龍神村伝説

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龍神村伝説


キャスト

青年(牛、耳持参):ロン・タンヤオ
女カメラマン(一次以上の猫):汐莉那
少女(基本兎):古宮まほる
古本屋兄(龍、できれば二次、トリックホーン・雷耐宝・尻尾持参):蒼野霧輝
古本屋妹(羊、棒に見える低Lv杖・トラディシオンロッド見た目・耳):cLover
少女の兄(狸):†ジェラル†
謎の声(アサシン姉御、または司会が舞台に上がらずに発言):団長

※全員耳と尻尾を外す


開演

司会のアナウンス。内容については敢えて指定しないので、思う通りに。

OP(駅前)

※青年、中央に出て寝る。
※少女、上から登場し、びっくりエモ。

少女「
わ、人が居る。
もしかして、寝てるのかな?

※少女、青年に歩み寄る。

少女「
起きて、こんな所で寝てたら風邪引いちゃうよ?

青年「
うーん……

※青年、立つ。

少女「
あ、やっと起きた。
こんな所で寝てたら風邪引いちゃうよ?

青年「
ああ…俺、寝てたんだな。

少女「
うん、ぐっすり寝てたよ。
こんな所まで歩いてくるなんて、凄いね。

青年「
あれ?ここ駅だぞ。
どうして歩いて来たってわかったんだ?

少女「
この駅、とっくの昔に廃線になってるの。

青年「
廃線なのか。
どうりで、線路沿いを歩いてても電車が全く通らないわけだ。
あ、自己紹介がまだだったな。
俺は(青年)、情けない事に浪人生やってる。

少女「
私は…

※女カメラマン、上から登場。上のセリフが消える前に

女カメラマン「
こらーっ!(少女)!
もうお勉強の時間でしょ!!

少女「
あ!忘れてた!

※少女、汗エモ。

女カメラマン「
…って、祭が近いんだからよその人と話しちゃダメでしょ!!

※少女、ジト目汗エモ。

少女「
お姉ちゃんだって、よその人じゃない……

女カメラマン「
あたしはいいのよ、将来は(少女)のお姉さんなんだから。

少女「
お兄ちゃんの恋人だもんね。

女カメラマン「
時間稼ぎはいいから、とっとと行くわよ!
受験生なんだし、ちゃんと勉強なさい!

少女「
あうう……
お兄さん、またね。

※少女、手エモ。
※少女&女カメラマン、上に走って退場。

青年「
(…気のせいか?さっき女の人の顔が一瞬暗くなったぞ?)
まあいいや、俺も村を見てまわるかな。

※青年、上に歩いて退場。

シーン1(山奥の森)

※古本屋妹、右に登場(棒に見える低Lv杖を装備)
※古本屋妹、中央に歩み寄る。
※青年、右に登場。

古本屋妹「
ヒュィーッ!
…おいで。

※古本屋妹、装備変更(トラディシオンロッド見た目)
※青年、?エモ

青年「
なんだ?

古本屋妹「
…そう、そっちはいつも通りなのね。
こっちも、元気でやってるわ。
…心配しないで、私達は大丈夫。
それじゃ、また。

※古本屋妹、装備変更(棒に見える低Lv杖)
※古本屋妹、右を向く。
※青年、舞台端まで上に走り寄る。
※古本屋妹、右に歩いて退場。

青年「
思わず隠れてしまった。
鳥と会話する女の子…か。
なんか、近寄りがたい雰囲気だったな。

※青年、右に歩いて退場。

シーン2(古本屋)

※青年、左上に登場。
※青年、縦軸の中央あたりまで下に歩み寄る。
※青年、右を向く。向いた先に入口があるイメージで。

青年「
お、古本屋か。
見てみようかな。

※青年、画面中央くらいまで右に歩み寄る。
※古本屋兄、右に登場。
※古本屋兄、青年に歩み寄る。

古本屋兄「
いらっしゃい。
ん?いつもの娘さんじゃないのか……

青年「
ちょっとお店の中を見せてもらってもいいですか?

