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作品の手引き

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gensouiri

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  • 【動画の手引き】は動画を製作する際の技術的な手引きです。ソフトウェアの紹介など
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○関連
幻想入りのスゝメ/動画の手引き
幻想入りのスゝメ/作品の手引き

★作品の手引き(目次)
■動画を作る前に
1.幻想郷で何がしたい?
2.莫大な時間が必要!
3.努力を惜しんではいけない
4.叩かれても折れない
5.アンケート(選択肢)について
6.クロスオーバーについて

■動画の作成
1.最初の設定
2.物語の構成
 A.起
 B.承
 C.転
 D.結
3.動画の構成
 A.サムネ
 B.動画の最初の1分
 C.動画の時間
 D.視聴者への配慮
4.話を作る上での注意
 A.ギャグ
 B.シリアス
 C.バトル
 E.シリアル
 F.シュール
 G.まったり


■動画を作る前に(心構え)

貴方は今、幻想入り動画を作ろうとしています。
例えば有名作品を見て、「自分もやってみたい!」と
心躍ったことがきっかけだったりするのでしょうか。

でもその前に、聞きたいことがあります。

 本当に東方を愛していますか?
 有名所の模倣で終わろうとしていませんか?
 長く続けられますか?
 努力…できますか?

ちゃんとしたシリーズ物を作るのは、簡単なことではありません。
せっかく作っても、思った程再生数が伸びないかもしれません。
コメントで叩かれるかもしれません。

貴方には、これらの現実を受け止める覚悟がありますか?


この項目では、これから幻想入りシリーズを作っていく上で、必要な心構えを挙げていきます。


- 1.幻想郷で何がしたい?

1.幻想郷で何がしたい?

貴方は東方作品や、そのキャラクタ達が好きなはずです。
幻想郷という夢の舞台に立ち、貴方がやりたいことをやる。
それが幻想入りの最大の目的ですね。

具体的には何をするんだろう?
それは、好きなキャラクタと話してみたり、弾幕ごっこしてみたり。
考えれば考えるほど、やってみたい事が浮かぶでしょう。

でも、「俺TUEEEE!→東方キャラをなぎ倒し」なんて考えたりしませんよね!?
貴方は東方が大好きなはずです。

東方の世界観、キャラクタ等は大切にしながらも、
その中でやりたいことはしっかりやっちゃいましょう。

厳しいことも事もあるでしょうが、まずは楽しむことが一番重要なんです。


+ 2.莫大な時間が必要!

2.莫大な時間が必要!

幻想入りに限らず、
面白い動画を作るには、とても長い時間が必要です。
忙しい中の休憩時間や、テレビゲームをする時間等を大幅に削って作業しなければなりません。

それも数ヶ月~数年間。貴方にその覚悟はありますか?
ここで躊躇うようだと、今すぐの幻想入りは見直すべきです。


+ 3.努力を惜しんではいけない

3.努力を惜しんではいけない

「自分は絵を描けないからノベル形式でいいや」とか
「よくわからないから適当に編集したものをうpしよう」とか考えてませんか?

そういった妥協をしていては、ほとんどの場合いい作品は生まれません。

同じ内容の動画なら、より惹かれるサムネの方がよりクリックされる。
同じ画力なら、より惹かれる中身の方がより多くファンが付く。
同じ中身なら、より惹かれる絵・文章の動画がより期待される。

当たり前のことです。
よりよい作品を作る上で、軽率な妥協は許されません。


+ 4.叩かれても折れない

4.叩かれても折れない

丹精こめて作り上げた幻想入り動画!
しかし、そこに書き込まれるコメント全てが優しいものとは限りません。
「字が汚い」、「絵が見づらい」、「それは違うだろ」等コメントの他、
最近では「個性が無い」等のきついものが見られるようになりました。

それらの批判に耐え、プラスに変えていく精神力が要求されます。
「××が駄目だ」という批判を見たら、「××が足らないのか!」と思う、
これが出来ずに激昂したり泣き出すようでは、
とてもこの現状を生き延びることはできません。

ただし中には、内容を見ずに貶すだけのコメントも存在します。
東方シリーズは荒らしに会いやすいので、
批判指摘と荒らし愉快犯を見極める力、荒らしに翻弄されない胆力も必要です。


+ 5.アンケート(選択肢)について

5.アンケート(選択肢)について

幻想入り動画では、
物語の先行きをアンケートで決めるものが多く存在します。
視聴者の意見を反映させることにより、視聴者をより楽しませるのが主な目的ですね。
貴方=作者自身にも、作成の一助となることでしょう。

