TYPE-3

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durch_leiden_freude

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「TYPE-3」


キャスト

司会:エーリザート
主演(TYPE-3):小林輪
相棒(ディンゴ):トコナツ
TYPE-2:愛遮(葉薊)
TYPE-1:迅朔
TYPE-4:汐莉那
軍曹:ルヴィン
帝国兵:エリューゼ
マッドサイエンティスト:ジョーカー
街の人ABC:ジェラル/ルック/アルカイダX


ナレーション)

こんばんは。
今宵もDLFの劇を見学しに来て頂き、ありがとうございます。
さてさて、今夜は、ちょっと趣向を変えて、
とある、銃にまつわるお話でもしましょうかと。
それでは…
開幕です

(冒頭部分。物語はここから始まります)

(愛遮 VS 輪シーン)

愛遮「私は、失敗作だから…」

そういって彼女は微笑んだ

(愛遮携帯で消える)
(輪舞台をうろうろ)

小林輪「違う!誰が悪いとか!そういう事じゃない!」

僕は…

(中央で寝る)
夢…

夢を見ている…

目の前には、何時ものあの、風景。

繰り返す…『ごめんね』


輪「…朝…」

輪「また…あの夢…」

あれから、数年。俺は未だに、あの頃の思い出を引きずっている。

トコナツ「おーい。飯が出来たぞー」

輪「ああ…今行く」

(食卓へ。二人中央で座りながら)

トコナツ「輪…顔色悪いな。どうしたんだ?」

輪「…別に。」

トコナツ「別に…って、まさかお前。またあの夢を見たのか?」

輪「…」

トコナツ「俺が言うのも、何だけどさ。アレは仕方ない出来事だったんだ。
だからもう…忘れなよ。」

輪「…守れなかった…僕は!」

(泣きマクロ)

トコナツ「…あんまり、自分を責めるもんじゃないぜ?相棒(ディンゴ)」

輪「…」

トコナツ「ッチ。しけた空気だな。朝からしんきくせーぞ!
人間なぁ!生きてりゃ色んな事あんだよ!でも、前を向いて生きていかなきゃ!
亡くなったあいつ等に申し訳ねぇだろ!」

輪「…」

トコナツ「…まぁ。気持ちも判るがな。いよいよ…」

輪「ああ…今日こそ…すべてに決着をつける!」

思い起こせば…それは、10年前。

僕たちは、ずっと一緒で。この時間が永遠に続くものと思われた。
でも、ある日…

アルカイダX「大変!帝国陸軍が攻めてきたわ!」

ジェラル「何だって!?」

アルカイダX「うん。だから…ここは危険よ!さぁ早く!」

(ジェラル・アルカイダX舞台より掃ける)

ルック(中央で凄く寂しそうに)
「子供狩だって…どんどん子供が連れて行かれていくの…」

(泣きエモとか、うろうろ)
ルック「皆、皆…どこぉ~?皆~」

(ルック立ち去った後、愛遮と輪、軍曹、帝国兵舞台へ)

愛遮「輪!逃げてっ!」

ルヴィン「おーっほっほっほ。ここは帝国陸軍が占拠したにゃん!抵抗する者は命は無いと思えにゃん!」

愛遮「あっ」

ルヴィン「ほほぅ。こいつは…なかなかの上玉にゃん。この子も連れて行けば、昇進間違い無しにゃん」

愛遮「離して!離してよ!」

小林輪「愛遮!」

ルヴィン「なぁにぼうや?抵抗するんにゃん?」

小林輪「愛遮を離せよ!」

ルヴィン「煩い餓鬼にゃん。…だが、いきのいいぼうやは好きにゃんよ?…そこのアナタ!」

エリューゼ「はっ!」

ルヴィン「このぼうやも、連れていくにゃん。ただし、抵抗するなら多少痛めつけても構わないにゃん」

エリューゼ「はっ!」

小林輪「はなせ!はなせよ!」

(帝国兵に連れて行かれる輪)

ナレーター)
こうして、彼らはとある施設へと連れて行かれる事となる。

小林輪「…ここは?」

ジョーカー「よ~ぅこそ。ヒヒヒ♪」

小林輪「あんたは…」

ジョーカー「…モルモットの癖にいっぱしの口を利くんじゃない!…ヒヒヒッ。まぁ
今日からお前は、TYPE-3だ。いいな?」

小林輪「何だよ。そのTYPE-3って」

ジョーカー「ヒヒッ♪まだ自分の立場というものがわかってないようだね。おい!」

エリューゼ「はっ!」

ジョーカー「TYPE-3に、TYPE-1を見せてやれ。ヒヒヒッ」

エリューゼ「はっ!」

(輪、連行)

