「そやつは棺の中に入るのじゃ。だが、今すぐというのではない。
わしはこの男に目をつけておく。そして今しばらくこの世の旅をさせてやる。
(神戸に最も近い中等少年院施設「加古川学園」)
【特定不明】
関係者らによると、遺書に名前のあった同級生らは、生徒の自殺後、
「遊びのつもりでやっただけで、実際に、金を払わせたことはなかった」などと周囲に漏らしていたという。
読売9/17
県警の調べに、
同級生5人は「遊びのつもりだった」と話したという。県警が同級生の携帯電話のメールの記録を調べたところ、再三にわたり、現金を要求する趣旨の内容が、自殺した生徒に送信されていたという。
朝日9/17
4人は県警の任意の事情聴取に対し、
「遊びだった」と話す一方で、聴取後には「うそをつけばばれない。警察は怖くない」などと書いたメールを回覧していたという。
毎日9/18-2
県警は生徒が自殺した7月3日以降、同級生3人から任意で事情聴取したが、全員が
「遊びのつもりで、金を取る意図はなかった」と容疑を否認。だが、自殺した生徒らの携帯電話メールの送受信記録を調べたところ、最初に逮捕された少年から再三、現金を要求するメールが送られていたことが判明した。
朝日9/25
【少年H】
調べに対して少年は、
「当初は冗談のつもりだったが、次第に本気で金をとれると思った」などと供述
産経9/18
17日に恐喝未遂容疑で逮捕された少年は県警の調べに、
「初めは冗談のつもりだったが、次第に遊ぶ金がほしくなって、本気で金を脅し取ろうと思った」と話しているという。
朝日9/19
逮捕された少年は
「恐喝などしたくなかったが、財務大臣にしてやるから現金を集金しろと仲間に言われた」とも供述しています。
NHK9/20
逮捕された少年は
「金を脅し取ろうとした携帯電話のメールは仲間と相談して送った」と供述していることがわかりました。少年の仲間も相談したことを認めており、警察はメールが送られた詳しいいきさつについて捜査を進めています。
逮捕された少年はこれまで「財務大臣にしてやるから現金を集金しろと仲間に言われた」と供述していましたが、その後の調べに対し、「金を脅し取ろうとしたメールは仲間のみんなと相談して送った」と供述していることが新たにわかりました。
少年は、自殺した生徒を含む仲間5人で行動していましたが、ほかの仲間数人も相談したことを認めているということです。
NHK9/21
少年がほかの2人らと
「警察の調べにうそをついてもばれない。なまっちょろいもんや」などとの内容のメールを回覧し、口裏合わせをしていた疑いも浮上。県警は当初、不拘束で調べる方針だったが、こうした行為を「極めて悪質」と判断、証拠隠滅の恐れもあるとして、今月17日、少年の逮捕に踏み切った。
朝日9/25
最初に逮捕された少年(17)はいったん容疑を認めたが、
「全くの冗談で、お金を取る気持ちはなかった。恐喝したとか自殺の原因をつくったと言われるのは心外です」と否認に転じた
朝日10/2
少年自身は男子生徒への現金要求を「冗談のつもりだった」と供述している。男子生徒が残した遺書めいたメモに少年の名前がなく、弁護側は少年の非行事実を否定しており、状況は混沌としている。
少年自身も男子生徒の自殺後、作文に
〈今は彼を救えなかったことがくやまれてなりません。きっと唯一、私にしか話せないこともたくさんあったでしょう〉と書いた。
関係者によると、少年は、自分が送信したメールが「いじめ」だったという認識や、男子生徒の自殺につながったという認識はなく、男子生徒に対する謝罪の言葉なども口にしていないという。
産経10/6
送致された生徒は、被害生徒の自殺後に学校に提出した作文で、被害生徒を「いじられキャラ」と表現している。
関係に亀裂が生じたのは昨秋。作文によると、被害生徒の自慢話がうそだとばれ、「次からパチこくたびに1万円ずつ払うから」と言ったという。今春には被害生徒の名を冠したインターネットのサイトが開設され、「ネットいじめ」の場となった。
作文には
「私も途中でおもしろくなって参加した。本当にバカなことをした」とある。
毎日10/6
【少年Y、少年B】(18歳が少年Y、17歳が少年Bである)
2人は、仲間と相談して現金を要求するメールを送ったことを認めたうえで、
「本気で金を取るつもりはなかった」と供述しているということです。
NHK9/25
同校は18日から20日にかけて、今回逮捕された少年2人から話を聞いた。2人のうち、
自殺した生徒と同じクラスの少年(18)はしっかりと受け答えしたが、別のクラスの少年(17)は精神的ダメージが強くてほとんど眠れない状態だったという。
