オルフェノク

【種別】 怪人
平成仮面ライダーシリーズ
仮面ライダー555(平成第4作)
【名前】 オルフェノク
【よみがな】 おるふぇのく
【9つの世界】 555の世界
【新たな世界】 ブラックRXの世界
ライダー大戦の世界
ディケイドの世界
【登場話】 第1話第10話第11話第27話第31話
オールライダー対大ショッカー

オルフェノクとは?

謎のエネルギーにより死んだ人間がこの力に覚醒し生まれ変わる人の能力を超える怪物へと進化した形。
死を経験した人間からごくわずかだがこのような形でオルフェノクは誕生する。彼らはオルフェノクの中では「オリジナル」と呼ばれ、人類の中にわずかに存在している。オルフェノクは仲間を増やす事が出来、人間にオルフェノクのエネルギーを注入し心臓を焼き払う事で増やす事が可能なのだが、このエネルギーに耐えられる人間はめったにおらず、耐えて適合した者はいわば「当たり」灰化して崩れ落ちた者は「ハズレ」である。この「当たり」のオルフェノクは「コピー」と呼ばれる。仲間を増やしオルフェノクが支配する世界へ変えるため、人間を襲い続ける。人間の姿を持つが人間ではない。身体能力に個々の特徴を持ちそれぞれ独自の能力を持つ。オルフェノクの力はある程度使いこなす事が出来ると人の姿のままでもその力を使う事が可能。「当たり」として覚醒したばかりの頃はこの力を使いこなすまでに個人差がある。オルフェノクになった者はこの人間ではなくなった現実を受け入れ、能力を使い仲間を増やすために人間を襲うが、中にはこの力を疑問に感じ、人であり続けようと考える者もいる。
オルフェノクは動物、植物の特質を持ち個体により様々な形状を持つ。また体の一部を変化させる事ができるオルフェノクも存在している。力を使いこなすと同時に姿を強化する事ができる者もあらわれる。怪物の状態で言葉を発すると影が人間体の裸の上半身に変化し会話をする。通常の人間の機能を超越しており視力、聴力も人間を上回る。オルフェノクが死を迎える時は青い炎で燃え上がりその後灰化して完全消滅する。また、オルフェノクの体色は全て灰色である。

スマートブレインとラッキークローバー

オルフェノクへと進化した者は、大企業「スマートブレイン社」が保護しオルフェノクとして仲間を増やすためのバックアップしており、中でも人の心を捨て心までオルフェノクになり大量に人間を襲う者を優秀な人材とし、その中でもオルフェノクの力を使いこなしオルフェノク側の考えで力を発揮し行動する者を「上の上」と評価がされ「ラッキークローバー」という幸運の4つ葉のクローバー4人衆として迎え入れられる。メンバーは4人で構成され、欠員が出た場合メンバーが各自推薦する者をテストし他のメンバーの同意が得られた場合加入が可能となる。このメンバーに選ばれると「スマートブレイン社」は最上級の待遇を用意している。彼らの役割はオルフェノクの管理であり「スマートブレイン社」がオルフェノクとして認知している者が人を襲わない場合、ラッキークローバーのメンバーを使い始末している。

スマートブレイン社社長の変遷

スマートブレイン社社長で物語全般に社長としては登場するのは、2代目の村上峡児=ローズオルフェノク。彼は昔は人間との平和的な共存を目指していたが、ある事件で絶望して、またオルフェノクの寿命のこともあり、オルフェノクのための世界を造ることにした。村上と花形は思想の違いから対立関係にある。初代の花形=ゴートオルフェノクは、後述の理由で去っているが、後に木場勇治=ホースオルフェノクを連れ、村上を強引に解任し、彼を次の社長にする。だが、木場は花形のオルフェノクの王を滅ぼすという思惑とは違う決断をすることになる。花形=ゴートオルフェノクは寿命が尽きて、草加雅人の目前で自然死・灰化する。