ジョーカー「ヒヒヒッ。まぁ仲良くな…」

小林輪「…ここは?」

薄暗い。そして息がつまる。そこに、一人の少年が座っていた
(近くには、TYPE-1の銃)

エリューゼ「ここよ」

迅朔「…」

小林輪「ねぇ…」

迅朔「…」

迅朔「…来るな!」

(遠くでジョーカー)
ジョーカー「サンプルコード:TYPE-1…情緒不安定な為、僕が開発した銃を、扱う事が出来ず。ヒヒッ。所謂失敗作って奴だ。」

ジョーカー「今度の実験体はどうかな?ヒヒヒッ」

小林輪「…何を、おびえてるんだい?」

迅朔「…お前も、僕のようになれよ…」

小林輪「ぇっ?」

迅朔「僕は!失敗作なんかじゃない!なのにどいつもこいつも僕の事を失敗作!失敗作って!」

(いきなり詰め寄ってくる)

迅朔「うがああ」(いきなり苦しみだす→レイオブライト?)

迅朔「皆、僕を見て!僕を見てよ!ほら!こんなもの(TYPE-1の銃を投げる)使えなくったって
僕には不思議な力があるんだ。神様は僕を失敗作なんて思っちゃ居ない!
ほら!」

エリューゼ「(ぷすっ)」(鎮痛剤みたいなものを打ち込む)

迅朔「あ…ァッア…」
(倒れる)

エリューゼ「…すまない。この子は不安定なんだ。」

小林輪「…謝る位なら、俺を解放しろよ…」

エリューゼ「…残念ながら、それは出来ない。でも、こんなやり方は間違ってると
私も思う。いつか…私が…」

小林輪「…」

ナレーター)
そうして、8年の月日が経った

(ルヴィン・ジョーカー・エリューゼ中央へ)

ルヴィン「…例の兵器の開発はどうなのにゃん?」

ジョーカー「ヒヒヒッ♪完璧な仕上がりだよ。後は実践に投入するだけだよ」

ルヴィン「…そう…それならいいにゃん。エリューゼ中尉!」

エリューゼ「はっ!」

ルヴィン「今日、大規模な作戦に向けて、TYPE-3を実践投入する事にしたにゃん。
目標は敵国元首の暗殺。にゃん。抜かりないようにするにゃんよ?」

エリューゼ「…わかりました。」

ジョーカー「ヒヒヒッ♪ちゃんとやれよ?」

エリューゼ「…」

(コンコン)

小林輪「…」

エリューゼ「…入るわよ。」

小林輪「…エリー」

(表情が変わる)

小林輪「…どうしたんだ?今日は」

エリューゼ「…あなたの、任務が決まったわ。」

小林輪「…そうか…」

エリューゼ「結局…私。何の役にも立てなかった。中尉にまでなったのに。
あなたを解放してあげる事も…ごめんなさい。」

小林輪「…いいって。それより。どんな任務??」

エリューゼ「…敵国元首。暗殺…」

小林輪「…そっか。」

エリューゼ「TYPE-3…いいえ。輪。今なら、まだ間に合うわ。私と…」

小林輪「…どこにいくっていうんだ?俺の体には、無数の発信機が仕掛けられている。…それに、そんな事をしたら、君だってただじゃすまない事は、十分承知の筈だろ?」

エリューゼ「でも…」

小林輪「大丈夫。」

エリューゼ「輪…」

小林輪「じゃあ。用意するよ」

エリューゼ「…ごめんなさい。」
(ガスッ)

小林輪「なっ…エリー…ど…ぉ…し…」

(暗転。二人はける)

ジョーカー「ヒヒヒッ♪やっぱりこうなったか」

ルヴィン「何をしてるにゃん!早くエリューゼ中尉を探すにゃん!」

ジョーカー「慌てなくても、大方の目星はついているよ。ヒヒッ♪」

エリューゼ「はぁ…はぁ…ッツ。流石に、一人運んで逃げるのは、きついか。」

でも…ここまで来れば。

迅朔「…逃げられると思ってたのかぃ?」

エリューゼ「!TYPE-1!」

迅朔「TYPE-1じゃない!迅朔だ!…うふふふふふふ。…ひどいよエリー」

迅朔「僕たちずっと一緒だったじゃないか?ナノ二、君はその男を、選ぶってわけ????」

迅朔「どいつもこいつも…輪…リン…りん…」

迅朔「殺してやる!殺してやる!殺してやる!」

エリューゼ「っく!…このままでは…」

(はじっこの方に追いやられていく)

