Scarecrow ◆hhzYiwxC1.


貝町ト子が意識を取り戻すと、自分が拘束されている事に気がつく。
そもそも自分は、いつどのようにして意識を失ったのかすらよく覚えてはいない。


動こうとしても、手足は動かず、ジャラジャラと何かが絡みついている。それが身にまとう冷たさから判断して、恐らくこれは鎖であると想像がつく
暗くてよく見えないが、鎖以外にも何かが自分にまとわりついているようだ。
その証拠に近くに温度と呼吸も感じる。

「オイ。そこに誰かいるのか?」


「少なくとも俺がいるぞ? 貝町ト子よ」

聞き覚えのある声。それは突然現れた。
そこに立っていたのは片桐和夫。自分が数時間前に退けたレプリカントだ。
懐中電灯で、わざとらしく顔を照らしている。おどけているつもりだろうか?
自分が負傷させたフレームや、元から壊れていた右目周辺は、ターミネーターを彷彿とさせる。

「この機械が……私を尾けてきたのか?」

「うーん…………正確に言うと違うが……いたから拉致しましたよ的な感じでござるよ」

「ふざけるなよ機械。私の質問に…」

「ふざけるなはこっちのセリフだよ」

いつの間にか片桐は、貝町と距離を詰めていた。
そうして口を塞ぎに来たのだ。相変わらずの凄まじいパワー。

「“人間”に向けて機械だなんて言うもんじゃあない。僕も流石にキレるぞ?」

貝町は今の片桐の口調から察していた。
何かが明らかにおかしい。
レプリカントの構造設計図を一度だけ見たことがあるから分かるが、回路が一つ壊れただけで一人称や口調が定まらないほどの異常が起きるなんてことはまずない。
何かがおかしい。このレプリカント“片桐和夫”の何かが。

「お前さんもそろそろ気付いてきただろうなぁ? 床は冷てえのに何で近くに温度があるか」

片桐は、貝町から離れコツコツと足音を立てて、電気を点ける。
電気が点いた瞬間貝町ト子は震撼した。

自分は、久世明日美、神崎健二、そして自分を脅していたうちの一人である壱里塚徳人の姿があった。


そうして、自分を含める4人が、互いに背を向けるように縛られている。

貝町ト子は、久世明日美に背を向けた状態で神崎健二と隣接して縛られている。
その神崎健二は壱里塚徳人に背を向けた状態で貝町ト子と隣接している。

「最初に起きた貴方の特権です。どうぞ最初に起こしたい人物をお選びください」

片桐和夫は、相変わらず全く定まらない口調で、口を歪ませながら言ってのけた。

「大変だったぞ。4人まとめてここまで運ぶのは……とおや?」

レプリカントのお前には造作もない事だろう?とツッコミを入れたくなったが、彼の口調の怪しさから察してか、貝町は様子見として何も言わない。

「う……ううん…ここはどこだ?」

貝町の次に眠りから覚めたのは、神崎健二だった。
片桐があんなことを言ったそばからの目覚めだから、彼もさぞ驚いた事だろう。
芋づる式に、久世明日美も目を覚ましたが、壱里塚徳人だけはまだ目覚めはしないようだ。
この方が、都合がいい。
できれば目を覚ましてくれない方が―――

「オイ……何でお前が……」
「……え? 何これどうして私…」

二人とも辺りを見渡して、改めて異常なこの状況に気付く。

「………何だここ…僕は…………」

貝町の都合で、流石に何もかもが上手くいくわけではない。
ささやかな願いさえも、全く聞き入れなかった。
明らかに動揺したような彼女の顔付きを見て、片桐は逆に、嬉々とした表情を浮かべる。

「………何だお前片桐!! お前…その眼…」

貝町と隣接し、片桐和夫の顔が見えている神崎健二は、当然彼がレプリカントである事は知らない。畏怖するのは当然だ。

「片桐くんがそこにいるの!? と言うか何で神崎君や貝町さんも…」
「久世は兎も角、何で神崎や貝町がここにいるんだ!? どうなっている!?」
「俺が知るか……とにかく何でこんなところに…」
「って言うか今何時だよ!放送は……」


