「第十三使徒バルディエル」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

第十三使徒バルディエル」(2012/10/12 (金) 22:46:28) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

#image(baru.jpg,right) [[参号機>EVA参号機]]及び、それに寄生した粘菌状の使徒。 米国ネバダに設けられたネルフ第二支部は、[[EVA四号機]]、半径89キロ以内の関連施設共ども消滅した。 原因は、[[S2]]機関の搭載実験中の事故である。 この第二支部消滅事件が、米国政府をして[[EVA参号機]]の日本移管を決定させ得たのは間違いない。 [[EVA参号機]]は、[[EVA四号機]]と共に米国が建造権を主張し、米国NERV第二支部でそれぞれ建造されていた機体である。 カラーリングはダークブルー。 光学センサーは[[初号機>EVA初号機]]に酷似した二眼タイプで、その頭部は全体的に[[初号機>EVA初号機]]を想起させるが、頭部以外は[[弐号機>EVA弐号機]]と同型である。 実戦では[[EVAシリーズ>人造人間エヴァンゲリオン]]を凌駕する戦いを見せた[[参号機>EVA参号機]]だが、これは第十三の使徒に寄生されたと云う特異な現象故であり、元々の能力は[[弐号機>EVA弐号機]]とほぼ同様である。 [[弐号機>EVA弐号機]]以降の[[EVAシリーズ>人造人間エヴァンゲリオン]]は、エヴァの第1次整備計画の一環と考えられ、恐らく米国第2支部で欠損した[[四号機>EVA四号機]]も同型であったと考えられる。 専属パイロットはフォースチルドレン---[[鈴原トウジ]]。 [[参号機>EVA参号機]]の移送直前に、[[マルドゥック機関]]により発見された14才の少年である。 日本へと移管された[[参号機>EVA参号機]]は、[[ネルフ>特務機関NERV]]の指揮下に置かれ、[[零号機>EVA零号機]]・[[初号機>EVA初号機]]・[[弐号機>EVA弐号機]]と共に[[第三新東京市]]の防衛に当たるはずであった。 米国NERV第2支部消滅事件より、[[EVA参号機]]はエヴァ専用長距離輸送機で日本の[[松代第2実験場]]へと移送された。 日本での起動実験は、先の事件を考慮してか、無人の地下仮説ケイジにて行われた。 更に[[E計画]]責任者[[赤木リツコ]]博士、[[EVA>人造人間エヴァンゲリオン]]部隊の実戦指揮官[[葛城ミサト]]三佐、加えて日本のスタッフ等、望み得る最高の人員を配しており、万全を期した布陣と云えよう。 起動実験は初期段階に於いて、赤木博士に「即、実戦も可能」と言わしめる熟成度を見せたが、フォースチルドレン搭乗直後に暴走。回路切断等の措置も効果無く、実験場を離脱し単独行動を開始した。 当初は、[[使徒]]識別の為の『BLOOD TYPE』もBLUE([[使徒]]の反応)ではなくORANGEであったため、[[参号機>EVA参号機]]は暴走と考えられた。 しかし、後に[[ネルフ>特務機関NERV]]司令官・[[碇ゲンドウ]]によって第十三使徒と識別され、その時点で[[EVA参号機]]は破棄、司令により撃破命令が下された。 第十三の使徒が[[EVA参号機]]に侵入を果たしたのは移送途中と考えられる。 米国第2支部及び[[松代第2実験場]]に比べ、輸送機及び護衛機は[[使徒]]を探査する設備を持たない。意図的なものかどうかはともかく、その弱点をつかれた形である。 整備中にはエントリープラグ部分に、粘菌状の姿が見てとれる。 輸送機のボイスレコーダーに残された通信記録からは、到着時刻を遵守するために敢えて積乱雲に入った事が判る。恐らく、この積乱雲の中に潜んだ使徒に侵入されたのだろう。 だが、本[[使徒]]が活動を開始するのは[[松代]]での起動実験後である。 これは[[使徒]]の性質が、所謂寄生虫の様なものであるためだろう。 起動実験まで[[使徒]]が活動状態にならなかったのは、恐らく宿主(=[[EVA参号機]])が活動状態でなかったためと考えられる。 第十三の使徒は、[[松代第2実験場]]より徒歩で移動、野辺山付近で待機していた[[零号機>EVA零号機]]、[[初号機>EVA初号機]]、[[弐号機>EVA弐号機]]と戦闘に入った。 この際、通常の実戦指揮官である[[葛城三佐>葛城ミサト]]、及び[[E計画]]責任者[[赤木リツコ]]博士は、[[松代]]で負傷しており戦闘には不参加。 指揮は[[ネルフ>特務機関NERV]]司令官である[[碇ゲンドウ]]自らが取っている。 3体の中で最初に戦闘に入った[[弐号機>EVA弐号機]]は、[[使徒]]の先制攻撃により瞬時に沈黙。 