迅朔「あははははは♪弱い…弱いねぇ!エリー!君はその程度なのかぃ!?」

エリューゼ「っく!…」

もうこうなったら、あの手しかない。
(輪を端において)

エリューゼ「…さよなら。輪。そして、ごめんね。」
(キスエモ)

エリューゼ「これで最後よ!」

(ラブボムとか何かスキルを仕様して自爆)

迅朔「なっ!ば、ばかなぁ!…痛い!痛い!痛い!痛い!痛いぃぃぃぃ!」

迅朔「嫌だ!死にたくない!死にたくないしにたk・・・」

愛遮「…役立たずね。死んで良いわよ。」(後ろから銃)

迅朔「…はっ。まさか…君のような、僕以下の出来損ないに…銃が使えるからって…いい気になるなよ!お前は所詮出来損ないなんだ。あはははははははは…」

愛遮「Type-1。死亡確認。任務完了」

(暗転)


小林輪「ここは…?」

トコナツ「おう。気がついたか」

小林輪「あんたは?」

トコナツ「俺か?俺の名前は、トコナツ。あんたこそ何だ。助けて貰って礼の一つもないのかよ?」

小林輪「何故助けた…?それに、助けても無駄だ。どうせ…俺の体には無数の発信機がついてるんだ。すぐに追手が来る」

トコナツ「…ほんとな。大変だったんだぜぇ~。あれよあれよと、色んなやつらが襲ってきてさ」

小林輪「…これ以上、俺に関わるな。だが、助けてくれた事に対しては、礼を言う。ありがとう」

トコナツ「おいおい、ちょっと待てよ」

小林輪「…世話になったな。」

トコナツ「話を聞けって。ったく…」

トコナツ「発信機なら、とっくに、解体してるさ」

小林輪(ぴくっ)

トコナツ「まぁ。話を聞けって。…お前さん。見た所、例の子供狩の被害者だな。その、特殊銃」

小林輪「…あんたに何が判る。」

トコナツ「…まぁ。聞けって。だから。…俺も、そうだったんだよ。だからこそ、奴らを許せない!あいつら…俺の大切な、恋人までも…」

小林輪「それは…不幸だったな」

トコナツ「ああ。…エリューゼ。俺が唯一愛した女」

小林輪「!?」

トコナツ「…だから、俺は、お前にかけてんだ。この意味。判るよな?」

小林輪「…すまない。」

トコナツ「いや…気にして無いぜ。んまっ、ちょっと嫉妬もあったけどなw」

小林輪「嫉妬?」

トコナツ「エリーが、命をかける程の奴なのかどうか。って事。
…だからさ。お前さんが何と言おうと、俺はお前さんについていく権利があると思う。宜しく頼むぜ!相棒(ディンゴ)」

(暗転)

ルヴィン「…それで。結局TYPE-3の行方は判らず仕舞い?」

ジョーカー「ヒヒヒッ♪そうなりますねぇ…」

ルヴィン「全く。兵達は何をやっているにゃん!ぷんぷん!」

ジョーカー「ヒヒッ♪まぁそう怒らずに。所詮TYPE-3等いなくとも、こちらにはTYPE-2もTYPE-4も居るし。」

ルヴィン「…まぁ。そうですわね。それじゃ、ワタクシお茶のお時間にゃんで、これで失礼するにゃん」

ジョーカー「ヒヒヒ♪はいはい」

ルヴィン「だからといって、捜索はさぼっちゃダメにゃんよ?」

ジョーカー「わかってますよ。」

(ルヴィン消える)

ジョーカー「…使えないカスが、この僕に命令するなよ!」

(暗転)

トコナツ「でさぁ。どうすんの?」

小林輪「ここを一気に。叩けば問題無いと思う」

トコナツ「ふむふむ。…勝算は?」

小林輪「40%」

トコナツ「じゃ。ダメだな。確実性が無い」

小林輪「…問題ない。」

トコナツ「まぁ。あせんなよ。せっかくの有力情報だ。これで一気に叩けば確実に壊滅させられる事は判ってるんだ。だからこそ、常にクールにならなければいけないんだぜ?」

小林輪「お前はいつもそうだな。ナツ」

トコナツ「おうよ。まぁお前さんは、俺に任せて。ゆっくり休んでなってこった」

小林輪「…信頼してるよ。ナツ」

トコナツ「相棒(ディンゴ)だからな。任せとけ!」

(暗転)