「SHUT UP!!!」

健二の言葉を最後に、片桐の叫びによって辺りは静まり返った。

「よーしいい子たちだ。いい子ついでに遊びに付き合ってくれるか? ちょっとした“ゲーム”に―――」

片桐のその邪な表情。
貝町がこの時抱いた予感は、すぐに的中することになる。


「その鎖。ここで偶然見つけた物なんだ。とりあえずかなり丈夫だ。お前らには壊せんだろう。壁に深く減り込ませてもいることだしな」

「………………」
「2~3質問いいか? 片桐よ」

沈黙が少しだけ続いたが、神崎健二が右目やところどころ見え隠れする機械パーツに奇異な視線を向けながら片桐を見つめながら質問をする。

「……」

片桐は同意することはなかったが、健二は続ける。

「質問1:今何時だ? 質問2:…………」

「お前は何者だ?」

「…………お前は何を言っているんだ神崎健二。私は人間に決まってるだろう?」

片桐の、不気味な笑みが、健二に向けられる瞬間だった。

「質問に答えるとすれば、とりあえず放送は終わっているよ。そうして………」

「ちょっと待て片桐!」
「そうよ待って!」

「「サーシャさんは無事なの(か)!?」」

ほぼ同じタイミングで放たれた。
宛ら恋人同士の会話のようにも聞こえなくはないが、二人は互いに睨み合うだけ。
恋人とは程遠い。明日美と壱里塚は、仇敵を見るような視線を互いに注ぐだけだ。

「サーシャ…………か。彼女なら死んだよ」
「俺が殺した」

「そして神崎健二」
「お前の姉も放送で名前を呼ばれた。私はやってないが、死んでいる事は間違いないだろうな」


少なくとも貝町ト子を除く、その場にいた彼らが、その言葉に怒り狂う瞬間だった。


「それはどういう事よ片桐和夫! 私の目を見て答えなさい!!」

久世明日美が怒った理由は、サーシャを救う事が出来なかった後悔と片桐和夫への憤怒から。
自分があの時、一撃で彼女を屠っていればこんなことにはならなかったのに。
この状況でも不気味な笑みを絶やさない片桐和夫が、どうしようもなく憎く感じられた。
そんな気持ちで彼女の脳内は満たされていた。

「サーシャさんを殺しただと!? ふざけるな!」

壱里塚徳人が怒った理由は、サーシャをこの手で甚振れなかった事と、それをやってのけた片桐和夫への嫉妬から。どうして自分ではないんだ。テトを甚振った時の感覚が忘れられない。サーシャでも再び味わいたかった。何のためにタチの悪い太田たちと手を組んだと思っているんだ。本当にふざけるな。そんな気持ちで彼の脳内は満たされていた。

滑稽な事に、片桐和夫の嘘に、彼らは簡単にだまされたのだ。

ところが、激昂する二人に対して、神崎健二は何も喋らない。

「おや? どうしたんだ神崎。お前らしくもないな。激昂して見せろよ。後ろの二人のように」

「ふざけんなよ。ターミネーターもどきが。姉ちゃんが死ぬわけねえ」

健二は、至って冷静だった。
姉は強かで、誰かに殺されるような軟な人間ではない事を知っていた。
だから、信用しているし信頼もしている。

今この場にいる者の中で、放送を聞いていたのは片桐だけ。真偽を確かめる術はありはしない。
だからこそ、自分の欲だけを全面的に押し出した先の二人よりも、返って滑稽に見える。

「ふぅん……まあ信じるか信じないかはお前さんの自ゆ………う…?」

突然片桐和夫は、体勢を崩した。
頭を抱えて、突然苦しみだしたのだ。

「あ゙ぁ………何だっつーんだよ…こんな時に」
「仕方ない。あっしはちょっくら寝るとしやすか……」

片桐和夫は、気だるそうな声を上げて、そのまま倒れた。





貝町ト子は瞬時に理解した。
片桐和夫は、一時的に動きを停止した。つまり一時的にメインコンピューターをシャットダウンしたのだ。
回路を冷却するための一時的なシャットダウン。
恐らく自分たちを回路が負傷した状態で運んだのがその要因だろう。

片桐重工がレプリカント製造前に製造していた清掃用ロボットは5分で冷却を済ませるが、その回路が壊れているためにもっと長く掛かるかもしれない。
そもそも基準がよく分からない。いったい何分で再起動するのかの基準が。
流石にそこまで貝町はレプリカントの何たるかを熟知してはいない。

それに、これはむしろ最悪の状況だ。
今の片桐。
随分と人間らしい今の彼は、上手い事口車に乗せて接近させることができるかもしれない。
上手く接近させる事さえできれば、何とか奴が持つ『自分たちの支給品の入ったデイパック』を奪い取れるかもしれないのに…

