第1話 僕らは世界で一番大切な人を失った・・・

井坂将吾井坂亜由美
「あのさあ、夜言うとか言ってたのって、何なの?」
「だから、夜言うわよ。」
「いいよ。今言えよ、今。」
「なんで?」
「気になるじゃん。気になって楽しめないだろ?旅行を。だから、今言えよ。」
「もう、せっかくロマンチックなとこで言おうと思ってたのに、バカ。」
「バカって・・・バカでもいいから言ってよ、気になるじゃん。」
「分かったよ 、あのね・・・
亜由美、将吾の耳に唇を近づける。
「・・・赤ちゃんが・・・できた・・・」
「え!マジで?お前、マジでかよ!」
「うん。」
「何で早く言わないんだよ。何だよ、バカ、え?ウソ・・・本当に?マジで?」
亜由美、ニコニコ微笑みかける。
「やった・・・やったあ!」
「いい家族にしようね。」
「当たり前だろ、お前、誰と結婚したと思ってんの?」
「分かってるよ。」
「そっかあ、できちゃったかあ。最高だね。
 何だよ お前 そういう話はロマンチックな場所でしろよな。
 せっかく旅行来てんだから。」
「は・・・バカ・・・」

青山宏樹井坂将吾
「怒ることなんて出来ないんだ…できないよ。
 もう出来ないんだ…謝る事だって出来ないんだ。
 怒られたいよ…お父さんとお母さんに怒られたいよ。」
「分かった…俺が怒ってやるよ。」

秋庭智彦
「お父さん、来たぞ・・・もう大丈夫だよ・・・大丈夫、父さん、来たからな・・・」

第2話 やって来た2人

井坂将吾
「たとえ間違っていたとしても…
 世界中の全員から非難されるようなことがあったとしても…
 それは『許す』というのとは違うんだけど…
 絶対に『見捨てない』のが、『家族』なんじゃないんですかね…」

第3話 将吾ブチ切れる

河野清一郎
「将吾君は…確かに、少しウザいかもしれんな…。
 だが、ウザいというのは、何もそう悪いことじゃないんだ。 
 …家族なんて、ウザいもんだ。」

原口仁美秋庭智彦
「あの…頑張りましょう。」
「頑張りましょう、か…頑張れって言われると腹立つけど…いいね、その言葉は。」

第4話 私妊娠してる!


第5話 涙の授業参観日

井坂将吾
「あのバスの事故で、沢山の命がなくなって…
 それでも、また新しい命が生まれようとしていて…
 だから、大切にしたいなって…思うんだよね。」

秋庭智彦
「あるんだよ。子供には子供の気持ちっていうのが。」

第6話 デブの逆襲

井坂将吾
「光太、頼むよ…無理すんなよ…
 笑いたくない時は 無理して笑わなくいいんだからさ。
 俺たちは、どんな光太でもいいんだよ…家族、なんだからさ…。」

「あいつ、戦ってるんですよ…守るべきもののために、大切なもののために…
 戦ってるんですよ、あいつ…。」

遠山映子河野清一郎
「…将吾君は、光太に言って欲しいんでしょ?
 辛いんだ…助けてくれって…言って欲しいんでしょ?」
「あの子は…ひょっとすると、すごく強い子、なのかも知れんな…」

第7話 嵐を呼ぶ訪問者

遠山映子井坂将吾
「病人も結構忙しいわね…
 ねぇ…楽しいね、将吾くん…この家。」
「え…あ、はい。
 あ、でも…なんか家のこと、映子さんに押し付けちゃってたのかなと思って…。
 すいませんでした…だから、これからは…」
「あ、止めて…そんな風に思わないで…お願い…。
 楽しみ奪わないで下さい、私の。」

第8話 迎えに来た息子

ファミレス店員&秋庭智彦井坂将吾
「九名様でお待ちの…河野清一郎と愉快なご一家…のみなさま。」
「はい!」
「センス、ゼロですね…」

井坂将吾
「『共に暮らしたいと思える人たち』がいるということは、なんて素敵なことなんだ。
 亜由美 聞こえてるかな…?そこから俺が見えるかな…?
 俺が亜由美と作りたかったのは こんな家族なんだ…」

第9話 生まれて来る命

原口仁美秋庭智彦井坂将吾遠山映子
「なんの会社に就職したんですか?」
「うん…ハピレットっていう会社なんだけど…」
「ハピレットって…え?マジっすか?」
「何?なんの会社?」
「トイレのメーカーです。」
「…トイレの話ばっかりしてるからですよ。」
一同大爆笑
「ちょっと待って、何がおかしいんだよ。
 トイレは大事でしょう?使わない人はいないんだから…
 それに今、トイレはすごいことになってるんだよ。
 芸術ですよ、トイレは。俺はハピレットに骨を埋めますから。」

秋庭智彦
「仁美ちゃんのお腹の子に、事故で亡くなった命のことを、
 あまり重ね合わせちゃいけないと思うんだ…
 どっかで、そういう風に思ってるんだよ。俺たち、みんな…。
 あの事故で亡くなった…消えてしまった命があって、
 仁美ちゃんのお腹の中に新しい命が残ったって…そういう風に考えてるとこ、ある…

 彼女のお腹の子は、新しく生まれてくる命だから…
 純粋に祝福してやらないとな。」

第10話 第二部スタート

秋庭智彦井坂将吾
「じゃ、聞くけどさ…お前は死ぬまで、他の女は好きにならないのか。
 それが正しいのかよ…どうなんだ。」
「分かんないよ…そんなの、俺には分かんない…」

井坂将吾
「いつかはみんな新しい恋をしたり、外の世界に出て行ったりするのかもしれない。
 家族だから、それが当たり前なのだろう。
 でも、もう少しこのまま一緒にいたい。」

新藤誠(亜由美の父)
「住んでる家を見れば、分かる。ここで暮らしてる人が幸せかどうかは、な。」

最終話 別れの決断

井坂将吾
「亜由美 聞こえるかな?
 亜由美のいるその場所にはさ 神様はいるの?

 もしいるんなら 伝えてくれないか?
 この世界には辛いことが多すぎるよ
 多すぎる・・・

 それに 辛いことがあって その気持ちが癒された人より
 癒されないまま救われないままの人の方が多いと思うんだ

 でも それがもし 神様にとって この世界にとって必要なことなら
 せめて その人たちにも一緒に笑える
 心を開ける人を与えてあげてほしい・・・

 私の愛する夫の願いですって そう伝えてくれないかな?
 怒った亜由美は怖いから 神様も聞いてくれそうな気がするんだ
 頼むよ 亜由美・・・」

その他

【番組キャッチフレーズ】
「人間ってやっぱりいいじゃん」

「僕らは世界で一番大切な人を失った・・・」

「これでも、家族じゃありません。」

「他人同士が作る家族の絆は、成立するのだろうか?」

【番組BBSの書き込み】
「名作ドラマや名作アニメと呼ばれるモノの中には、
 視聴率の悪かった作品も多くあります。
 数字が全てではなく、観る人間の心に深く刻まれるかどうかだと思います。
 橋本プロデューサーも、おっしゃっておりますが、
 岡田さんの書く台詞は心に響き、刻まれます。
 きっと『ホームドラマ!』も名作ドラマになると信じています。
 仮に「そんなドラマあったっけ?」と数年後に言われていたとしても、
 僕はこのドラマを忘れず、心に深く刻み込みます。」

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最終更新:2008年01月19日 06:42