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突如、[[第三新東京市]]に出現したゼルエルは、戦闘力という点に於いて、一つの頂点を極めた[[使徒]]と云えよう。 本[[使徒]]の攻撃手段は二つ。 眼の様に見える部分から発せられる光線と、肩下に折り畳まれた帯状の部位による直接攻撃である。 光線は[[サキエル>第三使徒サキエル]]などでの確認されている既存の攻撃手段だが、従来の光線と比べその破壊力は卓絶している。 それは[[ラミエル>第五使徒ラミエル]]が貫通迄に10時間近くを要した、[[第三新東京市]]の地上と[[ジオフロント]]を隔てる22の装甲板を瞬時に18も破壊した事、他の[[使徒]]がついぞ破壊し得なかった[[エヴァ>人造人間エヴァンゲリオン]]の胸部装甲板も破砕した事からも明白である。 肩下に蛇腹状に折り畳まれた帯状の部位は、その機能から腕(マニピュレータ)と考えられる。 腕全体を巻き付ける事で物体を持ち上げるほか、二つに分かれる先端部で物を挟む、掴む、動かす等の働きが可能と思われる。 更にその鋭利な面を使用し物体を瞬時に切断---その威力は、[[弐号機>EVA弐号機]]の腕部、頭部を一瞬で分断させ得るほどである。 だが、本[[使徒]]の精強さは、その攻撃力のみに依らず頑健な防御力にも起因している。 通常兵器が通用しないのは勿論、[[弐号機>EVA弐号機]]の攻撃を(無論[[A・Tフィールド]]が中和された状態で)受けても、ダメージは皆無であった。 また至近距離での[[N2爆弾>N2兵器]]の爆発でも、全く影響はみられない(同様の攻撃を受けた[[サキエル>第三使徒サキエル]]が自己修復を必要としたのに比べると格段の進化である)。 特筆すべきは、[[使徒]]唯一の弱点とも云うべきコアの防御方法である。 これ迄の[[使徒]]は身体内部に隠蔽する程度であったが、本[[使徒]]は始めて[[コア]]を覆う装甲を備えた。 通常は露出しているものの、危機を察知して[[コア]]を覆うように装甲が出現する。 この装甲は至近距離での[[N2爆弾>N2兵器]]の爆発にも耐え得る堅牢さを誇った。 この[[コア]]用防壁は、攻撃力、防御力の強大さとは異なる問題を含んでいる。 何故なら、従来の対[[使徒]]戦の過半は『[[使徒]]の攻撃を回避しつつ[[コア]]を狙う』が基本戦術であったためだ。 [[コア]]の防御は、[[ネルフ>特務機関NERV]]の戦術狭窄を意味し、[[エヴァ>人造人間エヴァンゲリオン]]には強大化する[[使徒]]に対し真正面からの戦闘を強いる事となろう。 その卓絶した戦闘力に注目しがちな本[[使徒]]であるが、[[ネルフ>特務機関NERV]]に察知されること無く[[第三新東京市]]の絶対防衛圏内に出現している点も忘失すべきではない。 [[イロウル>第十一使徒イロウル]]、[[レリエル>第十二使徒レリエル]]と云う形態の特殊な[[使徒]]を除けば、全ての[[使徒]]は絶対防衛圏に達する途上で発見されている。 恐らく本[[使徒]]は、レーダー等の電子機器を騙す何らかの手段を有していたのだろう。 移動は、ほぼ浮遊した状態(方法は不明)で行われる。 これは[[シャムシエル>第四使徒シャムシエル]]、[[ラミエル>第五使徒ラミエル]]でも確認されている移動方法で、静寂性が高く、空中での姿勢変更、方向転換等に自由度の大きい優れた移動方式である。 但し速度に関しては極めて低速と云わざるを得ない。 [[シャムシエル>第四使徒シャムシエル]]、[[ラミエル>第五使徒ラミエル]]も低速であった事から、この速度は構造的な欠陥とも考えられる。 これにより歩行する事は殆どない([[ネルフ本部>特務機関NERV]]に侵入した際、建物内を移動するときにだけ使用が確認されている)。 本[[使徒]]の全高は[[エヴァ>人造人間エヴァンゲリオン]]とほぼ同じ。 [[使徒]]としては小型の部類に入ろう。 