「オイ貝町!」

壱里塚の突然の叫びに、貝町は驚いてしまった。



「片桐はどうなったんだ!? あの野郎ブチ殺してやる!」

コイツは太田の腰巾着なだけ。そのはずなのに、告げ口されるかもしれないと思うと、怖くて口が動かなくなっていた。

「聞いているのか貝町!」

それでも壱里塚はしつこく耳元で騒ぐ。
貝町は、その瞬間歯噛みし、首を少しだけ後ろに回して叫んだ

「黙れ!! 獣人差別者!! お前がテトや私にしたことを私は知っているぞ!!」

思わずいろんな思いを爆発させてしまった。絶対に不味いのに――――

「…貝町よ。お前そんな大口を叩ける立場か? お前だって同罪だろうが!」

門外者には話が見えない。だが、この場で久世明日美は、冷静さを維持したまま緩やかな口調で言う。

「ねえ二人とも。私にも詳しく聞かせてくれないかな?」

敵意などが一切取り払われたその物腰柔らかな言葉は、この空気に於いては逆に異常な威圧感を放っていた。

「なら教えてやるよ久世。こいつはクスリ欲しさに太田に頭を垂れて親友のテトを売り払ったのさ」

太田の悪名はクラス内では有名だった。
現に久世も少なからず小耳にはさんでいる。

「そう。そうなの」

「最ッッ低ね。貝町さん」

背を向けている状態では、久世の表情がよく分からないが、その敵意をむき出しにした声から判断し、確実に鬼のような形相であることを貝町ト子は推測した。

「私が全部悪いわけじゃない。太田に脅されていたから…」
「お前が太田に反抗してればああはならなかっただろう!? 親友なんて言葉だけじゃねえか裏切り者! お前のせいでテトが修学旅行直前まで不登校になったんだよ!!」
「!!? もう一度言ってみろ壱里塚!」

「ところで壱里塚くん。サーシャさんを救いたいなんて嘘よね?」

貝町と壱里塚が口論する中、明日美は彼らに横槍を入れる。
口調は相変わらずキツイ。

「………久世?」

「だって変じゃない。何でそんな詳しく知ってるのかな?」

「……そうだよ。俺は太田と手を組んでた。だが何が悪い!? 獣人だろうがなんだろうが所詮は動物だろ!? そんなのが人間様と対等だと思いあがらないように躾をだな…」

「最低ね。あなたやっぱり最低」

「そう言うお前はどうなんだよ久世! お前もサーシャを救うと言っていたがあれは嘘だろう!? サーシャをラトの元に送ろうとしてるだけだろう!? 自己満足の気遣いを押しつけるお前の方がよっぽど悪だろうが!」

「信じられないわ。ゲス野郎。必ずお前の喉元抉りだして殺してやる」
「それはこっちのセリフだイカレ女!」

既にこの場の空気は、壱里塚と明日美の口喧嘩だけが支配した。
貝町と健二に出る幕はない。
そう思っていたその時、健二が叫んだ。

「いい加減にしろ!! どっちもいい加減ウゼーんだよ! こっから出るためには協力しなきゃダメな状況だろうが!」


「うるさいわね神崎君。私はこのゲスと手を組む気は毛頭ないわ」

「俺だって願い下げだね!」
「私も断る。私たちが同時に自由になれば何が起きるか予想は容易にできるからな」

「だったらどうやって出るんだよ!!」

「お困りかしら? そこの縛られてる方々」

突然体育倉庫のドアが開き、外の光がなだれ込んできた。
そこに立っていたのは、暮員未幸。

「お困りかしら?」


「暮員……お前どこ行って…」

「神崎くんと…貝町サンとサーシャさんを追う二人組と……倒れてる片桐くんの5人ね?」

「人聞きの悪い事を言うな暮員! 俺の行為は正当だ。このイカレ女は兎も角だな」

「イカレているのはあなたでしょう? 死んでしまえサル以下のゲス」

「―――本当に救いようがないわね。救いようがないほど仲が悪いのに何で一緒にいたの?」

未幸は、ため息交じりに二人に対する諌めの言葉を吐き、狭い体育館倉庫に足を踏み入れた

「片桐くん脈ないみたいだけどは誰がやったの? ひょっとして外部犯? そいつは近くにいるの?」

片桐のもとに駆け寄った未幸は、彼の首に親指を押し当てたが、一切脈がない。もちろん体温もだ。
だが、この状況下でこの中の誰かがやったとも考えにくい。
いかに壱里塚と久世が狂気を帯びているとは言え、軽率な判断は下すべきではない。
そう考えた未幸は、敢えて諭すような口調で彼らに問いかける。