古本屋兄「
ああ、心ゆくまで覗いてってくれ。

※しばらく間、古本屋兄はそのまま立っている。
※青年と古本屋兄、アドリブでの会話。青年、画面内を少しウロウロして、中央から離れる。
※古本屋妹、入店(左上から入場→縦の中央に歩み寄る→横の中央に歩み寄る)

古本屋妹「
ただいま。

古本屋兄「
お帰り。
お客さんが来てるから失礼のないようにな。

古本屋妹「
しないわよ、失礼なんて……

※青年、?エモ

青年
(どっかで聞いた事がある声が……)

※青年、古本屋兄に歩み寄る。古本屋内のイメージなので斜めでの直進は厳禁

青年「
あっ!さっきの子か!

※古本屋妹、?エモ

古本屋妹「
…誰?

古本屋兄「
こらこら、失礼するんじゃないって言ったそばからこれだ。

※古本屋兄、汗エモ

古本屋妹「
失礼はこの人でしょう?
私、この人と面識ないもの。

※青年、汗エモ

青年「
いやあ、その子の言う通り、こっちが遠巻きに見ただけなんだよな。
口笛で鳥を呼べるなんて、凄いな。

※古本屋妹、びっくりエモ

古本屋妹「
見てたの!?

※古本屋兄、笑いエモ

古本屋兄「
あれは(古本屋妹のあだ名)の友達だからなあ。

※古本屋妹、ジト目汗エモ

古本屋妹「
いいじゃない、別に。

青年「
昔飼ってたんですか?

古本屋兄「
ん?ああ、まあそんな所だな。

古本屋妹「
私は先に上がっておくわね。

※古本屋妹、右に走って退場。

青年「
うわ、露骨に嫌がってる気が……
なんかまずい事言ったかな。

※青年、汗エモ

古本屋兄「
まあ、あれの事は気にしなくてもいいぞ。
それより青年、君は泊まる所のアテはあるのか?

青年「
え?
特にないです。

古本屋兄「
クックック…それは困ったな。

青年「
え?
(今、含み笑いしたような……)

古本屋兄「
この村、旅館すらないからな~。

青年「
……

古本屋兄「
あ、そうそう、話は変わるけど、
この店、二人でやってるから人手不足なんだよな~

青年「
……

古本屋兄「
どこかに手伝ってくれる親切な人は居ないもんかね~

青年「
……

古本屋兄「
部屋が余ってるから、住み込みで働いてもらう事もできるんだがな~

青年「
……

古本屋兄「
部屋を探してる人、誰か知らない?

※古本屋兄、黒光エモ
※青年、ジト目汗エモ

青年「
…ここに居るじゃないですか。

※古本屋兄、笑いエモ

古本屋兄「
決まりだな。
よろしく!

※青年と古本屋兄、右に歩いて退場。

司会「
こうして(青年)は古本屋を手伝う事になった。
そして、次の日……

シーン3(駅前)

※少女、上に登場。
※少女、中央に歩み寄り、座る。(駅前のベンチに座っているイメージ)
※青年、上に登場。※この後の動きは指定していないが、各人がイメージで動きを入れても可。

青年「
あれ?今日もここに居るのか?

少女「
あ、こんにちは。
ここに居るのは、日課なの。

青年「
そうなのか。
お気に入りの場所なんだな。

少女「
昔はこの場所に汽車が来て、外のものが色々と入って来てたの。
今は、何も来ないけど。

青年「
それは…寂しいな。

少女「
お兄さんこそ、ここに何しに来たの?
昨日、廃線だって教えたのに。

青年「
んー…
村に来たばかりでよくわからないし、
案内板でも見ようかと思ってな。

少女「
そうなんだ。
でも、残念だね。
ここには案内板なんてないよ。

青年「
なぬ!?