しかし、全てを視聴者に丸投げしない事が望ましいです。
一番顕著な例としては、執拗に行き先や行動を聞く事でしょう。
また、視聴者の意見ばかりを優先するあまり物語の収拾がつかなくなり、
最終的に破綻してしまう可能性も出てきます。

これは作者の力量次第ですが、
出来ればアンケートをとる時には、
選択肢毎の物語をある程度考えておくことにしましょう。

また、アンケートは事ある毎に必要というわけではありません。
視聴者と一緒に物語を作りたければアンケート形式を採用し、
自分の力で視聴者を楽しませたければアンケートに頼らない。
どちらも自由です。

自分が一番、幻想入りをうまく制作できる方を選んでください。


+ 6.クロスオーバーについて

6.クロスオーバーについて

大手のあの人とクロスしたい!と思って幻想入りをする人もかなりいるのですが…
これはオススメできません。

自分一人で物語を構成できないようでは、とてもひどい作品になってしまいます。
まずマイナス効果にしかならないでしょう。
作品の枠を超えたクロスオーバが盛んな幻想入りですが、
その中でも上手いクロスは本当に少ないと言わざるを得ません。
相手のキャラクタ・自分のキャラクタ…両方を活かすのは、とても難しいです。

そのクロス先のキャラを知らない視聴者さんはどうしてもいらっしゃるので、
クロスは、視聴者さんを置いてけぼりにする可能性が高いです。
まず、やらないほうが無難かと思います。



■動画の作成

1.最初の設定 

まず決めるのは、どんな感じの話にするか?ということ。
言い換えれば、ジャンルの選択です。
ギャグ、シリアス、バトル、まったりなどなど、いろいろありますね。

それが決まったら、
主人公の設定どう始めてどう終わるかの設定を行います。
どちらが先でも良いでしょう。

ここで注意すべき点は、「幻想入りが飽きられ始めている」ところ。
今新規の動画を見ようという人は、数百作品に目を通してきた猛者ばかりです。

その人達の目に止まるためには、かなりの個性が要求されます。
演出、絵、設定…こういった魅力を動画に添える為には、ひたすら努力あるのみ。

さて、設定が終わったところで、
http://iwatam-server.sakura.ne.jp/column/marysue/test.html
このサイトで、貴方が考えた物語・設定をチェックしてみましょう。
点数があまりに高いようなら、それは個性うんぬんではなく、単なる厨二病です。
ただし、0点を目指す必要はありません。

幻想入り作品をチェックする、という観点で言うならば…
  • 幻想入りである以上、10点の壁を超える必要は無いでしょう(むしろ不可能に近い)。
  • 20~35点くらいなら、平たく言えば「相場」であり「王道」です。
  • 40点以上だと、「厨二臭がするな」というコメントを見かけることになるでしょう。
  • 貴方が狙って厨二にした訳では無いのに60点を超えるようなら、見直しが必要です。

厨二であることが必ずしも悪いわけではありませんが、
このテストで異様に高得点をマークする物語が一般ウケしない事は確かです。

かと言って、このテストに縛られる必要はあまりありませんが、
目安として、ぜひ一度試してみてください。


2.物語の構成 

話の構成として、起承転結は有名ですね。

起 で物語が始まり、
承 で膨らみ、
転 で一気に話が動いて、
結 で終わる。

幻想入り動画には転と結のあっけない作品が多く、悪い傾向にあると言えます。
承が長いのは悪いことではないのですが、
グダグダと山もなく進めることに問題があります。
そのままコロリと終わってしまっては、視聴者も首を傾げるので精一杯です。
承の中で、さらに細かく複数の起承転結を入れることを意識するとよいでしょう。

次に、それぞれ4点を詳しく見ていきましょう。


○具体例:メインキャラと各地を回り、最後は帰る物語
+

気づいたら幻想郷だった!
メインキャラにお世話になりつつ、一緒に旅して回ることに。
ここまでが起ですね。

最も注意すべきことは、序盤で多くの設定語りを入れるべきではないということ。
設定を練りこむのは大事ですが、それを序盤でただ語るべきではありません。
それに、練りこまれた設定は、語らずとも滲み出るものです。
伏線を張るのもいいですね。

「起」の理想的な語りとして、漫画「OnePiece」より一例を挙げておきます。
「世はまさに、海賊時代!」
なるほど、海賊がいっぱいいる世界なんだな!と思わせる。これだけで十分です。