オルフェノクの王とオルフェノクの寿命

何処にいて何時出現するのか?不明だがオルフェノクの王「アークオルフェノク」と呼ばれる者が出現した場合、オルフェノクの力と命が永遠のものになるとされている。オルフェノクはその正体不明のエネルギーにより進化した形ではあるが、寿命も短くこの正体不明のエネルギーが体に及ぼす影響も大きく肉体が耐え切れないとされている。大企業「スマートブレイン社」ではこの寿命の研究もされている。オルフェノクの王の出現に備えスマートブレイン社では「3本のベルト」と呼ばれる、王を守るための武装が開発された。装着が可能なのはオルフェノクのみなのだが…。
終盤、眼鏡を掛けたスマートブレイン社員=バーナクルオルフェノクが起こした火事で両親を亡くした少年、鈴木照夫が登場。菊池啓太郎と海堂直也に救出された後、スマートブレインが経営する「創才幼稚園」に引き取られる。後に彼こそがアークオルフェノクであり、体から青年の影が出現して覚醒する。アークオルフェノクは、自らの完全な覚醒のために他のオルフェノクを化石化して食らうことがある。

前社長、花形と流星塾と3本のベルト

オルフェノクの存在は「スマートブレイン社」の前社長、花形により「流星塾」の生徒が子供の頃には既に判明しており、おそらく花形本人がゴートオルフェノクになった事からではないかと推測される。自身の財力でオルフェノクの研究を行い、徐々に明らかになる事実を元に様々な行動している。オルフェノクの王の存在を知り、災害や事故で幼少の頃に両親を亡くし孤児になった子供から王が誕生するということから、流星塾という私設の学校を設立し災害や事故で孤児になった子供達を養子として引き取っていた。この子供達からは結局、王は出現しなかった。王の力をわがものにしようという考えが花形にもあったのだが、その後の研究でオルフェノクの寿命と王の覚醒が人間にもオルフェノクにも危険であると判断をする事となる。
大人になり流星塾を巣立っていった子供達で同窓会が開かれた。何者かの陰謀で同窓会に参加した塾生たちは皆殺しにされてしまう。花形も予期していなかった出来事であった。このためオルフェノクの研究での得られた実験を試み、死亡した塾生に「オルフェノクの記号」を埋め込み生きかえらせる事に成功する。ただし実験は失敗した者と成功した者と様々な結果になり、カイザのベルトの装着者、草加雅人はオルフェノクでも無く、人間でもない失敗作となった。ただしカイザのベルトを装着し強力なエネルギーに対応する体ではあった。また、オルフェノクのみが変身できるファイズのベルトにもエラーを起こさず変身に成功している。澤田亜希はスパイダーオルフェノクへと覚醒し成功例となった。他のメンバーには「オルフェノクの記号」はバラつきがありハッキリとした効果は得る事ができなかった。デルタのベルトで人格が凶暴に変化しなかった木村沙耶は澤田亜希=スパイダーオルフェノクに殺された後に灰化し、青い炎と共に消滅している。デルタの最後の装着者、三原修二は副作用がなかったものの、デルタの強力な機能を発揮するまでにはならなかった。その後人間でも変身が可能になるベルトの研究をスマートブレイン社の地下にある流星塾校舎でおこなっていたのだが、人間がミイラになってしまい消滅する事でベルトの開発は失敗に終わっている。犠牲になったのは流星塾校舎に迷い込んだ工事作業員の板垣哲夫と水野和史。この他、人間側の思想を持つオルフェノクに託すはずだったライオトルーパーのベルトは6本量産に成功している。
555の物語導入部分で王を守るために密かにスマートブレイン社で開発が進められていた「3本のベルト」を花形=ゴートオルフェノクが強奪し流星塾の元塾生たちのもとに送り、彼らに詳細を語る事もなくオルフェノクの脅威から人類を守る戦いがはじまってゆく。王を守ることが出来るベルトなら王を倒す事も可能ではないかという賭けにでたのであった。