四肢を持つ直立型と云う人間に相似した[[使徒]]([[サキエル>第三使徒サキエル]]、[[イスラフェル>第七使徒イスラフェル]])は、総じてこのサイズのようだ。 更に本[[使徒]]には、言及せねばならない奇妙な事象がある。 それは『攻撃を回避する』と云う発想が見受けられない点だ。 他の[[使徒]]と同様に[[A・Tフィールド]]は展開するものの、[[第三新東京市]]、[[エヴァ>人造人間エヴァンゲリオン]]からの攻撃を回避する行動は確認し得なかった。 自らの防御力に絶対の自信があるのか、それとも設計(知的生物に製作されたという意味ではなく、遺伝子に依る生物の構築を指す)思想が異なっている為なのか。 もし、彼らの攻撃を瞬時に判断し、『回避の要無し』と判断したのだとすれば、憂慮すべき事態である。(事実、[[零号機>EVA零号機]]の特攻に対しては、コアを防壁で覆っており、危機を察知し得るのは明かである) 本[[使徒]]は[[第三新東京市]]の絶対防衛圏内に突如出現、[[駒ヶ岳防衛線]]を突破し[[第三新東京市]]への侵入をはたした。 対する[[ネルフ>特務機関NERV]]側は、不意の[[使徒]]の侵入、[[使徒]]の予想外の攻撃力、先の戦闘での損害等から対応が遅れ、[[エヴァ>人造人間エヴァンゲリオン]]による防衛戦は、[[ジオフロント]]内で行われる事となった。 サードチルドレン---[[碇シンジ]]の造反により[[初号機>EVA初号機]]を欠く[[ネルフ>特務機関NERV]]は、初期段階に於いて[[弐号機>EVA弐号機]]による迎撃を試みるも敗退。 [[零号機>EVA零号機]]による特攻も失敗に終わり、ついに[[セントラル・ドグマ]]への[[使徒]]侵入を許す。 だが、遅れて出撃した[[初号機>EVA初号機]]により、ゼルエルは基地外に排除され、[[ジオフロント]]内の森林地帯で破壊された。 その後、暴走した[[初号機>EVA初号機]]により補食されている。 ちなみにゼルエルは、『力』を象徴する天使である。
#image(zerueru.jpg,right) 突如、[[第三新東京市]]に出現したゼルエルは、戦闘力という点に於いて、一つの頂点を極めた[[使徒]]と云えよう。 本[[使徒]]の攻撃手段は二つ。 眼の様に見える部分から発せられる光線と、肩下に折り畳まれた帯状の部位による直接攻撃である。 光線は[[サキエル>第三使徒サキエル]]などでの確認されている既存の攻撃手段だが、従来の光線と比べその破壊力は卓絶している。 それは[[ラミエル>第五使徒ラミエル]]が貫通迄に10時間近くを要した、[[第三新東京市]]の地上と[[ジオフロント]]を隔てる22の装甲板を瞬時に18も破壊した事、他の[[使徒]]がついぞ破壊し得なかった[[エヴァ>人造人間エヴァンゲリオン]]の胸部装甲板も破砕した事からも明白である。 肩下に蛇腹状に折り畳まれた帯状の部位は、その機能から腕(マニピュレータ)と考えられる。 腕全体を巻き付ける事で物体を持ち上げるほか、二つに分かれる先端部で物を挟む、掴む、動かす等の働きが可能と思われる。 更にその鋭利な面を使用し物体を瞬時に切断---その威力は、[[弐号機>EVA弐号機]]の腕部、頭部を一瞬で分断させ得るほどである。 だが、本[[使徒]]の精強さは、その攻撃力のみに依らず頑健な防御力にも起因している。 通常兵器が通用しないのは勿論、[[弐号機>EVA弐号機]]の攻撃を(無論[[A・Tフィールド]]が中和された状態で)受けても、ダメージは皆無であった。 また至近距離での[[N2爆弾>N2兵器]]の爆発でも、全く影響はみられない(同様の攻撃を受けた[[サキエル>第三使徒サキエル]]が自己修復を必要としたのに比べると格段の進化である)。 特筆すべきは、[[使徒]]唯一の弱点とも云うべきコアの防御方法である。 これ迄の[[使徒]]は身体内部に隠蔽する程度であったが、本[[使徒]]は始めて[[コア]]を覆う装甲を備えた。 通常は露出しているものの、危機を察知して[[コア]]を覆うように装甲が出現する。 