少年I

2007-11-08 00:49
無題[編]

ほんで~ 9時前まで
須磨署近くの 公園から
須磨署みつめる
どこの部屋やろ?

少年Iの彼女の携帯日記
(恐喝詐欺に使ったとみられる偽ブランド品のブレスレット)

家庭環境など

1989年4月27日生まれ。2007年高校3年春時点での身長は170cm、体重は72kg。
逮捕時の住所は、神戸市須磨区大池町5丁目(最寄駅はJR鷹取駅)。住所とされるマンションは須磨警察署にほど近い場所にある。
学区としては神戸市立太田中学校だが出身は市立飛松中学校であった。
中学時代はテニス部で生徒会長もしており、不良グループと付き合うこともなく、まじめな印象を受けたという証言もある。
中学の同級生である彼女とは、高校1年の2005年4月27日から交際を続けていた。

学校生活

2005年4月に滝川高校入学。1年次は被害生徒、少年H、少年B、少年Yらと同クラスの6組。アメリカンフットボール部に入部する。ポジションは2年次春大会、3年次春大会ともOL/DLで登録されている。
交友関係は同じアメフト部の少年O、少年Ksらと仲がよく、互いの家に泊まることもあった。また少年TともいっしょにHPを作る計画があったなど、親しかった。
2,3年次は3組(Ⅰ進文系)に所属。同組になったときの感想を
「今日から学校スタート!!!! クラスゎめっちゃエエ感じゃ♪先生もエエしぃ♪♪♪」
とHPの日記で述べている。
2年次の生活は、しばしば学校を無断での欠席、遅刻、早退などがみられていた。
当時の日記には、部活動の様子と彼女との交際内容を中心につづられている一方、日記上にお金がないという不満や、図書券や漫画本を古本屋へ売り、遊ぶ金を捻出していた記述が見られる。
また、衣服類やアクセサリーを他の生徒に売りつけようと、頻繁に相手を探していたことは生徒の間では有名であったようだ。

犯行に及ぶ前後の状況

少年Iの生活環境が大きく変わったのは、高校2年の冬。11月終わりごろから当時交際していた彼女と会う機会が減り、同じころから怪我によりアメフト部も休みがちになった。日記も12月11日を最後に途絶えている。またアメリカンフットボール部(滝川Bruins)もこのころから怪我が原因で休部している。
新聞報道によると、2年のときに被害生徒に偽物のルイ・ヴィトンやグッチの財布を数万円売りつける恐喝詐欺行為をはたらいていたとされる(9/19朝日)。
別の報道によると、少年Bを介して、被害生徒に接近し、恐喝詐欺行為を行っていた(毎日10/29)。当初少年Bに取立てのメールを送らせていたが、途中から少年I本人がメールを送っていた。
また恐喝メールを送る際に、友人の少年Tの名前も入れることを少年T自身から許可を取り、恐喝に利用していた。

犯行内容

立件の対象となったのは、高3の2007年5月16日の「おれの友達がおまえのホームページを見て、しばきまわすと言っている」、「ブレスレットを四万円で買えば止めてやる」という恐喝メール。
この「友達」は、当時学校近辺で強盗行為をはたらいていた無職少年3人であり、少年Iは彼らと知り合いであると嘘をついて、脅していた。
5月28日には、再び少年Bに金を要求するメールを送らせ、校内で代金の一部として5000円を脅し取った(読売11/9)。
このブレスレット恐喝詐欺は、ウエストポーチの売りつけを被害生徒に拒否された腹いせではたらいた犯行であると、神戸家裁への送致事実で明らかになった(共同11/8)。
またそれ以外にも、H逮捕後の学校調査で「(自殺した生徒に)四、五回、ズボンなど自分の衣類を売った。金が欲しかった」などと供述している。
この学校調査では、被害生徒も含めて二十回程度洋服を売っていたことが明らかになった。この他にも、被害生徒や他の生徒にも古着のTシャツなど数枚を1枚1000円前後で買い取らせていた(毎日10/30)。
少年Iは写真を見るとかなりの大柄であり、身長が低く小柄であったとされる被害生徒が少年IのズボンやTシャツを着ることは考えにくく、この行為も恐喝であったと思われる。

5000円を脅し取った後も「ブレスレットは偽ブランドでこれ以上は払えない」という被害生徒に対し、残金を「回収」しようと「金はできたか」などと繰り返しメールを送っていた(NHK10/29)。その中には、少年Tも「冗談」で、金を要求する内容を少年Iの送ったメールに書き加えていた。
また「これ以上払えない」と言う被害生徒に、 「金がないのなら援助交際して稼いだらどうだ」と迫っていたことが、ほかの生徒の証言で明らかになっている(NHK10/30)。
自殺前日の7月2日にも、被害生徒に「お金、できたか?」「払う気はないのか?」と携帯メールを送る。生徒が「4千円ならある」と答えたため、「それでいいよ。じゃあ明日な」と返信した(朝日10/29)。

逮捕前までの行動と供述

被害生徒の遺書には、「恐喝の4万円」という記述とともに少年Iの名前が記載されていた。
少年Iは、生徒自殺の数日後、被害生徒に送ったブレスレットの代金を督促する携帯電話のメールを別の生徒に見せ「大丈夫かな」と相談していたことが判明している(毎日10/30)。
また警察の取調べに対し、偽物のブレスレットを「父親からもらったもので本物だと思っていた。合意の上だった」、「自殺当日に父親から偽物だと教えられて「はじめて偽物だと知った」などと供述し、父親と共謀して罪のより重い詐欺行為の立件を防ごうと隠蔽工作を謀り、成功している(朝日10/29)。
自殺後の学校調査でも、「(被害生徒が)欲しがったので合意の上で売った」と供述し、学校側も7月下旬に保護者同伴の上で注意するにとどめていた。
そのような中、9月ごろには立命館大学の学校推薦に落選したものの応募をしていた。少年H逮捕後すぐに新聞報道でブレスレット恐喝が報じられたが、2chに書き込んだなかよっぴなど周囲の友人には「合意の上での売買で、警察も納得している。リークは警察が漏らしたものではないと陳謝された」と話していた。

逮捕後の供述と処遇内容

逮捕日は10月29日。立件はブレスレット売りつけによる5000円の恐喝と脅迫であった。逮捕時の供述では、「脅したつもりはありません」と否認していた。
しかし少年鑑別所への観護措置決定前の11月8日には、「金が欲しくて無理やり買わせた」と容疑を認めている。
神戸家裁の審判は、観護措置の最長延期期間の1日前に当たる12月4日であった。
三宅知三郎裁判官は、「被害者の弱い立場を恐喝のために利用し悪質」、「生徒の自殺の責任の一端が少年の行為にあることは否定できない」と結論づけた。
その上で「犯意が明確で責任は重い。落ち着いた環境で指導を受ける必要がある」と、中等少年院での収容期間を6カ月以内の短期処遇が相当との勧告を添えた。
犯行動機について、「夏休みまでに電動自転車を購入したかった」と供述していた。

2008年2月21日に中等少年院より出院した。高校1年より交際していた少女とは、逮捕後も彼女として交際を続けていた。
現在は少年院から出所し保護観察を受けている。

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最終更新:2012年07月22日 13:18
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