「第十五使徒アラエル」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

第十五使徒アラエル」(2008/01/20 (日) 19:19:45) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

第三の使徒の[[第三新東京市]]侵攻以来一貫して、[[使徒]]は強大な戦闘兵器として人類を恐怖せしめてきた。 [[A・Tフィールド]]に象徴される強靭な防御力、絶対的且つ圧倒的な攻撃力、戦闘に応じて自らを進化させる脅威的な学習能力等、人類の現有兵器の概念を卓絶した脅威的な存在であった。 しかし、アラエル以降、[[使徒]]は単純な戦術的戦闘兵器から、戦略的な存在へとその性格を変貌させつつある。 [[衛星軌道]]上に出現したアラエルは、光輝く鳥の如きフォルムを持ち、その中心部下では手の様な部位に支えられる形で[[コア]]が露出していた。 出現場所、形状共に、他の[[使徒]]に比べて驚嘆すべきものとは云えず、[[第三新東京市]]から離れた位置に出現した事、[[コア]]の露出等を考えるとむしろ後退の印象すら与えるものであるが、出現以降の行動は奇異であった。 本[[使徒]]は[[第三新東京市]]侵攻の気配を見せず、衛星軌道上に停留。 対する[[ネルフ>特務機関NERV]]側は長距離攻撃可能な[[使徒]]と警戒を強め、衛星軌道上で[[使徒]]を撃墜すべく[[エヴァ>人造人間エヴァンゲリオン]]による長距離射撃を企図した。 既存の[[使徒]]に対してであれば適切な初動とも見えたが、本[[使徒]]に対しては直接に過ぎた様だ。 [[エヴァ>人造人間エヴァンゲリオン]]専用[[ポジトロンライフル]]--20X番パレット(実験20号パレット)及び[[大出力ポジトロンライフル改(戦略自衛隊技術研究室製)>スナイパーライフル]]は共に射程外。 [[衛星軌道]]上の[[使徒]]に対して、[[エヴァ>人造人間エヴァンゲリオン]]と云う兵器が無力である事を図らずも立証した形となった。 出現から撃墜まで[[衛星軌道]]上に存在し続け、極めて短時間で消滅した第十五の使徒の情報は過小である。 形状すらも判然としない。 しかし、本[[使徒]]が見せた心理攻撃は、我々に一層の考察を求める驚嘆すべき事象であった。 本[[使徒]]は、迎撃に出た[[弐号機>EVA弐号機]]に対し、[[A・Tフィールド]]に酷似した可視波長のエネルギー波を照射、[[弐号機>EVA弐号機]]パイロットの精神に侵食した。 同パイロットの精神汚染はYに突入、生命維持にすら支障を来すほどの甚大なダメージを被った。 従来の[[使徒]]の攻撃手段は、[[ラミエル>第五使徒ラミエル]]の加粒子砲、[[マトリエル>第九使徒マトリエル]]の溶解液等---それは人類の現有兵器とは隔絶の威力を有するとしても---人類の兵器の延長線上に位置するものであった。 しかし、本[[使徒]]の心理攻撃は人類の未だ有せざる、未知の攻撃手段と云える。(この事実は[[使徒]]が人類とは異なる文明の所産であるとした仮説の有力な証左となろう) 同戦闘で[[弐号機>EVA弐号機]]パイロットの残した戦闘記録によれば、[[使徒]]がパイロットの精神精査を企図したと考察可能な現象が数多く散見される。 この[[使徒]]による人間の精神精査が事実とすれば、本[[使徒]]は表層的な事象より、むしろ人の精神と云う内的事象に着眼したと云える。 それは、地球上の生命体では人類以外持ち得なかった、心や魂という存在を認識する事でもある。 その事実から、我々は幾多の仮説を、[[使徒]]をより高位な存在と捉えるように軌道修整せねばならなくなった。 本[[使徒]]の心理攻撃について更に言及するならば、同攻撃は、[[使徒]]、[[エヴァ>人造人間エヴァンゲリオン]]が有する[[A・Tフィールド]]と呼称される防衛障壁に関して興味深い示唆を与えるものと云える。 本[[使徒]]が、[[衛星軌道]]上と地上と云う長大な距離を隔ててなお、[[弐号機>EVA弐号機]]に対して心理攻撃を貫通せしめた事実は、[[A・Tフィールド]]が心理攻撃に対して甚だ無力であるとする仮説の強力な論拠となるためだ。 同仮説は、[[エヴァ>人造人間エヴァンゲリオン]]と云う堅い装甲に保護された脆弱な人間---パイロットを、[[使徒]]が直接攻撃できる可能性を考究するものだが、その事象を逆説的に論じるならば、[[使徒]]も心理攻撃に対して甚だ脆弱と云える。 勿論、[[使徒]]が精神を持つとの仮定に立脚した論であるが、対[[使徒]]戦兵器の開発に於ける重要事項として特記すべき項目であろう。 ちなみにアラエルは、『鳥』を象徴する天使である。