少女「
だって、この村って、何も見る所なんかないもの。

青年「
えー…
祭って言ってたからてっきり、大きな神社でもあると思ったのに……

少女「
そんなのないよ。
ただ、村人たち全員でひっそりと行われるんだよ。
お姉ちゃんは、お兄ちゃんからその話を聞いて、
参加したいって思って来たみたいだけど。

青年「
そうなのか。

少女「
うん。
ついでにカメラマンのお仕事の綺麗な風景も撮りたいって言ってたよ。

青年「
意外な仕事してるんだな~…
っと、そろそろ仕事に戻らなきゃな。

少女「
そうなんだ。
またね。

※少女と青年、手エモ
※青年、上に走って退場。
※少女、上に走って退場。

シーン4(古本屋)

※青年、登場した後中央に走り寄り左を向く。
※女カメラマン、入店(左上から入場→縦の中央に歩み寄る→横の中央に歩み寄る)

女カメラマン「
ごめんくださーい。

青年「
いらっしゃい。

※女カメラマン、ショックエモ

女カメラマン「
ゲッ!あんたは昨日の!!

※青年、汗エモ

青年「
そんな露骨に嫌そうな顔をしなくても。
(この人と言い、古本屋の妹さんと言い、俺の第一印象最悪なんだな)

女カメラマン「
店長さん居ないみたいだし、今日の所は帰るわ!

※女カメラマン、退散(入場と逆の手順で『走り去る』)
※青年、ジト目汗エモ

青年「
…そんなに俺が嫌か…

※青年、本屋内をウロウロ

司会「
(ドサッ)

青年「
あ、本が落ちちまった。
龍神伝説……
気になるな。
誰も居ないし読んでみよう。

※古本屋兄、入店(左上から入場→縦の中央に走り寄る→青年に歩み寄る)

青年「
どれどれ…
『龍の神の怒りによる日照を沈める為に、龍の巫女は沼の深くに沈んで行く……』
って、ラストだけ見ても、意味がわからないな。

古本屋兄「
よう、青年。
ちゃんとサボってるかい?

青年「
ぇ…

※青年、汗エモ

古本屋兄「
どうせこの本屋に来る客なんて、さっき話してた娘さん位なんだ。
ゆっくり羽伸ばして来てもいいぞ。

※古本屋兄、笑いエモ

青年「
じゃあ、なんで仕入れなんか?

古本屋兄「
あぁ、参考書と後は俺の趣味だな。

青年「
言われてみれば、(少女)ちゃんが受験生だったか……

古本屋兄「
さっきの娘さんな、外の人なのにやたらとこの村のしきたりとか伝説を知りたがるんだ。
だから、色々と見せてるんだ。

青年「
そうなんですか?

古本屋兄「
あぁ、君も聞きたいか?
龍神伝説。

青年「
(さっきの本の内容か……)
はい。

古本屋兄「
五十年前あたりにこの辺一帯にひどい日照りがあって、
それを鎮める為に巫女が龍神様の生贄になったんだとよ。
それで、日照りは収まって万々歳、巫女は土地神として祭られてるらしい。
まぁ、巫女には悪いが五十年前なんてまだまだ、
神通力だの妖怪だのを信じてた時代だからなあ……
山に雷が落ちた時だって、龍神様が天に昇ったって言われてた位だしな。
おっと、話が逸れちまったな。
その伝説だけど、巫女が沼に沈んだのは満月の夜で、
それ以後沼には満月の夜に月の光を受けた宝珠が現れて、
宝珠に強く願ったら願いが叶うんだとよ。
なんでも、土地神になった巫女がやってるんだとか。
青年、君も探してみるかい?
希望してる大学への合格も夢じゃないかもな~?

青年「
随分伝説に詳しいんですね。

古本屋兄「
いやね、俺、そういうのが趣味だから。
あと、あの娘さんも目当ては伝説かもな~。

青年「
そんな非科学的な事を信じるタイプには見えませんでしたけど。

古本屋兄「
ま、興味があったらこれでも読んでみな。

青年「
本?

古本屋兄「
幸い今夜は満月だ。
宝珠探しには持って来いかもな。
そこに宝へのヒントみたいなのも載ってるし、探してみちゃあどうだい?

