物)
    • 280系

歴史


2007(平成19)年 開通。
2011(平成23)年、本数の少なさ・路線長の短さ、地上線のみの線形から、保安装置がATSのみとなる。
2012(平成24)年、荻沢~新荻沢間を新荻沢連絡鉄道株式会社を第三種、ER・荻鉄を第二種として延伸、両社の供用区間として延伸。
2012(平成23)年現在、貨物取扱量が緩やかに逓減しており、貨物主体の当線の存続に暗い影を落としている。しかしながら学校が集積しているため旅客事業が右肩上がりとなっており、当線の旅客列車の増結が実施されつつある。

駅一覧


駅名 駅名読み 起点からの距離 有人・無人の区別 備考 駅ナンバリング 接続路線 正式路線名 所在地
新荻沢 しんおぎさわ (新荻沢から)0.0km 有人 O01/ 接続路線 荻沢港線/北戸本線 東島都 特別行政区 新荻沢区
宣威橋 せんいばし 2.1 有人 O02/
区立第三高校前 くりつだいさんこうこうまえ 4.6 有人 O03/
冨樫 とがき 6.2 有人 O04/ 愛浜県 東浜市 衣嶋台区
繁多原 はんたばる 7.9 有人 O05/
宇多原 うたはら 8.5 有人 O06/ 荻沢市 宇多原町
荻沢 おぎさわ 8.5 有人 O07/ 荻沢電鉄東風ヶ丘本線愛沢本線田原本線篠山線 荻沢
(荻沢から)0.0 荻沢港線
美並高校前 みなみこうこうまえ 1.2km 有人駅 O08 美並(美並学園都市)
美並マリンパーク みなみまりんぱーく 1.6km 繁忙期、レース開催時のみ有人 O09
貨物ターミナル前 かもつたーみなるまえ 3.2km 有人駅 O10 北島
荻沢港 おぎさわこう 4.2km 有人駅 O11 美並海浜町
荻沢桟橋 おぎさわさんばし 4.6km 有人駅 荻西航路接続・桟橋直結 O12

地下化計画

荻沢市と荻鉄では、美並マリンパーク~荻沢桟橋間での地下化工事を検討している。しかしながら貨物列車との兼ね合いや貨物駅の設置場所等で折り合いがついておらず、未だ白紙状態である。

更新ノート

  • 荻沢駅にリンク。臨時駅をカッコで括っておきました。(09.04.24とりのすけ)
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関連項目


最終更新:2015年10月14日 21:53