#image(araeru.jpg,right,width=200,http://www14.atwiki.jp/evacommu?cmd=upload&act=open&pageid=155&file=araeru.jpg) 第三の使徒の[[第三新東京市]]侵攻以来一貫して、[[使徒]]は強大な戦闘兵器として人類を恐怖せしめてきた。 [[A・Tフィールド]]に象徴される強靭な防御力、絶対的且つ圧倒的な攻撃力、戦闘に応じて自らを進化させる脅威的な学習能力等、人類の現有兵器の概念を卓絶した脅威的な存在であった。 しかし、アラエル以降、[[使徒]]は単純な戦術的戦闘兵器から、戦略的な存在へとその性格を変貌させつつある。 [[衛星軌道]]上に出現したアラエルは、光輝く鳥の如きフォルムを持ち、その中心部下では手の様な部位に支えられる形で[[コア]]が露出していた。 出現場所、形状共に、他の[[使徒]]に比べて驚嘆すべきものとは云えず、[[第三新東京市]]から離れた位置に出現した事、[[コア]]の露出等を考えるとむしろ後退の印象すら与えるものであるが、出現以降の行動は奇異であった。 本[[使徒]]は[[第三新東京市]]侵攻の気配を見せず、衛星軌道上に停留。 対する[[ネルフ>特務機関NERV]]側は長距離攻撃可能な[[使徒]]と警戒を強め、衛星軌道上で[[使徒]]を撃墜すべく[[エヴァ>人造人間エヴァンゲリオン]]による長距離射撃を企図した。 既存の[[使徒]]に対してであれば適切な初動とも見えたが、本[[使徒]]に対しては直接に過ぎた様だ。 [[エヴァ>人造人間エヴァンゲリオン]]専用[[ポジトロンライフル]]--20X番パレット(実験20号パレット)及び[[大出力ポジトロンライフル改(戦略自衛隊技術研究室製)>スナイパーライフル]]は共に射程外。 [[衛星軌道]]上の[[使徒]]に対して、[[エヴァ>人造人間エヴァンゲリオン]]と云う兵器が無力である事を図らずも立証した形となった。 出現から撃墜まで[[衛星軌道]]上に存在し続け、極めて短時間で消滅した第十五の使徒の情報は過小である。 形状すらも判然としない。 しかし、本[[使徒]]が見せた心理攻撃は、我々に一層の考察を求める驚嘆すべき事象であった。 本[[使徒]]は、迎撃に出た[[弐号機>EVA弐号機]]に対し、[[A・Tフィールド]]に酷似した可視波長のエネルギー波を照射、[[弐号機>EVA弐号機]]パイロットの精神に侵食した。 同パイロットの精神汚染はYに突入、生命維持にすら支障を来すほどの甚大なダメージを被った。 従来の[[使徒]]の攻撃手段は、[[ラミエル>第五使徒ラミエル]]の加粒子砲、[[マトリエル>第九使徒マトリエル]]の溶解液等---それは人類の現有兵器とは隔絶の威力を有するとしても---人類の兵器の延長線上に位置するものであった。 しかし、本[[使徒]]の心理攻撃は人類の未だ有せざる、未知の攻撃手段と云える。(この事実は[[使徒]]が人類とは異なる文明の所産であるとした仮説の有力な証左となろう) 同戦闘で[[弐号機>EVA弐号機]]パイロットの残した戦闘記録によれば、[[使徒]]がパイロットの精神精査を企図したと考察可能な現象が数多く散見される。 この[[使徒]]による人間の精神精査が事実とすれば、本[[使徒]]は表層的な事象より、むしろ人の精神と云う内的事象に着眼したと云える。 それは、地球上の生命体では人類以外持ち得なかった、心や魂という存在を認識する事でもある。 その事実から、我々は幾多の仮説を、[[使徒]]をより高位な存在と捉えるように軌道修整せねばならなくなった。 本[[使徒]]の心理攻撃について更に言及するならば、同攻撃は、[[使徒]]、[[エヴァ>人造人間エヴァンゲリオン]]が有する[[A・Tフィールド]]と呼称される防衛障壁に関して興味深い示唆を与えるものと云える。 本[[使徒]]が、[[衛星軌道]]上と地上と云う長大な距離を隔ててなお、[[弐号機>EVA弐号機]]に対して心理攻撃を貫通せしめた事実は、[[A・Tフィールド]]が心理攻撃に対して甚だ無力であるとする仮説の強力な論拠となるためだ。 同仮説は、[[エヴァ>人造人間エヴァンゲリオン]]と云う堅い装甲に保護された脆弱な人間---パイロットを、[[使徒]]が直接攻撃できる可能性を考究するものだが、その事象を逆説的に論じるならば、[[使徒]]も心理攻撃に対して甚だ脆弱と云える。 勿論、[[使徒]]が精神を持つとの仮定に立脚した論であるが、対[[使徒]]戦兵器の開発に於ける重要事項として特記すべき項目であろう。 ちなみにアラエルは、『鳥』を象徴する天使である。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
目安箱バナー