|新しいページ|検索|ページ一覧|RSS|@ウィキご利用ガイド | 管理者にお問合せ
|ログイン|

love letter for...

    

※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

love letter for...

記念すべき団長の処女作
この頃は、DLFでは無く、別のギルドでの上演になりました。


(司会が舞台の真ん中で)
皆さんは、カバリア島を訪れた時
手紙を拾った事はありませんか?
幸運の手紙。
告白の手紙。
愛の手紙。
別れの手紙。
・・・そして呪いの手紙・・・
恐らく、一度は手にした事があると思います。
ですが、これら各種の手紙が
たった一人の少女の手によって
書かれていた事は、ご存知でしょうか?
そう・・・・これは、手紙の中に残された
悲しくも、切ない
小さな恋の物語・・・

それでは・・・【Love Letter For】開幕です。


(司会は舞台脇へ移動)
(少女舞台に上がる)

カバリア島にある、とある村
そこに、一人の可愛い少女が住んでいました。
彼女は、病気を患っていて
外出する事も出来ませんでした。


少女「・・・けほっ んー今日は天気がいいなぁ
   あ! 鳥さんだー 私も、自由に空を飛びたいな・・・」

母親「こんこん   イスカ・・・起きてる?」
少女「はぁい」

母親「入りますよ」

少女「うん」

母親「体調は・・・どう?」

少女「元気だよー」

母親「そう・・・   今日は新しい先生を連れてきたの」

(少女:?エモ)

母親「紹介するわ、とても腕のいい先生よ
   先生、どうぞ」

(青年舞台に上がる)

青年「失礼します
   はじめまして、今日からイスカさんの主治医になる
   coolmagicといいます よろしく」

少女「はじめまして、先生
   よろしくお願いします」

母親「そうぞ、どうぞよろしくお願いしますね、先生」

青年「はい」

(母親舞台を降りる)