この装甲は至近距離での[[N2爆弾>N2兵器]]の爆発にも耐え得る堅牢さを誇った。 この[[コア]]用防壁は、攻撃力、防御力の強大さとは異なる問題を含んでいる。 何故なら、従来の対[[使徒]]戦の過半は『[[使徒]]の攻撃を回避しつつ[[コア]]を狙う』が基本戦術であったためだ。 [[コア]]の防御は、[[ネルフ>特務機関NERV]]の戦術狭窄を意味し、[[エヴァ>人造人間エヴァンゲリオン]]には強大化する[[使徒]]に対し真正面からの戦闘を強いる事となろう。 その卓絶した戦闘力に注目しがちな本[[使徒]]であるが、[[ネルフ>特務機関NERV]]に察知されること無く[[第三新東京市]]の絶対防衛圏内に出現している点も忘失すべきではない。 [[イロウル>第十一使徒イロウル]]、[[レリエル>第十二使徒レリエル]]と云う形態の特殊な[[使徒]]を除けば、全ての[[使徒]]は絶対防衛圏に達する途上で発見されている。 恐らく本[[使徒]]は、レーダー等の電子機器を騙す何らかの手段を有していたのだろう。 移動は、ほぼ浮遊した状態(方法は不明)で行われる。 これは[[シャムシエル>第四使徒シャムシエル]]、[[ラミエル>第五使徒ラミエル]]でも確認されている移動方法で、静寂性が高く、空中での姿勢変更、方向転換等に自由度の大きい優れた移動方式である。 但し速度に関しては極めて低速と云わざるを得ない。 [[シャムシエル>第四使徒シャムシエル]]、[[ラミエル>第五使徒ラミエル]]も低速であった事から、この速度は構造的な欠陥とも考えられる。 これにより歩行する事は殆どない([[ネルフ本部>特務機関NERV]]に侵入した際、建物内を移動するときにだけ使用が確認されている)。 本[[使徒]]の全高は[[エヴァ>人造人間エヴァンゲリオン]]とほぼ同じ。 [[使徒]]としては小型の部類に入ろう。 四肢を持つ直立型と云う人間に相似した[[使徒]]([[サキエル>第三使徒サキエル]]、[[イスラフェル>第七使徒イスラフェル]])は、総じてこのサイズのようだ。 更に本[[使徒]]には、言及せねばならない奇妙な事象がある。 それは『攻撃を回避する』と云う発想が見受けられない点だ。 他の[[使徒]]と同様に[[A・Tフィールド]]は展開するものの、[[第三新東京市]]、[[エヴァ>人造人間エヴァンゲリオン]]からの攻撃を回避する行動は確認し得なかった。 自らの防御力に絶対の自信があるのか、それとも設計(知的生物に製作されたという意味ではなく、遺伝子に依る生物の構築を指す)思想が異なっている為なのか。 もし、彼らの攻撃を瞬時に判断し、『回避の要無し』と判断したのだとすれば、憂慮すべき事態である。(事実、[[零号機>EVA零号機]]の特攻に対しては、コアを防壁で覆っており、危機を察知し得るのは明かである) 本[[使徒]]は[[第三新東京市]]の絶対防衛圏内に突如出現、[[駒ヶ岳防衛線]]を突破し[[第三新東京市]]への侵入をはたした。 対する[[ネルフ>特務機関NERV]]側は、不意の[[使徒]]の侵入、[[使徒]]の予想外の攻撃力、先の戦闘での損害等から対応が遅れ、[[エヴァ>人造人間エヴァンゲリオン]]による防衛戦は、[[ジオフロント]]内で行われる事となった。 サードチルドレン---[[碇シンジ]]の造反により[[初号機>EVA初号機]]を欠く[[ネルフ>特務機関NERV]]は、初期段階に於いて[[弐号機>EVA弐号機]]による迎撃を試みるも敗退。 [[零号機>EVA零号機]]による特攻も失敗に終わり、ついに[[セントラル・ドグマ]]への[[使徒]]侵入を許す。 だが、遅れて出撃した[[初号機>EVA初号機]]により、ゼルエルは基地外に排除され、[[ジオフロント]]内の森林地帯で破壊された。 その後、暴走した[[初号機>EVA初号機]]により補食されている。 ちなみにゼルエルは、『力』を象徴する天使である。

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