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インド洋上空の衛星軌道上で発見された第十[[使徒]]は、その巨大さと、初めて宇宙空間で発見されたという2点から、一連の[[使徒]]の中でも特筆されるべき[[使徒]]と言えよう。 その大きさは[[エヴァ>人造人間エヴァンゲリオン]]の優に数十倍、他の[[使徒]]と比べても極大のサイズと表現できる。 形はシンメトリ構造であり、アメーバ等の単細胞生物を想起させる。 主な攻撃手段は、自らの身体より分離させた小個体。これを衛星軌道上から地上に降下させる事で、まるで爆弾の様に使用する。 この小個体は、単に身体の一部を分離させたものではなく、[[イスラフェル>第七使徒イスラフェル]]がみせた分体と同様のものと思われる。 その証左として、この小個体は明らかに[[A・Tフィールド]]を展開している(大気圏突入や、地上到達時の強大な爆発力など、[[A・Tフィールド]]の存在無しには説明できない)。 但し、この小個体は[[A・Tフィールド]]発生以外の能力は認められず、[[イスラフェル>第七使徒イスラフェル]]のものとは別種の、下位個体を派生させる特殊な分体と考えられる。 また、本[[使徒]]が発生させている[[A・Tフィールド]]の使用法([[A・Tフィールド]]を拡大、加重する事で[[サーチ衛星]]を破壊)もたいへん興味深い。 これは主に防御手段と考えられてきた[[A・Tフィールド]]の新しい使用法であった。勿論、[[A・Tフィールド]]本来の特性である防御力も高く、数十の[[N2航空爆雷>N2兵器]]にも影響されない堅固さを示している。 更に従来、通信・索敵等の情報戦に関して対抗手段を持たない、もしくは無関心と考えられていた[[使徒]]だが、本[[使徒]]は目に見えない情報戦の分野にも能力を示している。 まず、[[サーチ衛星]]破壊直後から、強力なジャミング能力により地上での通信を妨害している。 これは衛星軌道と地上という距離を考えると、相当に強力且つ広範囲にわたるものである。 更に[[N2航空爆雷>>N2兵器]]使用以後は、ジャミングにより索敵網から姿を消している。 ジャミングは大別して妨害(ノイズ・ジャミング)型と欺瞞(ディセプション)型がある。 この分類に従うのであれば、通信の妨害は前者、索敵網からの逃避は後者と言えよう。 この二つのジャミング型を比較した場合、妨害型の方が、より稚拙な方式と言える。 つまり本[[使徒]]は、更なる攻撃を回避する為に、ジャミングを妨害型からより高度且つ複雑な欺瞞型に進化させたと考えられるのである。これも、[[使徒]]の高度な学習/進化能力の証左であろう。 これらのジャミング能力は、サーチ衛星の索敵以降に発現している事から、サーチ衛星等が索敵用に発した電波を学習し、それをがくようしたと考えられる。 とすると、[[使徒]]は電波等を受容する感覚器官を持つ事になるが、[[使徒]]の感覚器官については視覚/聴覚の有無など不明な部分が多く、言及するには、更なる資料/研究を待たねばならないだろう。 本[[使徒]]は、そのジャミング能力により索敵網から逃れた後、[[第三新東京市]]に向けて落下。[[ネルフ本部>特務機関NERV]]の破壊を企画した。 しかし、[[初号機>EVA初号機]]の全開した[[A・Tフィールド]]により受け止められ、[[零号機>EVA零号機]]、[[弐号機>EVA弐号機]]の到着により破壊された。 ちなみにサハクィエルは、『空』を象徴する天使である。
#image(saha.jpg,right,width=220,http://www14.atwiki.jp/evacommu?cmd=upload&act=open&pageid=136&file=saha.jpg) インド洋上空の衛星軌道上で発見された第十[[使徒]]は、その巨大さと、初めて宇宙空間で発見されたという2点から、一連の[[使徒]]の中でも特筆されるべき[[使徒]]と言えよう。 その大きさは[[エヴァ>人造人間エヴァンゲリオン]]の優に数十倍、他の[[使徒]]と比べても極大のサイズと表現できる。 形はシンメトリ構造であり、アメーバ等の単細胞生物を想起させる。 主な攻撃手段は、自らの身体より分離させた小個体。これを衛星軌道上から地上に降下させる事で、まるで爆弾の様に使用する。 この小個体は、単に身体の一部を分離させたものではなく、[[イスラフェル>第七使徒イスラフェル]]がみせた分体と同様のものと思われる。 その証左として、この小個体は明らかに[[A・Tフィールド]]を展開している(大気圏突入や、地上到達時の強大な爆発力など、[[A・Tフィールド]]の存在無しには説明できない)。 但し、この小個体は[[A・Tフィールド]]発生以外の能力は認められず、[[イスラフェル>第七使徒イスラフェル]]のものとは別種の、下位個体を派生させる特殊な分体と考えられる。 また、本[[使徒]]が発生させている[[A・Tフィールド]]の使用法([[A・Tフィールド]]を拡大、加重する事で[[サーチ衛星]]を破壊)もたいへん興味深い。 これは主に防御手段と考えられてきた[[A・Tフィールド]]の新しい使用法であった。勿論、[[A・Tフィールド]]本来の特性である防御力も高く、数十の[[N2航空爆雷>N2兵器]]にも影響されない堅固さを示している。 更に従来、通信・索敵等の情報戦に関して対抗手段を持たない、もしくは無関心と考えられていた[[使徒]]だが、本[[使徒]]は目に見えない情報戦の分野にも能力を示している。 まず、[[サーチ衛星]]破壊直後から、強力なジャミング能力により地上での通信を妨害している。 これは衛星軌道と地上という距離を考えると、相当に強力且つ広範囲にわたるものである。 更に[[N2航空爆雷>>N2兵器]]使用以後は、ジャミングにより索敵網から姿を消している。 ジャミングは大別して妨害(ノイズ・ジャミング)型と欺瞞(ディセプション)型がある。 この分類に従うのであれば、通信の妨害は前者、索敵網からの逃避は後者と言えよう。 この二つのジャミング型を比較した場合、妨害型の方が、より稚拙な方式と言える。 つまり本[[使徒]]は、更なる攻撃を回避する為に、ジャミングを妨害型からより高度且つ複雑な欺瞞型に進化させたと考えられるのである。これも、[[使徒]]の高度な学習/進化能力の証左であろう。 これらのジャミング能力は、サーチ衛星の索敵以降に発現している事から、サーチ衛星等が索敵用に発した電波を学習し、それをがくようしたと考えられる。 とすると、[[使徒]]は電波等を受容する感覚器官を持つ事になるが、[[使徒]]の感覚器官については視覚/聴覚の有無など不明な部分が多く、言及するには、更なる資料/研究を待たねばならないだろう。 本[[使徒]]は、そのジャミング能力により索敵網から逃れた後、[[第三新東京市]]に向けて落下。[[ネルフ本部>特務機関NERV]]の破壊を企画した。 しかし、[[初号機>EVA初号機]]の全開した[[A・Tフィールド]]により受け止められ、[[零号機>EVA零号機]]、[[弐号機>EVA弐号機]]の到着により破壊された。 ちなみにサハクィエルは、『空』を象徴する天使である。

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