それが、青年と少女の初めての出会いでした

青年「体調はどうだい?」

少女「ん・・・ 最近寒いから・・・あんまりよくないです」

青年「大丈夫、すぐによくなる
   一緒にがんばろうね」

少女「はい、ありがとうございます、先生」

青年「元気になったら、春には桜もみれるでしょう」

少女「本当ですか?」

青年「ああ、本当だ 元気になったらご褒美に
   連れて行ってあげよう」

少女「うれしいです・・・楽しみだなぁ・・・」

先生との楽しい一時は
あっという間に過ぎていきました。
それからも、平穏な日々が続きます。

少女「先生、もう雪も溶けちゃったね・・・」

青年「ああ、そうだね」

少女「もうすぐ、春なんだね」

暖かくなるにつれて
少女の病状は少しづつですが・・・
よくなっていきました。


ずっとこんな幸せが続いたら・・・
口にこそ出しませんでしたが
二人とも・・・そう願うようになりました・・・

しかし、現実は甘くはありません。
出会いがあるように
必ずといっていいほど、物事には
転機というものが訪れます。


・・・それは
あるうららかな春の日のことでした。

青年「・・・(少女に背を向けている)」

少女「先生、お花見・・・楽しかったね」

青年「え?(振り向いて)・・・ああ、そうだね
   綺麗だったね・・・」

少女「・・・ 先生」

青年「ん?」

少女「最近、元気ない?」

青年「・・・いや、そんなことはないよ」


・・・最初に変異に気付いたのは
少女のほうでした。

少女「先生っ」

青年「・・・ああ、なんだい?」

少女「最近なにか、悩み事でもあるの?」

青年「・・・」

少女「ずっと、うわのそらだし・・・・」

青年「実は・・・
   実は、僕は、軍隊に招集されているんだ・・・」

少女「えっ?」

青年「戦火が激しくなって 戦地では医者が
   足りなくなっているらしい・・・



少女「そう、なんだ」

青年「僕はそこで怪我人の手当てをしなくてはならない・・・
   ・・・だから、その・・・」

少女「ううん、いいの
   先生は腕のいいお医者さん
   沢山の兵隊さんが・・・待っておられるはず、です。」

青年「すまない・・・」

少女「ところで、どこに行かれるんですか?」

青年「ここから遠い島
   蜃気楼の島というところで 戦争が起こっている
   僕はそこへ向かうように命令されているんだ・・・」

少女「そこって・・・」

青年「・・・うん
   そこに行った者は二度と帰ってこれないと噂されている」

少女「・・・そんな・・・どうして・・・?」

青年「まあ、ただの噂だよ・・・(青年立ち上がり)」

少女「・・・」

青年「僕は必ず帰ってくるから」

少女「・・・ねえ」

青年「ん?」

少女「私、手紙・・・お手紙書くよ」

青年「本当?」

少女「うん、先生が無事に帰ってこれるように
   先生の幸運を祈って・・・」

青年「・・・うん、ありがとう・・・」

(青年、走り舞台から降りる)

少女「私、待ってますから・・・!」


それから
少女は手紙を書き続けました。
思いを込めて
そう・・・有りっ丈の思いを込めて・・・


以下ずっとょぅι゛ょもとい少女のターン*


“幸運の手紙”
『先生、お元気ですか?
 すっかり暑くなりましたね。
 私は、病気もそんなに悪くなってないし、元気です。
 体調に気をつけて、元気に過ごしてくださいね、先生。
  あなたが今日も、幸せでありますように。
                    イスカより。
 追伸
 たまには私のことも思い出してください・・・なんてね?』


“告白の手紙”
『先生、お元気ですか?
 こっちは、もう秋です。
 私たちが、はじめて会った時みたいに、
 葉っぱが綺麗な黄色になってます。
 私は最近・・・少し、元気じゃないです。
 秋のせいかな、ちょっと寂しいよ。
 いつになったら帰ってこれますか?
 忙しいと思うけど、よかったらたまにお手紙ください。
 あの、私・・・先生のことが、好きみたい。
 大好きです。
 って、なんか変なこと書いちゃったかな。
 ごめんね?
 元気でがんばってください。
                   イスカより。』


“愛の手紙”
『先生、お元気ですか?
 すっかり寒くなりました。
 外を見ると一面の銀世界です。
 私は、ちょっと体調を崩しちゃって・・・
 お母さんに「しっかりしなさい」って、怒られちゃった。
 先生、いつ帰れるのかな?
 早く、会いたいな。寂しいよ。
 でも・・・
 私、あなたのこと、愛してる、から・・・
 もしかしたら・・・
 ううん、なんでもない。
 変なこと書いてごめんなさい。
 それじゃあ、体に気をつけて、元気でね。
 お仕事、頑張ってね。
                   イスカより。』


青年が旅立ち
春から冬へ季節が移ろう間
青年からの返事は・・・
一度もありませんでした・・・

少女が思いを手紙に綴っている間。
戦地へ赴いた青年は・・・


(青年舞台に上がる)

青年「ここが・・・蜃気楼の島・・・」

(将校・兵A・B舞台に上がる)

将校「全員!整列!」

      ●兵B
◎将校   ●兵A
       ●青年

将校「今日からお前たちは軍の管理下に入る!
   各々勝手な行動及び私的な用事で軍の規律を乱すことの無いように!
   ・・・ん?(?エモ)」

      ●兵B
→↓    ●兵A
  →→◎  ●青年

将校「なんだ貴様・・・その手に持っているものは・・・」

青年「こ、これは・・・(汗エモ)」

将校「貴様!軍をなめているのか!見せてみろ!」
(青年は幸運の手紙を落とす)
青年「あ、待ってください・・・」

将校「ん・・・なんだこれは・・・手紙・・・?
   ・・・・・・・」

青年「それは、知り合いからの手紙で・・・」

将校「貴様、このようなものを常に持ち歩いているのか!」

青年「・・・」

将校「このようなものを抱いているようでは、立派な軍人になれん!
   おい、そこのお前」

兵A「はっ、なんでありますか!」

将校「二度とこのようなモノを持ち歩かない様、こいつに罰を与えろ
   2,3日牢にぶちこむくらいでいい」

兵A「わかりました! お前、ついてこい!」

青年「ま、待ってください!手紙を・・・」

兵A「おい!静かにしてろ!(殴る)」

(青年(゜д゜)エモ)