青年「
まあ、考えときます。
(もし本当にあの人が宝探しなんてやる気だったら危ないな)
(何かあったら絶対(少女)ちゃんが悲しむ)
(止めに行かないと)

※青年と古本屋兄、右に歩いて退場。

司会「
この後(青年)は龍神伝説をパラパラと眺めてみた。
動物と会話できたという巫女についての記述が、何故か気になった。

シーン5(山奥の森)

※女カメラマン、右に登場。
※女カメラマン、中央に走り寄る。
※青年、右に登場。

青年「
やっと見つけた!

女カメラマン「
ゲッ!なんであんたがこんな所に居るのよ!?

青年「
宝探しやってるかと思って、止めに来たんだ。

女カメラマン「
…余計なお世話よ!!

※女カメラマン、上に走り去ろうとして、舞台ギリギリで止まって振り返る。

女カメラマン「
いい?
あんたがついて来るのは勝手だけど、
勝手に死なれちゃあたしも寝覚めが悪いわ。
だから、一つだけ忠告しといたげる。
この先、何が起きても信じちゃダメよ!

※女カメラマン、上に走って退場。

青年「
なんなんだ、いったい……

※青年、上に走って退場。

司会「
やがて、周囲が暗くなり、深い森の中に霧が立ち込めて来た。

シーン6(龍神の試練)

※青年、上に登場。
※青年、中央に走り寄る。
※青年、あたりをウロウロする。

青年「
くそっ!霧が深くなってきたな……

謎の声「
(小僧…ここから先は人の領域ではない)
(早々に立ち去れ)

青年「
(これは…店長さんが渡してくれた本に書いてあった事か!?)
我ここに希望を求めて立ち入った者なり!
龍神の元へ我を導きたまえ!

謎の声「
(汝にその資格があるかを問う)
(汝にとって勇気とは何ぞや?)

青年「
災いに立ち向かうためのものだ!

謎の声「
(汝にとって知恵とは何ぞや?)

青年「
全てを照らす光だ!

謎の声「
(汝にとって夢とは何ぞや?)

青年「
生きる為の希望だ!

謎の声「
(では、汝にとって愛とは何ぞや?)

青年「
(えっ!?こんなの書いてなかったぞ!?)

謎の声「
(答えよ……)

青年「
…皆の笑顔を、守る事だ。

謎の声「
(……)

青年「
(答え方が、まずかったか…?)

謎の声「
(汝を、資格ありと認める)
(行くが良い……)

青年「
霧が…晴れていく……
よし!急ごう!!

※青年、右に走って退場。

シーン7(龍神の沼)

※女カメラマン、右に登場。
※女カメラマン、中央に走り寄る。
※女カメラマン、上を向く。

女カメラマン「
なんでよ…どうして居ないのよ!?

※青年、右に登場。

青年「
やっと追いついた!

※青年、女カメラマンに走り寄る。

青年「
さあ、村に戻ろう!

女カメラマン「
この沼に…居るはずなのに……

※青年、上を向く。

青年「
沼…に、人!?

※古本屋兄、上から登場。
※古本屋兄、青年に歩み寄る。

古本屋兄「
奇遇だな、こんな所で会うなんて。
って、そんな演技はもういいか。

※古本屋兄、トリックホーン&尻尾を装備

古本屋兄「
さて、最後の質問を問うか。
俺の名前は?

青年「
…龍神、(古本屋兄)…

古本屋兄「
…ご名答。

女カメラマン「
は、話が違うじゃない!!
なんで今回に限ってあいつなのよ!?
私が何度、『彼の生きている時間』に戻してもらったと思ってるのよ!?

青年「
!?

古本屋兄「
もう充分だろ?
後は彼に任せてみな。
悪いようにはならないはずだ。

青年「
俺に何を任せるって言うんだ……
俺には何の力もないってのに……

※古本屋兄、青年の居る所に雷耐宝を投げる。

古本屋兄「
それが、願いを叶える宝玉だ。
さ、今の願いを思い描いてみな。

青年「
俺の願いは……

古本屋兄「
ちょっとくらい欲張ってもいいんだぜ?
サービスするぞ。

※古本屋兄、笑いエモ。

青年「
この村と関わった全ての人達がもっと豊かに、幸せになる事だ。

古本屋兄「
ん?
そんな願いでいいのか?

