竦み

図のように中心を囲う同色の石が睨み合い、
中心に置くとオイラー数が2下がるような配置を竦み(すくみ)と呼ぶ。
(四辺形ボードの鋭点周りでは2つの石が竦む場合もある。)

基本的に、竦みは良くない配置だと考えられる。
特に終盤、もし相手に竦みが残っていて他に置く場所があるなら
決して竦みに打ち込んではならない。

逆に最後の1手を打つ側は、竦みを残しておくと
結局、終盤自分で打ち込む羽目になるため、
予め竦みを残さないことに腐心する必要がある。
とくに、事前に土地を繋げて竦みを解消するという手は、
時折オイラー数を下げない他の手よりも優先されることがある。
これを竦みの解消と言う。

一方、最後を相手に打たせる側は、
1つの竦みまでは残しても構わないという余裕がある。
そのため、図のように自らも竦むことで、
相手の竦みを確定させる手が有効である。
これを竦みの固定と言う。
固定された竦みは決して解消できない。

しかし最後を相手に打たせる側も
2つ目以上の竦みはやはりどこかで
解消しておく必要があると考えられる。


(スラング)
複数の竦みが重複していたり、同時に発生したりする状況を
スク水と呼び、敢えてそれを戦略とするマニアックなプレイヤーもいる。

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最終更新:2011年11月21日 16:41
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