兵A「(今は静かに、おとなしくしておくんだ・・・!)」

青年「(え?)」

兵A「(後で話す、今は我慢するんだ)
   ほら
   さっさといくぞ!」

青年「・・・はい・・・」

(将校・兵Bは舞台を降りる)
(青年・兵Aは移動)


青年は兵士に導かれるまま牢屋へと
連れて行かれました。

(住人舞台の後ろのほうで座る)

兵A「ふぅ・・・危なかった
   下手に反抗すると、罰が重くなるからな。」

青年「・・・」

兵A「悪かったな、殴ったりして」

青年「・・・いや・・・それはいいんだ・・・」

兵A「ごめんな・・・本当に、悪かった」

青年「・・・」

兵A「さあ、ここだ」

(住人?エモして起きる)
(青年、住人の隣に座る)

兵A「さて、俺もここに長い間いるわけにもいかない
   そろそろいくよ・・・」

青年「あ、うん・・・」

兵A「手紙のことはしょうがない
   俺もな 家族がいるから
   お前の気持ちはよくわかる」

青年「うん・・・すまない・・ありがとう」

兵A「多分 これからは手紙を見る余裕なんて 無いと思う
   でも いつか見れる いつか・・・な」

青年「そう・・だな・・・」

兵A「それじゃあ・・・またな」

(兵A舞台を降りる)

住人「なぁ」

青年「うわ!
   (人がいたのか・・・!)」

住人「あんた、どうしたんだい?」

青年「それが・・・かくかくしかじか」

住人「まるまるうまうま」

青年「・・・」

住人「なるほど、気の毒にのう
   わしはまぁ
   はらすいとって
   軍の食料盗んで捕まったから
   しょうがねーけど・・・」

青年「はぁ・・・
   ・・・僕は、僕はただ・・・」
(青年舞台の真ん中へ)

僕はただ・・・手紙と一緒に
彼女の心を持ってきたかっただけなんだ・・・

今頃、何をしてるんだろう・・・大丈夫だろうか・・・
早く彼女の顔がみたい・・・
元気な姿を。

(青年は住人の隣に戻り座る)


それから三日たった昼ごろ
牢屋に兵士がやってきました

兵B「ガチャガチャ
   君、釈放だってさ。」

青年「僕ですか?」

兵B「うん」

住人「よかったのう」

(青年立ち上がり兵Bとならぶ)
(二人はちょっと移動→そしたら住人はける)

兵B「今回は災難だったね
   あの人は部下のことを大事に思ってる人だけど
   ああいう所は、厳しいんだ」

青年「・・・・・」

兵B「あまり悪く思わないでくれないか」

青年「・・・・ああ、分かった・・・」

兵B「さて、そろそろ持ち場に戻ろうか
   先にいくよ」

青年「ああ、ありがとう」


それから、青年は戦争が少しでも早く終わるように。
必死で働きました。
そして・・・
季節は巡り・・・
戦争が始まってから、何度目かの春が訪れました。


将校「全員、整列!」

     ●住人
      ●兵B
◎将校   ●兵A
       ●青年

将校「本日正午において、蜃気楼の島での滞在は終了となった!
   戦争は我らの勝利をもって終結したのだ!」

(はい、4人は適当に喜んでー)

将校「お前たち、よくがんばったな
   これで、故郷への帰還が許される
   各々十分に羽を休めてほしい」

(兵士はわいわい舞台を降りる)
(青年は一番後ろで)