青年「
…ああ。
大学なんて自分の力で行かなきゃ、どうせ卒業できないからな。

古本屋兄「
随分と欲が無いんだな。
さて、ようやく、長い悪夢が終りそうだな……

※全員上に走って退場。

シーン8(駅前)

※青年、上から中央に出て寝る。
※少女、上から登場し、びっくりエモ。

少女「
わ、人が居る。
もしかして、寝てるのかな?

※少女、青年に歩み寄る。

少女「
起きて、こんな所で寝てたら風邪引いちゃうよ?

青年「
うーん……

※青年、立つ。

少女「
あ、やっと起きた。
こんな所で寝てたら風邪引いちゃうよ?

青年「
あ、(少女)ちゃん……

※少女、びっくりエモ。

少女「
わ、どうして私の名前、知ってるのかなぁ……

青年「
え?
カメラマンのお姉さんから聞いたからな。

少女「
そうなんだ?
お姉ちゃんの知り合いなんだね。

※青年、びっくりエモ

青年「
え!?君も俺の事を知ってるはずだけど……

※女カメラマン&少女の兄、上から登場。

女カメラマン「
あ、アンタは!

少女の兄「
知り合い?

女カメラマン「
まあそんな所ね。

※少女の兄&女カメラマン、青年に歩み寄る。

女カメラマン「
二人は先に駅に行ってて。

少女の兄「
わかった。

※少女の兄&少女、右に歩いて退場。

青年「
どうなってるんだ…?

女カメラマン「
言ったでしょ?
この先、何が起きても信じちゃダメよ、って。

※女カメラマン、ウインクエモ。
※青年、びっくりエモ。

女カメラマン「
龍神様のはからいで、彼が死ななかった事に変わったの。
列車も、廃線じゃないわ。
あたしが最初に願ったのは彼を生き返らせる事。
でも、無理だって言われた。
だからあたしは彼の生きてる時間に送ってもらった。
でも、彼が死ななかった事に変える事はできたみたいね……

青年「
性格悪いな、あの人。

女カメラマン「
…かもね。
この事を知ってるのは世界中でアンタとあたしだけだと思うわ。
誰かに喋っても気味悪がられるだけだから、誰にも喋らない事ね。
それじゃあそろそろ、あたしも行くわね。

※女カメラマン、右に歩いて退場。

青年「
確認したい事があるし、行ってみるか……

※青年、上に走って退場。

司会「
その後、(青年)は村の中を探して回った。
しかし結局、村の中で古本屋を見つける事はできなかった。
最後の手がかりを求めて、(青年)は沼に向かう事にした。

EP(山奥の沼)

※古本屋妹、右に登場。装備はトラディシオンロッド見た目。
※古本屋妹、中央に歩み寄る。
※青年、右に登場。

古本屋妹「
…そうね、(古本屋兄)様には伝えておいて。

※古本屋妹、装備変更(ケインかバトン)

青年「
こんにちは。

古本屋妹「
こんにちは…今度は、逃げないのね。

青年「
ああ、逃げる理由もないしな。
君の名前って、(古本屋妹)なんだろ?
…龍神伝説に登場する巫女の。

古本屋妹「
ええ。
ここまでは合格ね。

青年「
…何の話だ?

古本屋妹「
沼を覗き込んでごらんなさい。

※青年と古本屋妹、上に少し移動して耳を装備する。

青年「
これって……

古本屋妹「
そう。
あなたも龍神になる事ができる。
私の時と同じで。

青年「
……

古本屋妹「
貴方にその気があるなら、龍神になれる。
でも、人間として山を降りてもいいわ。
貴方の答えは、どうかしら?

青年「
俺は…

司会「
このお話は、ここまでです。
この後、青年が何と答えて、どういう暮らしをしたのか?
答えは、皆さんの心の中だけにあります。

終演の司会アナウンス。
内容については敢えて指定しないので、思う通りに。
その後、恒例の役者紹介へ。

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