「そいつの身体を起こしてみろ。理由が全て分かるはずだ」

貝町に言われるまま、暮員は驚愕する。

「驚いたわね………彼レプリカントだったの?」

「一部の生徒しか知らないから無理もないだろうな。そいつが私たちを縛った。だがどういうわけか突然動かなくなった。それだけの話だ。」

「な? 分かっただろ暮員。私を救いだしてくれ。そのデイパックの中に日本刀があるだろうからそいつで鎖を…」

「ごめんね。それ、無理」


「は?」

恐らくこの場にいる4人が間違いなく同じことを思った瞬間だった。

「ど………どうしてだ暮員! 何でここにきて………それじゃああまりにも殺生だろうに!? 少なくとも私だけでも――」

「まあちょっと待って貝町さん。久世さんと壱里塚くんは理由分かるよね? あなたたちハッキリ言って危ないから。」

「………………」

壱里塚と明日美は反論ができない。
こいつは間違いなく自分たちを警戒している。
口を塞ぎたいのに状況とギャラリーが邪魔をする。どうしようもない状況だ。

「だが待て。私はお前に拒絶される理由は持ち合わせてないはずだぞ!」
「俺もそうだぞ暮員。少なくとも行動を共にしてただろう!? 信頼してくれよ!」

「二人も別の理由で無理。まず貝町さん。正直私、片桐くんが気絶してすぐあたりからあなたたち見てたのよね。あなたたちが口論を始めた時からいたからさっきの話聞かせてもらったのよね」

「クスリやってるんでしょ? それに意志も弱いみたいだし」
「そして神崎くん。」

「アナタ私と行動していた時私を利用してたでしょ?」

未幸の言葉に、神崎健二は少しだけ黙りこくったがすぐに口を開く。
そうして一言。

「はぁ? お前を利用する?」

「そう。神崎志緒里さんのためにね」

さながら探偵。
暮員未幸は力強く神崎健二を指さして言う。

「そんなのは憶測にすぎな……」

「でも貴方は目的を失った。」

「神崎さんは放送で名前を呼ばれたから」


暮員未幸は、片桐和夫が倒れたその時からいた。

つまり聞いていなかったのだ。片桐が事前に、彼にあることを告げていた事を。

「………お前……聞いてたんだろ? 片桐が倒れたとか言って! 最初からいたんだ! そしてお前は片桐とグルなんだ! そうだろ!? なあ暮員!!」

グルであってほしかった。
そうして自分を騙そうとしている。そう思いたかった。
だが、死刑宣告とも取れる一言が放たれる。

「残念だけどこれは真実よ」

神崎健二が意気消沈する瞬間だった。
その瞬間その場にいた全員が沈黙した。

「悪いけど私も武器が欲しいから」

未幸は、それだけ言い残し、片桐のデイパックから日本刀と健二の持っていたAR-15、そしてその近くにあった予備弾を回収し、そのまま体育倉庫の扉を閉ざした

「畜生…………みんな…みんな殺してやる…」

恨めしそうに神崎健二がそう呟いた次の瞬間、深き沈黙は再び訪れた。

想像できるだろうか?
互いを殺したいほど憎んでいる集団が、同じ場所で縛られ、動けないでいる。

「………さて…体力は回復したようだな…」

未幸が去って10分ほど経って、片桐和夫はむくりと立ち上がる。
地に膝をつかず、やや不自然な立ち上がり方だ。

「さて…ベイビーちゃんたちィ……ちょっとあーしは行ってくるから」

「いい子で待ってなさいよ」

沈黙は解けない。
だが、片桐は意気揚々と、やや気色の悪い口調で体育倉庫を後にした。
ワザとらしく体育倉庫の扉を開け放って。
抜ける事はできないと知っているからだ。

彼が向かうのは理科室だ。
必要なのは火種とアルコール。
彼が何をしようとしているのかは、想像に難くないだろう。


【D-4 学校・体育倉庫/一日目・午前】
【男子九番:神崎健二】
【1:俺(たち) 2:お前(ら) 3:あの人、奴(ら)、○○(名字呼び捨て)】
[状態]:激しい悲しみ、壱里塚らと共に鎖に縛られている
自分を見捨てた未幸に対する強い憎悪
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
基本思考:………?
0:姉ちゃんが死んだなんてウソだろ……?
1:ここにいる全員を絶対に殺したい
※放送開始前に片桐に拉致されました