将校「ああ、coolmagic」

青年「はい?」

将校「お前はちょっとこっちへ
(青年、将校に近づき)
   実は
   兵士宛に届いた手紙はすべて保管している
   もちろん、君の分もだ」

青年「そ、そうだったんですか・・・」

将校「お前達につらくあたったのは憎さからではない
   甘えを捨てなければこの戦争に勝利はできなかった
   さあ、手紙を受け取りなさい(手紙投げ)」

青年「はい・・・ ありがとうございます」

将校「いままでよく働いてくれた
(将校舞台の端まで歩き)じゃあな(降りる)」

青年「はい、お元気で(手紙拾い)
   これは・・・イスカさんからの手紙・・・!」


やっと、青年は手紙を
受け取ることができました。
今まで届かなかった
“告白の手紙”と“愛の手紙”
そして、もう二つ・・・・
“別れの手紙”と“呪いの手紙”が・・・

(少女舞台に上がる)
(青年は座ったままで)


【青年ここから】 “別れの手紙”

『先生、お元気ですか?
 ・・・もしかしたら
 【青年ここまで】
 【少女ここから】
 これが最後の手紙になるかもしれません。
 まず、最初に謝りたいことがあります。
 ごめんね。
 約束、守れそうにないよ・・・
 でもあなたの幸せを、ずっと祈ってます。
 どんなに遠くなってしまっても。
 ずっと、ずーっと。
 先生、元気でね。
                    イスカより。』

青年「遠く、から?(?エモ)
   次は・・・」
(呪いの手紙を投げる)

少女
“呪いの手紙”
『この手紙は、お母さんにお願いして
 先生に、送ってもらっています。
 私が、先生より先に死んでしまった時に送って、って。
 つまり、この手紙を先生が読んでるってことは、
 私はもう、この世にいないんだよ。
 えへへ・・・できれば、見てほしくなかったなぁ・・・
 私、先生に会えて、本当にほんとうに、嬉しかった。
 でもね、悔しいの。
 私もう先生と会えそうにないなぁ。
 って、先生がこれ読んでるなら、もう会えないんだけど。
 “運命”っていうのが、本当にあるなら・・・・・
 私は、運命を呪います。
 運命なんて、呪い殺してやりらいくらいだよ。
 ・・・、ふふ、本当に最後の手紙なのに、物騒でごめんね?
 ずっと、先生に教えられなかったけど。

 先生が、戦争にいってからすぐ、私の病気、悪化して。
 もう、助からないみたい・・・
 先生に心配かけたくなくて、嘘ついてたの。
 ごめんなさい。
 私、先生に会えてよかったよ。
 手紙を書いている間。
 先生のこと考えてる間。
 すごく幸せだった・・・
 私、星になって先生のこと見守ってます。
 本当は、一緒に生きていたかったんだけどね。
 先生。
 ずっと大好きだよ。
 ずっと愛してるよ。
 世界中のだれよりずっ・・・・・・・・・


青年「・・・ そんな・・・」


手紙はそこで途切れていた。
よく見ると、手紙の最後に
かすれた文字で『イスカ』と書いてあった。
苦しいながらも、血のあとを必死で消したような
そんな跡もあった・・・
そして、涙の跡も・・・

青年「君一人を・・寂しくはさせないからね・・・
   いつも一緒にいよう・・・今、迎えにいくから・・・」
(青年舞台を降りる)

そういって、青年は甲板を蹴った・・・
彼の体は暗い海の中へ吸い込まれていった。
少女の残した、5通の手紙とともに・・・

(司会は舞台の真ん中へ)

・・・いかがでしたか?
これが、カバリア島にまつわる
5つの手紙の話です。
このカバリア島には、様々な伝説や物語があると思います
もし、この島で
5つの手紙を見つけたなら・・・
ふっと、この話を思い出してください。
あなたへの隠されたメッセージがきっと・・・
そして、少女の思いを
胸の中に大事にしまってあげてください・・・

これで【Love Letter For】は終わりです。
ご清聴を感謝します。