調査の結果、同じクラスの少年は、金を要求するメールの送信にかかわったと判明。しかし、別のクラスの少年は事件にかかわっていないとみられていただけに、会見に同席した教頭や生徒指導部長は「本校の調査でも分からなかった」と歯切れの悪い答えを繰り返した。
時事9/25
2人は「遊びだった。本当に金を取るつもりはなかった」と容疑を否認しているという。(中略)
「たとえ冗談だったとしても、大変なことをしてしまった」。
恐喝未遂容疑で25日に新たに逮捕された男子生徒2人は、事件後の教師との面談で、そう話してうなだれていたという。
今月17日に男子生徒(17)が逮捕された翌日から、学校側は被害生徒のクラスメートらから聞き取り調査。
学校によると、今回逮捕された2人はその際に
「自分たちも逮捕されるのでは……」と漏らしたという。
2人はこの間、授業に出ずに学校側の調査を受けており、ふさぎ込んで昼食ものどを通らない状態。
教師が「『うそをついたら罰金1万円』という取り決めが被害生徒を追い込んだなら、いたずらでは済まされない」などと諭すと、「大変なことをした」と話したという。
しかし調査に対し、1人は逮捕容疑となった恐喝メールの送信を依頼したことは認めたが、もう1人は関与を否定。
2人とも「金を取るつもりはなかった」と話したという。
毎日9/26
送致された二人のうち十八歳の生徒は事実を認めているが、十七歳の生徒は
「金を受け取るつもりはなかった」と犯意を否認しているという。
神戸10/15
15日、家裁送致された18歳の少年は調べに対し、事実を認めたという。
しかし17歳の少年は
「金を持ってきたら受け取らないつもりだった」と話し、付添人の弁護士は「被害者と少年らは大の仲良しで、恐喝の加害者と被害者という、ゆがんだ関係だったとは考えられない」とする意見書を家裁に提出した。
共同10/15
恐喝未遂容疑で逮捕され、否認を続けていた生徒二人のうち一人の生徒(18)が
「(自殺した生徒から)本気で金を取ろうと思っていた」と容疑を認める供述を始めていることが十二日、分かった。
同課などの調べでは、二人は逮捕直後から、先に逮捕された生徒(17)=家裁送致済み=と三人で相談し、自殺した生徒から金を取ろうと計画したことなどは認めていた。しかし、犯意については「冗談のつもりで、金を取る気はなかった」と一貫して否認。「徴収役」だったとされる先に逮捕された生徒に、金銭要求のメールの責任を転嫁するような供述もあったという。
同課などは、四-七月にかけて金銭要求ともとれる嫌がらせのメールが、この生徒らから繰り返し送信されたことなどを重視し、追及したところ、十月に入って容疑を認める供述を始めたという。否認している生徒も関与していたとみて追及する。
神戸10/16-2
【少年I】
兵庫県警は29日、生徒に偽ブランド品のブレスレットを売りつけて現金を脅し取ったとして、同校3年の少年(18)を恐喝容疑で逮捕した。少年はブレスレットを売ったことは認めたが、
「脅したつもりはない」と容疑を否認している。
県警は、ブレスレットを鑑定し、偽ブランド品であることを確認、詐欺容疑での立件も検討した。しかし、少年が「父親からもらった」と説明したことから、少年に偽物だったという認識があったことを立証するのは困難と判断した。
少年は生徒が自殺した当日、父親にブレスレットのことを尋ね、
「偽物だったと初めて知った」と話したという。
朝日10/29
逮捕された生徒は、学校の調査に対し
「ブレスレットは、亡くなった男子生徒がほしがっていると聞いたので、四万円で売ろうと思った」と説明。 学校側は物品売買を校則で禁じているため、保護者を学校に呼んで一緒に注意した という。
神戸10/29
被害生徒が自殺した数日後、逮捕された生徒は、被害生徒に送った
ブレスレットの代金を督促する携帯電話のメールを別の生徒に見せ「大丈夫かな」と相談していたことも判明。
毎日10/30
高校の調査で、今回逮捕された少年は計約20回、複数の生徒に洋服などを販売。ブレスレットを4万円で買わせようとしたのは
「かなりの金欠だったから」と説明。少年の自殺前日、ブレスレットが偽物だと初めて知った、とも説明していたという。
産経10/30
逮捕前に実施した同校の調査で、この生徒が
「(自殺した生徒に)四、五回、ズボンなど自分の衣類を売った。金が欲しかった」などと説明。自殺した生徒を含め二十回程度洋服を売ったことがあるという。
神戸10/30
調べに対し少年は
「金が欲しくて無理やり買わせた」と容疑を認めていて、神戸地検は8日、少年院送致相当との意見書をつけ、この少年を神戸家庭裁判所に送致しました。
MBS11/9
少年が非行の動機について
「夏休みまでに電動自転車を購入したかった」と供述していたことを明らかにした。
神戸12/5
最終更新:2009年06月23日 23:22