初手鋭点打ち

四辺形ボードの角に位置する2つのマスは重要である。
左下(右上)の角を鋭点、左上(右下)の角を鈍点などと呼ぶ。

通常のマスは6つのマスと接しているのに対し、
鋭点は2つ、鈍点は4つのマスにしか接しない特別なマスである。
鋭点や鈍点に置く石は、比較的孤立しやすいと考えられるため、
早い段階で鋭点や鈍点を押さえることが肝心であり、
先手は初手鋭点打ち、後手は2手目鈍点打ちが1つの定石となる。

ちなみに鋭点に接する2マスも、
5つのマスにしか囲まれていない特別なマスであり、
時々、セミ鋭点などと呼ばれることがある。

鋭点に赤石が置かれた状態では、
後手にとって鈍点もセミ鋭点も同等に孤立しやすいマスだと言えるが、
2手目セミ鋭点打ちが見られることは少ない。
A…鋭点、 B…鈍点、 S…セミ鋭点、 E…オイラー点

初手鋭点打ちは非対称な竦みという利点もある。
対して、初手オイラー点打ちというアイデアも提案されている。

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最終更新:2011年11月18日 00:24
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