【男子二番:壱里塚 徳人】
【1:僕(達) 2:お前(ら) 3:あいつ(ら)、○○(名前呼び捨て)】
[状態]:貝町への怒り、明日美らと共に鎖に縛られている
自分を見捨てた未幸に対する強い憎悪
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
基本思考:獣人の絶望した表情がみたい
0:自分以外の全員を警戒
1:獣人を狩り、絶望の表情をみる
2:ここにいる全員を絶対に殺したい
※放送開始前に片桐に拉致されました
※サーシャは死んだと思い込んでいます

【女子十一番:久世明日美】
【1:私(たち) 2:キミ(達) 3:○○(さん付け)(達)】
[状態]:壱里塚、貝町への憎悪、貝町らと共に鎖で縛られている
自分を見捨てた未幸に対する強い憎悪
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
基本思考:サーシャを“救う”ために追跡し殺す
0:ここにいる全員を絶対に殺したい
1:サーシャさんが死んだ?!
2:次に暮員未幸に会ったら口を封じる
※放送開始前に片桐に拉致されました
※サーシャは死んだと思い込んでいます

【女子5番:貝町ト子】
【1:私(ら) 2:お前(ら) 3:○○(名字呼び捨て)】
[状態]:精神的疲労、健二らと共に鎖で縛られている
自分を見捨てた未幸に対する強い憎悪
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
基本思考: 秘密を保ったまま脱出する
0:私は悪くない…………
1:ここにいる全員を絶対に殺したい
2:禁断症状が出ない内に薬物を手に入れておきたい
[備考欄]
※テトとは友人でした
※太田に対して、複雑な感情があるようです
※薬物中毒者です。どの程度で禁断症状が出るかは、後の書き手にお任せします
※支給品「赤い液体の入った注射器」は太田が貝町に使っていた薬品のようです。
※放送開始前に片桐に拉致されました


【男子八番:片桐和夫】
【(表面上の口調)1:自分(達) 2:貴方(方) 3:○○(フルネーム)(達)】
[状態]:右目周辺の皮膚パーツ損傷、顎付近のフレーム粉砕、脇付近の回路破損
[装備]:なし
[道具]:支給品一式×4、レミントンM870(4/6)、予備弾(18/18)、FP45“リベレーター”(0/1)、予備弾(24/25)
[思考・状況]
基本思考:自由意思に従って全員と戦い、そして殺す
0:自由意思に従い、ゲームを楽しむ
1:同時に人間であることも楽しむ
2:自分が人間を殺せることを実感したい
3:ただ殺すだけではあまり面白くない
4:学校内から必要なものを調達する(何か火種になる物と油類やアルコール)
※より人間らしくあろうとしていますが、スタンスを変える気はありません
※鎖は、一人の力では絶対に破壊することができませんが、全員が力を合わせれば何とかなるかもしれません。
※一人称や口調が定まっていません
※片桐が学校に着いたのは朝方の終わりごろです
※片桐の移動ルートは不明ですが、誰かが彼を見ていたかもしれません


【D-4 学校・正門前/一日目・午前】
【女子十四番:暮員未幸】
【1:私(たち) 2:アナタ(たち) 3:あの人(たち)、○○(名字さん、くん付け)】
[状態]:健康
[装備]:日本刀、AR-15(14/20)
[道具]:支給品一式、メイド服、豊胸ブラ(と、言うより胸を大きく見せるブラ)、5,56mmNATO弾(20/20)
[思考・状況]
基本思考:映画館に行ってみる
0:白崎を探す
1:殺し合いに乗るのは癪
2:遭遇する生徒は、救済しないが殺す気もない
4:白崎に遭遇したら二人でゲームを潰す
5:映画館に行ってみたいが、映画館の存在に若干の疑問
6:武器が欲しい……
7:貝町達は救いようがないから見放す
[備考欄]
※メイド服には防弾、防刃等の特殊効果は一切なく、あくまで普通のコスプレ用です
※主催者が二階堂、テト、卜部であることを確信しました
※そして彼女たちが主催者であることがバレると、何か彼女たちに不利益が働くとも推理しました
※木の棒は捨てました

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汚名の代償 貝町ト子 狂乱祭
I am Genocider 片桐和夫 狂乱祭
欺き欺かれて 神崎健二 狂乱祭
欺き欺かれて 壱里塚徳人 狂乱祭
欺き欺かれて 久世明日美 狂乱祭
欺き欺かれて 暮員未幸 思い通りにいかないのが世の中だなんて割り切りたくないから

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最終更新:2009年06月04日 12:23