ジョーカー「ヒヒヒッ♪あいつら、そろそろ来る頃かな?」

(慌ててルヴィン登場)

ルヴィン「ちょっと!どういう事にゃん!」

ジョーカー「おやおや?血相変えて、どうしました?(ニヤニヤ)」

ルヴィン「どうしましたもこうしたも無いにゃん!いったいこの惨状は何!」

ジョーカー「見ての通り。攻め込まれてますが。何か?」

ルヴィン「何か!じゃないにゃん!全く!」

ジョーカー「…黙れ。貴様のアホ面には心底愛想が尽きた」

(ザクッ)

ルヴィン「!?」

ルヴィン「おのれ…」

(倒れる→死体遺棄(笑))

(トコナツ,輪登場)

ジョーカー「やぁ。そろそろ来る頃だと思ってたよ」

小林輪「…」

トコナツ「…」

ジョーカー「丁度ね。今。用意が出来たとこだったんだよ。ヒヒッ」

小林輪「…」

ジョーカー「出ておいで。TYPE-2」

小林輪「…!?」

愛遮「はい。」

小林輪「愛遮?」

ジョーカー「彼を排除しろ」

愛遮「…了解しました。」

小林輪「やめろ!僕だ!判らないのか!?」

愛遮「…目標を補足。排除致します」

ジョーカー「ヒヒッ。叫んでも無駄よ。彼女のマインドコントロールは完璧だ。
ああ、僕って何て天才なんだろう?」

小林輪「愛遮!」

トコナツ「輪!何やってんの!」

ジョーカー「ヒヒッ。いいねいいね~。その苦悩に揺れる表情が見たかったんだ。さぁもっと僕を楽しませておくれよ」

トコナツ「黙れ外道!」
(ナツ、攻撃 ジョーカーかわす)

ジョーカー「外道!?いいねぇ~!最高の褒め言葉だよ!科学者にとってこれ程に嬉しい、名誉な事はないじゃないか?だが、僕を倒したかったら彼女を倒してからおいで。…出来るならね」
(ジョーカー逃げる)

トコナツ「待て!」
(おいかけて消える)

(小林輪,愛遮対峙)

小林輪「っく!」

愛遮「目標。補足。」

小林輪「こんな、冷たい目をして、襲ってくる子じゃ無かった筈だ。愛遮。思い出してくれ!」

愛遮「…排除します」

小林輪「もう、何を言っても無駄なのか…もう戻れないのか。」
(攻撃を受けてる最中、指輪を落とす)

小林輪「あっ…」

(小林輪座る。愛遮止めを刺す1歩手前でとまる)

愛遮「…これ…は…」

小林輪「?」

愛遮「目標…排除…排除…ハイジョ…ガガ…」

(うろうろして倒れる)

小林輪「愛遮!」

愛遮「り…ん??」

小林輪「愛遮!良かった!正気に…」

愛遮「こないでっ!」

(襲い掛かる)

小林輪「愛遮?如何して…」

愛遮「…ごめんね。私は、失敗作だから…」

小林輪「何言ってんだ!」

愛遮「…ごめんね…」

小林輪「違う!誰が悪いとか!そういう事じゃない!」

愛遮「りん…お願いが…私の体が言う事をきくうちに…私を…」

小林輪「出来ないよ!」

愛遮「お願い…もう、意識が…」

小林輪「何言ってんだ。帰るんだ。一緒に。帰るんだよぉ!」

愛遮「最後にりんに、会えて良かった…」

(ザシュ)

小林輪「愛遮ぁあああああああああああ!」

小林輪「どうして…」

トコナツ「おい!ここは危険だ!そろそろ退避するぞ!」

小林輪「愛遮…」

トコナツ「馬鹿野郎!作戦は失敗したんだ!一番倒すべき相手は死んでいたし。…奴には逃げられた。…ここでうじうじ悩んでて、彼女達の死を全部無駄にするつもりか!早く来い!」

小林輪「…」

(小林輪・トコナツに引きずられながら舞台を後に)


ナレーター)

それから暫くして、あの科学者は、国を裏切り、国家を占拠した
そして、彼らは…

(最初のシーンに戻ります)

トコナツ「…まぁ。気持ちも判るがな。いよいよ…」

輪「ああ…今日こそ…すべてに決着をつける!」

小林輪「…いよいよ。最終決戦だ。…行くぜ!」

トコナツ「…ああ。やっとここまで来たんだな。相棒(ディンゴ)」

(舞台を走り抜ける)