司令部は、[[零号機>EVA零号機]]・[[初号機>EVA初号機]]を合流させての撃滅を指示するも、[[使徒]]に機先を制され合流前に[[零号機>EVA零号機]]は無力化される。 最終的には、未完成の[[ダミーシステム]]を起動する事により本[[使徒]]は撃破されるが、作戦としては非常に未熟なものと言えよう(各個撃破を許した事、及び明確な反撃方法を指示できなかった事は、[[葛城ミサト]]三佐、[[赤木リツコ]]博士の不在に起因していたのだろうか)。 野辺山の戦闘に於いて、本[[使徒]]は[[零号機>EVA零号機]]に対しても侵入を試みている。 この時に使用された溶解液の様なものは、恐らく[[零号機>EVA零号機]]の外部装甲を排除するためのもの。 使徒は、[[参号機>EVA参号機]]に寄生する事で[[EVAシリーズ>人造人間エヴァンゲリオン]]の構造を知ったのだろう。 相変わらず高い[[使徒]]の学習能力には驚かされるが、問題は侵入の方法ではなく、新たに侵入を企図した事にある。 [[零号機>EVA零号機]]本体への寄生は、左腕の強制切断により免れたが、その後も[[参号機>EVA参号機]](第十三の使徒)は変わらず活動状態にある。 これは[[参号機>EVA参号機]]から[[零号機>EVA零号機]]への侵入が『移動』ではなく『分体(多細胞生物の分裂)』であった為であろう。 分体能力に関しては、[[イスラフェル>第七使徒イスラフェル]]で既に確認されているが、この使徒は[[イスラフェル>第七使徒イスラフェル]]と違い、複数回の分裂を繰り返す事が可能と見られる。 また注目すべき点は、寄生した[[使徒]]が宿主の形質さえ変え得る点である。 例えば、[[EVAシリーズ>人造人間エヴァンゲリオン]]の活動限界を超えた長時間活動---恐らく内部電源ではなく、第十三の使徒が新生した動力源を利用しているためだろう。 [[参号機>EVA参号機]]暴走直後に体内で確認された高エネルギー反応がその動力源と思われる。 こうした新形質は、[[野辺山]]での戦闘で更に明らかになる。 [[弐号機>EVA弐号機]]を一撃で活動停止に陥らしめたパワー、[[零号機>EVA零号機]]の射界から消え失せた起動性、極めつけは、[[初号機>EVA初号機]]のと戦闘で見せた、両腕を伸長させての攻撃である。 [[エヴァ>人造人間エヴァンゲリオン]]だけでなく装甲、非生物すら変質させ得る---既存の寄生生物では考えられない形質である。 ちなみにバルディエルは、『霰(あられ)』を象徴する天使である。
#image(baru.jpg,right) [[参号機>EVA参号機]]及び、それに寄生した粘菌状の使徒。 米国ネバダに設けられたネルフ第二支部は、[[EVA四号機]]、半径89キロ以内の関連施設共ども消滅した。 原因は、S2機関の搭載実験中の暴走事故であると考えられている。 この第二支部消滅事件が、米国政府をして[[EVA参号機]]の日本移管を決定させ得たのは間違いない。 [[EVA参号機]]は、[[EVA四号機]]と共に米国が建造権を主張し、米国NERV第二支部でそれぞれ建造されていた機体である。 カラーリングはダークブルー。 光学センサーは[[初号機>EVA初号機]]に酷似した二眼タイプで、その頭部は全体的に[[初号機>EVA初号機]]を想起させるが、頭部以外は[[弐号機>EVA弐号機]]と同型である。 実戦では[[EVAシリーズ>人造人間エヴァンゲリオン]]を凌駕する戦いを見せた[[参号機>EVA参号機]]だが、これは第十三の使徒に寄生されたと云う特異な現象故であり、元々の能力は[[弐号機>EVA弐号機]]とほぼ同様である。 [[弐号機>EVA弐号機]]以降の[[EVAシリーズ>人造人間エヴァンゲリオン]]は、エヴァの第1次整備計画の一環と考えられ、恐らく米国第2支部で欠損した[[四号機>EVA四号機]]も同型である。 専属パイロットはフォースチルドレン---[[鈴原トウジ]]。 [[参号機>EVA参号機]]の移送直前に、[[マルドゥック機関]]により発見された14才の少年である。 日本へと移管された[[参号機>EVA参号機]]は、[[ネルフ>特務機関NERV]]の指揮下に置かれ、[[零号機>EVA零号機]]・[[初号機>EVA初号機]]・[[弐号機>EVA弐号機]]と共に[[第三新東京市]]の防衛・[[使徒]]殲滅に当たるはずであった。 米国NERV第2支部消滅事件より、[[EVA参号機]]はエヴァ専用長距離輸送機で日本の[[松代第2実験場]]へと移送された。 日本での起動実験は、先の事件を考慮してか、無人の地下仮説ケイジにて行われた。 更に[[E計画]]責任者[[赤木リツコ]]博士、[[EVA>人造人間エヴァンゲリオン]]部隊の実戦指揮官[[葛城ミサト]]三佐、加えて日本のスタッフ等、望み得る最高の人員を配しており、万全を期した布陣と云えよう。 