海軍等の設定は、後から少しずつ出していきましょう。
はじめから、海軍がいて海賊と…と説明していたら、鬱陶しいですよね。

もちろん、序盤のインパクトは大事です。
体がゴムのように!?と、これもOnePieceからですが、
その作品の特徴をきっちり入れていくと面白くなりそうです。


+

紅魔館や永遠亭など、様々な土地を巡る旅。
これが承です。

ここを長くするにしても短くするにしても、
必ずその中に起承転結を入れるようにしましょう。

各地で繰り広げられる様々なストーリー。
その中で、キャラとの交流を深めていきます。
十分な設定があるなら、どんどん伏線も入れていきましょう。
ただし展開読まれないように注意。

起承転結を入れず、山もなくグダグダと進めるだけでは、
キャラとの関係性が希薄で、非常に味気無いお話になってしまいます。
そんな通りすがりのキャラが最後に手助けしてくれた!と言った所で、
一体どんな感動があるというのでしょう…。
「承」がつまらないようでは、面白い「転」「結」も生まれません。

具体例としてまたOnePieceより。
主人公達が訪れる島それぞれで、出会いあり・戦いあり・別れありと、
一つ一つまとまったストーリーがありますよね。
それが「承の中の起承転結」です。


+

物語全体における、大きな山場です。

重要な秘密が明らかになり、終盤へと流れていきます。
設定語り等は、ここに入れることで絶大な効果を発揮します。
伏線を張っていた場合は、バンバン回収しましょう。

承までにどれだけ山を超えたかで、盛り上がり方が変貌します。
承に山がないと、まるで取ってつけたような展開に…。

ひたすらギャグで通す作品の場合は、
「帰る方法を見つけた!やってみるか!」という風に盛り上げていくのも手です。
ギャグ系と言えども、承できちんと山を超えていれば、
協力してくれるキャラクター等を増やす事ができ、話が盛り上がるでしょう。


+

元の世界に帰ります。

東方キャラとしっかり信頼関係を結べていれば、感動の最終回にもなります。
承までで山がないと、投げっぱなしの打ち切りにしか見えません。

幻想郷に残る話の場合は、きっちり完結させるのが難しかったりします。
まとめ方としては、一つの騒動が終わって、落ち着くという終わり方でしょうか。
帰るという明確な終わりが無い分、かなり練りこむ必要があると思います。


ここまでで起承転結の説明は終わりですが、
必ずしも面白い物語がこの通りに作られている訳でもありません。
起承転結は優秀ですが、悪く言えば「テンプレ」です。
これはあくまで参考として、もし思いつくようであれば
新たな形に挑戦してみていただけたら幸いです。



3.動画の構成

言わなければならない事があります。必ず心に留めてください。


「1話は大事だよ!」


1話でその後の全てが変わると言っても過言ではありません。
最初の顔合わせでどれくらいの視聴者を惹けるか…これは勝負どころです。
今持っている力の全てを出し切りましょう。

多くの作品で、1話は、スキマに入って終わりな「だけ」のものが見受けられます。
せっかく1話を見てくださった視聴者さんが、そんな1話を見て、2話もまた見てくれるでしょうか?

「全ての作者が再生数を求めてるわけじゃない」的な意見を見かけることがありますが、
再生数やコメント数が多くて喜ばない作者はほとんどいないと思います。
応援してくれる人も増えますしね。


それでは、ポイントを絞って解説していきます。
+ A.サムネ

A.サムネ

再生数は、
(サムネから)+(前話から追ってきた)+(口コミで)+(リピーター)でほぼ決まります。
ただし、口コミやリピーターは、まず動画を見てくれる人がいなければ発生しません。

サムネは、動画の再生数・コメ・マイリスト全てに多大な影響を与えるため、最も重要視すべきです。
特に1話は、ほぼ全ての場合において貴方の作品の顔になります。

注意すべき点は、『再生した人』=『最後まで見てくれた人』ではないこと。
サムネで人を寄せても、肝心の内容が伴わなければ、
戻るを押されて「無かったこと」にされてしまうでしょう。

もっとも、開いてもらわなければ見てもらうきっかけにすらなりませんので、
サムネは作品の内容を吟味した上で選んでいかなければなりません。


+ B.動画の最初の1分

B.動画の最初の1分

動画を開いたら前置きが延々と……
見る気を無くして動画を閉じる人が後を絶たないでしょう。

前置きで長々とコメ返しをするのは、超画力もしくは、ネタをふんだんに盛り込んで初めて成せる技です。
前置きは短く!
そして、動画を開いてすぐに強烈なインパクトを与えることで、
効果的に視聴者を動画に惹き込むことができます。


+ C.動画の時間

C.動画の時間

SMILEVIDEOの制限緩和で、長時間高画質も可能ではありますが、10分前後が理想です。
それ以上の動画だと、間延びした場合等に見るのが面倒になる人が出てきます。
あるいは「時間が無い」「長すぎて面倒臭い」と、クリックすらしてもらえないかもしれません。