ジョーカー「おやおや。懐かしい顔がきましたねぇ」

小林輪「愛遮の…」

トコナツ「エリーの…」

小林輪・トコナツ「仇は討たせてもらう!」

ジョーカー「今日は僕の…皇帝としての晴れ舞台だったと言うのに!邪魔なんだよ!お前ら!…TYPE-4!」

汐莉那「…はい。ご主人様」

(汐莉那 TYPE-4の銃を拾い スキル仕様)

ジョーカー「…これまでの出来損ないとは格が違うぜ?彼女は僕の最高傑作!銃の力を外側ではなく内側に取り込み放出出来る唯一の完成体だ!」

汐莉那「愛しいご主人様の為ならば!」

ジョーカー「そっかそっか。汐莉那はほんと、可愛い可愛い。どーよ?!この忠誠心。そして美貌。まさに最高傑作と呼ぶに相応しいだろう!?はははははっ…」

小林輪「…この腐れマッドめ!」

トコナツ「…あの世で同じ戯言をほざいてやがれ。」

汐莉那「…ご主人様を侮辱するのは許しません。あなた達は私の敵。うっさうさにしてやんよ!」

(4つ巴のバトル)

汐莉那「アナタ…中々強いですね。」

トコナツ「へっ。お前さんもな」

小林輪「(怪しい研究者に向かって)沢山の、大切な人が居なくなった。お前にはこの気持ちが判らないのか!」

ジョーカー「ははははははっ!所詮人なんて、自分の為に生きてるだけじゃないか!?僕はちょっと極端にそれが出てるだけさっ。自分の為に生きて何が悪い!」

小林輪「ほんと。屑だな。」

ジョーカー「はっ!そのおかげでオマエラは素晴らしい力を得ただろう?敬え。この天才の僕の事を!」

小林輪「ならば、その力を使って今お前を倒す!」

ジョーカー「無駄だぁ!神に逆らう事など出来やしないんだからなっ!その証拠にほらっ」

小林輪「!?」

トコナツ「へへっ。やられちまった…ぜ」

汐莉那「かなり。苦戦しました。これでとどめです。」

小林輪「ナツ!」

(駆け寄りたいが戦闘が忙しくてよれない)

トコナツ「んでもよ。楽しかったぜ。俺はお前さんにかけて良かった。」

小林輪「ナツ!何いってんだ!諦めるなよ!」

トコナツ「散り行く男の生き様。とくとみよ!」

汐莉那「!?」
(トコナツ。愛遮を巻き込み自爆)

小林輪「なつぅ~~~!」

ジョーカー「感傷に浸ってる余裕は無いだろう?」

小林輪「き・さ・まぁ~!自分の仲間も死んだんだぞ!悲しくないのか?」

ジョーカー「ああ。悲しいねぇ~…。使える道具だったのに(笑)」

小林輪「貴様ぁ!」

ジョーカー「怒れ怒れ。勝手に怒れ?怒った所で結果等変わらぬ。神に逆らった時点でお前達に勝ち目はないのだよ。僕の圧勝…ん?」

小林輪の周りに、全員

ジョーカー「な。何だ!この力は…?TYPE-3の銃にこんな力は無かった筈…」

エリューゼ「輪。君なら出来るよ」

迅朔「ふん。失敗作なんて、言われたまま、終わるのは許せないからな。僕らが成功作だったことを証明しろよ」

トコナツ「力なんてなぁ。思いがあれば跳ね除けられんだよ!」

愛遮「輪。私達が力になるわ。いつでも皆一緒よ」

(他脇役達)

小林輪「これでも、くらえええええええええええええええ!」

ジョーカー「ば。。。嘘…だ!僕は神だぞ!こんな事って…うわぁああああ消える。僕が…僕の王国があああああ」

小林輪「終わったな…」

そう。全て終わった。
この長い物語も。

それから、暫くして、輪は銃を捨てた。
もう2度と同じ過ちを起こさないようにと願い。

…いかがでしたか?
もうお分かりかもしれませんが、これがTYPE-3の銃に関するお話です。
それがどうして、カバリア島に流れ着いたのかは、知りませんが。
皆さん、TYPE-3の銃を見かけたら、ふっと思い出してみてくれたら
嬉しいです。それでは、皆様、ご清聴ありがとうございました。
これにて今回のお話を閉めさせて頂きます。
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