起動実験は初期段階に於いて、赤木博士に「即、実戦も可能」と言わしめる熟成度を見せたが、起動直後(絶対境界線突破直後)に[[使徒]]として覚醒、暴走。回路切断等の措置も効果無く、実験場を離脱し単独行動を開始した。 当初は、[[使徒]]識別の為の『BLOOD TYPE』もBLUE([[使徒]]の反応)ではなくORANGEであったため、[[参号機>EVA参号機]]は暴走と考えられた。 しかし、後に[[ネルフ>特務機関NERV]]司令官・[[碇ゲンドウ]]によって第十三使徒と識別され、その時点で[[EVA参号機]]は破棄、司令により撃破命令が下された。 第十三の使徒が[[EVA参号機]]に侵入を果たしたのは移送途中と考えられる。 米国第2支部及び[[松代第2実験場]]に比べ、輸送機及び護衛機は[[使徒]]を探査する設備を持たない。意図的なものかどうかはともかく、その弱点をつかれた形である。 整備中にはエントリープラグ部分に、粘菌状の姿が見てとれる。 輸送機のボイスレコーダーに残された通信記録からは、到着時刻を遵守するために敢えて積乱雲に入った事が判る。恐らく、この積乱雲の中に潜んだ使徒に侵入されたのだろう。 だが、本[[使徒]]が活動を開始するのは[[松代]]での起動実験中である。 これはこの[[使徒]]の活動開始条件が、EVA3号機が正常に起動しA.T.フィールドが発生することであったからだと考えられる。 よって起動実験まで[[使徒]]が活動状態にならなかったのは、恐らく宿主(=[[EVA参号機]])が活動状態でなかったためと考えられる。 第十三の使徒は、[[松代第2実験場]]より徒歩で移動、野辺山付近で待機していた[[零号機>EVA零号機]]、[[初号機>EVA初号機]]、[[弐号機>EVA弐号機]]と戦闘に入った。 この際、通常の実戦指揮官である[[葛城三佐>葛城ミサト]]、及び[[E計画]]責任者[[赤木リツコ]]博士は、[[松代]]で負傷しており戦闘には不参加。 指揮は[[ネルフ>特務機関NERV]]司令官である[[碇ゲンドウ]]自らが取っている。 3体の中で最初に戦闘に入った[[弐号機>EVA弐号機]]は、[[使徒]]の先制攻撃により瞬時に沈黙。 司令部は、[[零号機>EVA零号機]]・[[初号機>EVA初号機]]を合流させての撃滅を指示するも、[[使徒]]に機先を制され合流前に[[零号機>EVA零号機]]は無力化される。 最終的には、未完成の[[ダミーシステム]]を起動する事により本[[使徒]]は撃破されるが、作戦としては非常に未熟なものと言えよう(各個撃破を許した事、及び明確な反撃方法を指示できなかった事は、[[葛城ミサト]]三佐、[[赤木リツコ]]博士の不在に起因していたのだろうか)。 野辺山の戦闘に於いて、本[[使徒]]は[[零号機>EVA零号機]]に対しても侵入を試みている。 この時に使用された侵食液の様なものは、恐らく[[零号機>EVA零号機]]を媒体にし、繁殖しようとしたと思われる。 使徒は、[[参号機>EVA参号機]]に寄生する事で[[EVAシリーズ>人造人間エヴァンゲリオン]]の構造を知ったのだろう。 相変わらず高い[[使徒]]の学習能力には驚かされるが、問題は侵入の方法ではなく、新たに侵入を企図した事にある。 [[零号機>EVA零号機]]本体への寄生は、左腕の強制切断により免れたが、その後も[[参号機>EVA参号機]](第十三の使徒)は変わらず活動状態にある。 これは[[参号機>EVA参号機]]から[[零号機>EVA零号機]]への侵入が『移動』ではなく『分体(多細胞生物の分裂)』であった為であろう。 分体能力に関しては、[[イスラフェル>第七使徒イスラフェル]]で既に確認されているが、この使徒は[[イスラフェル>第七使徒イスラフェル]]と違い、複数回の分裂を繰り返す事が可能と見られる。 また注目すべき点は、寄生した[[使徒]]が宿主の性質さえ変え得る点である。 例えば、[[EVAシリーズ>人造人間エヴァンゲリオン]]の活動限界を超えた長時間活動---恐らく内部電源ではなく、第十三の使徒が新生した動力源S2機関を利用しているためだろう。 [[参号機>EVA参号機]]暴走直後に体内で確認された高エネルギー反応がその動力源と思われる。 こうした新形質は、[[野辺山]]での戦闘で更に明らかになる。 [[弐号機>EVA弐号機]]を一撃で活動停止に陥らしめたパワー、[[零号機>EVA零号機]]の射界から消え失せた起動性、極めつけは、[[初号機>EVA初号機]]のと戦闘で見せた、両腕を伸長させての攻撃である。 [[エヴァ>人造人間エヴァンゲリオン]]だけでなく装甲、非生物すら変質させ得る---既存の寄生生物では考えられない形質である。 ちなみにバルディエルは、『霰(あられ)』を象徴する天使である。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
目安箱バナー