闇の仮面ライダー「
仮面ライダーキバ」と対を成すと伝えられている「闇のキバの鎧」。キバよりも魔皇力を増幅させることが可能であり、それと半面に魔皇力を消費する出力が激しい欠点もあるが小さいデミリットにしか過ぎない。過去編では単に「キバ」という名で人類、ファンガイアを含むモンスターたちに知られわたっており、過去編で起こした事件をきっかけに人間の魂「ライフエナジー」を捕食する怪人軍団「
ファンガイア」と人知れず戦う組織「素晴らしき青空の会」に所属するメンバーから「キバ」が敵視されることとなった。なお、過去編では
ファンガイアの王であり、ファンガイアの頂点に君臨する者たち「チェックメイトフォー」に所属している青年「キング」、未来のバイオリン職人「
紅渡」の父親である青年「紅音也」、2008年の現代編ではチェックメイトフォーのキングの称号を継いだファンガイアの青年「登太牙」がこの鎧の装着者である。音也は
キバットバットⅡ世がキングを見限った際に変身できるようになるが、ファンガイアしか使いこなせない強力な鎧であるため魔皇力の負担が大きくこれで生命を落とすことになる。また、過去の「キング」の正体はバットファンガイアである。オリジナルのキバの劇場版「魔界城の王」には未登場。
体色はダーク(漆黒)を表すように黒色をベースにされており、鎧には皇帝を象徴するかのようなマントが装着されている。これはキバの最強のフォーム「
エンペラーフォーム」も同様である。攻撃方法はサイキッカーを彷彿させるものが多く、キバの紋章を出現させ敵を拘束したり、紋章に標的をぶつけ魔皇力を含んだダメージを与える攻撃方法を持つ。更に巨大なキバの紋章を出現させて広範囲の敵を押しつぶしたり、魔皇力で発生させた念動力で敵を投げ飛ばすほか、拳に魔皇力で発生させた電撃を相手に流し込む攻撃や体全体から発する強力な衝撃波、掌から放つ破壊光弾と様々な攻撃を使用可能である。
また、笛型召喚キー「フエッスル」も所持しており、ダークキバしか所持していない3種類のフエッスル「
シールフエッスル」を使用可能な機能を持つ。シールフエッスルは既に滅んだ3種類の種族の生き残りであるモンスターたち「
アームズモンスター」を封印する機能を持ち、このフエッスルで封印したアームズモンスターの姿は武器をかたどったような形となる。「ガルルシールフエッスル」「バッシャーシールフエッスル」「ドッガシールフエッスル」の3種。これが後の仮面ライダーキバが呼び出すアームズモンスターが変形する武器である。更に太牙がダークキバに変身した場合のみ、本来は
仮面ライダーサガの武器「ジャコーダー」を使用可能となった。
必殺技はダークキバが所持しているフエッスル「ウエイクアップフエッスル」を1回鳴らすことで発動する空中パンチ「
ダークネスヘルクラッシュ」とウエイクアップフエッスルを2回鳴らすことで発動する空中キック「
キングスバーストエンド」である。更にこの全ての必殺技は発動された場合は、周囲が闇に包まれるのが特徴的である。また、太牙が装着した場合に限り、サガが使用する必殺技「
スネーキングデスブレイク」を使用可能である。ただし、ダークキバが使用する場合のみ限り、なぜか周囲は闇に包まれない。
なお、ウエイクアップフエッスルを3回鳴らすことで発動する最強の自爆技「キングスワールドエンド」なる必殺技も存在するが、劇中では未使用であった。