出来上がる動画が長くなる場合、前後編等に分割して、
ちょっとだけ日を空けつつうpすると、見る側もラクに楽しむことが可能です。
このとき、複数の動画を同時にうpするのは、視聴者を減らす行為ともなりえます。
せっかく掴んだファンを手放さないよう、注意しましょう。


+ D.視聴者への配慮

D.視聴者への配慮

絵(線)や文字があまりに薄かったり、背景に溶けてしまったり、
エンコードや録画などの過程で文字が潰れてしまったり…
見るのに難儀してしまう動画にはしないこと。

もちろん、大事なのは内容を煮詰めることです。
ですが、「見やすい動画」を作成することにも妥協してはいけません。
これは、本で言えば製本作業にあたるくらい欠かせない段階です。

場面切り替えスピード、文字のサイズなど……
自分のPCで再生を繰り返し、見ていて疲れないものを作ることもとても大事です。
協力してくれる人が居れば、見せてみるといいでしょう。



4.話を作る上での注意

 ジャンル別に解説していきます。

+ A.ギャグ

A.ギャグ

普段からネタを考え、思いついたらメモを取るようにしましょう。
引き出しを増やすことで、効果的にネタを出すことができます。

幻想入りでは、パロネタを中心としたギャグが人気のようです。
しかし、もう何度も出てるパロディをただ模倣するだけでは、
全く笑うことができません(これが本当に多いです…)。

新たなネタを捜索したり、自分なりに一ひねりを加えてみましょう。
パロディを織り込む事は、義務ではありません。


+ B.シリアス

B.シリアス

とても難しいです。
しっかりと練られた設定、巧妙な伏線等…
これらは、最初から計画的にやる必要があります。
創作をしたことが無い人は、あまり手を出すべき代物ではありません。

いきなりシリアスをやってみたけど失敗しましたー
なんて事にはならないようにしましょう。

また、自分では面白いつもりでも、
人が見たらつまらない、説明不足、等と言われることがよくあるため、
ズバリ物を言ってくれる相談相手を見つけることも大切です。

当然ながら、紙芝居の場合はかなりの画力が、
ノベルの場合は高い文章力が要求されます。
これ抜きでシリアスを敢行する場合、よほど奥深い物語でなければ
貴方が得るのは失笑苦笑以外の何物でもありません。
そういう意味でも、シリアスは難しい部類に入るでしょう。

とは言え、やる前から無理だと決め付け何もしないのはナシですよ。


+ C.バトル

C.バトル

これをやりたい人は、東方がSTGである以上、やはり圧倒的に多いと思います。
しかし、描写力や駆け引きといった、かなりハードルの高い技術が要求されるため、
やはり創作に慣れた人でないと難しいです。
当然、紙芝居だろうとノベルだろうと同じです。

が、これもやる前から無理だと決め付け何もしないのはナシです。

決して忘れてはいけないことは、
たとえ東方キャラ同士であろうと、オリジナルキャラクターと東方キャラであろうと、
戦っている最中にも、「キャラクターは生きている」ということです。

キャラ毎に特徴的なスペルカードを所持しているように、
展開の中心となった戦闘場面もまた「キャラクターの表現」の一貫である
ということを念頭に置いてください。


+ E.シリアル

E.シリアル

シリアスながら、コミカル(シュール)な内容の作品。

シリアルでもコミカルでも無い、中途半端なものになりがちなので、
決してナメてかかることの無いように…。


+ F.シュール

F.シュール

こればかりは才能です。
凡人がやろうとしてすぐできるものではありません。

むしろ、才能のある人は勝手にシュールになってゆくでしょう。


+ G.まったり

G.まったり

幻想入りには、山も面白みもない
「なんちゃってまったり系」が大量に存在します。

すごくかわいい絵とかでもなければ
とても評価できるものではないため、きちんとネタを仕込みましょう。

また、壮大なストーリーを考えつつまったりを始めてしまうと、
単に冗長でのっぺりした動画に成り下がってしまうかもしれません。
その場合、まったりは1,2話で切り上げるか、
その壮大な物語を放棄し、まったりへ帰化しておくのが妥当でしょう…。





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この項目を作成するにあたって、数多くの作者さんや有識者さんに協力を頂きました。
ズタブタでgdgdでかつ破天荒でどうしようもないwiki缶でしたが、
多くの協力があって何とか完成に漕ぎ着けられました。本当にありがとうございました!
ちなみに添削の人はまだまだ募集中です。興味のある方は井戸端等で連絡下さい。
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