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第一放送 ◆EGv2prCtI.



 午前六時を迎えた。
 太陽が照らしつつある島中に配置されたスピーカーを通して、若狭吉雄が放送を始める。
 ただ、事務的に、無機質に。

「若狭です。みんなー、元気にやってるかー? じゃあ六時になったから放送するぞ。まず死んだ友達の名前を呼ぶぞー」


「男子からです。多いなー。一番、愛餓夫君。五番、追原弾君。七番、加賀智通君。十番、如月兵馬君。十二番、グレッグ大澤君。十四番、鹿和太平君。十五番、宍戸亮太郎君。十七番、尻田堀夫君。二十一番、トマック君、二十三番、ノーチラス君。二十四番、平田三四郎君」


「次は女子だー。一番、麻倉美意子さん。六番、神崎志緒里さん。十五番、古賀葉子さん。十七番、シルヴィアさん。二十一番、仲販遥さん。二十六番、松村友枝さん」


「いいペースだぞー。では禁止エリアを発表します。きちんとメモしておけよー。一時間後に『C-4』、三時間後に『E-3』、五時間後に『D-6』だー」


「みんな色んな人が死んで悲しいだろうけど、人生は別れの連続です。今の内に慣れて耐えられるようにしないといけませーん。じゃあ今日も一日頑張ろうなー」


 そこでぶつりと音を立てて、声が消えた。
 そして、再び静寂が訪れた。


【一日目・朝方】
【残り33人】


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試合開始 若狭吉雄