オルフェノクの研究と人類との戦い

スマートブレインでの研究は花形社長が社長を退いた後も進められ、オルフェノクの寿命と肉体に変化について実験が行われていた。オルフェノクの存在は様々な謎の死亡事件と共に警察上層部でも極秘に捜査が開始されており、警察側でも南雅彦の率いるチームがオルフェノクの研究が行われていた。人間の姿を持つという事が問題となっており、怪物であるが人権を無視する事が出来ないことから、オルフェノクから人間へ変化する事を不可にして怪物を始末するという大義名分のための研究と、逆にオルフェノクの力を無くし二度と怪物の姿にならないようにする研究と実験も行われた。この実験でサンプルとなった長田結花=クレインオルフェノクは実験に成功しオルフェノクの力を失ってしまう。しかしこの実験の後影山冴子=ロブスターオルフェノクに殺されてしまい、副作用などのデータサンプルは取れなくなり、この研究をしていた研究施設は花形=ゴートオルフェノクに教えられた木場勇治=ホースオルフェノクにより崩壊させられてしまう。

劇場版の設定

テレビシリーズとはパラレルワールドの劇場版「パラダイス・ロスト」では、「スマートブレイン社」によりほとんどの人間がオルフェノクとなっており、残りの人間が2433人ほどになっており、細々と暮らしているか、レジスタンスとしてスマートブレインに対抗している。既に人間の大半がオルフェノクのため、怪人ではなく仮面ライダー(カイザ)を見て群集が逃げ出す描写がある。スマートブレインの1万人のライダー部隊ライオトルーパーが登場。さらに選ばれしオルフェノクのみが変身できる天と地の帝王のベルト、仮面ライダーサイガのサイガドライバーと仮面ライダーオーガオーガドライバーが登場。
テレビシリーズに先行して登場する木場勇治=ホースオルフェノクの激情態や乾巧=ウルフオルフェノクの劇場版限定の激情態、劇場版限定の長田結花=クレインオルフェノクの激情態と飛翔態が登場する。ここでは乾巧はライオトルーパーとの戦いで記憶を失い、ミナの兄・隆だと思い込み彼女と暮らす設定がある。また、特殊なオルフェノクである巨大モンスターエラスモテリウムオルフェノクが登場。これは、人間の心を失い、常に激情態であるという設定になっており、スマートブレインの番犬的な存在となっている。スマートブレイン社社長村上峡児=ローズオルフェノクが何らかの理由で首だけになっており、特殊な水槽で延命している。
ライオトルーパー隊長=ライオンオルフェノク、ライオトルーパー隊員=モールオルフェノク、ムースオルフェノク、スマートブレイン社員(女)=バタフライオルフェノク、スマートブレイン社員(男)=ワイルドボアオルフェノクスラッグオルフェノクペリカンオルフェノク、一般人のアベックの男=ロングホーンオルフェノク、アベックの女=ジラフオルフェノクが登場。



オルフェノク登場リスト

名前 モチーフ オリジナル登場話 ディケイド登場話
ドルフィンオルフェノク イルカ 第21話 第1話
ライノセラスビートルオルフェノク カブトムシ 第33話
オクトパスオルフェノク タコ 第36話
ピジョンオルフェノク ハト 第37話
オクラオルフェノク オクラ 第39話、第40話
タイガーオルフェノク 未登場 第10話第11話第31話
ウルフオルフェノク オオカミ 第34話、第35話、第36話、第37話、第38話、
第39話、第50話、パラダイス・ロスト
第10話第11話
ドラゴンオルフェノク ドラゴン 第32話、第38話、第39話、第40話、第41話、
第44話、第45話、第47話、第48話、第49話
第10話、第11話、第31話
ロブスターオルフェノク エビ 第20話、第21話、第22話、第23話、第24話、
第25話、第28話、第29話、第32話、第34話、
第35話、第40話、第41話、第43話、第44話、
第47話、第48話、第49話、第50話
第10話、第11話
センチピードオルフェノク ムカデ 第14話、第15話、第20話、第21話、第23話、
第24話、第25話、第27話、第28話、第29話、
第30話、第35話、第37話、第40話、第41話、
第47話、第48話、第49話、第50話
第10話、第31話
バタフライオルフェノク アゲハチョウ パラダイス・ロスト 第10話、オールライダー対大ショッカー
ロングホーンオルフェノク カミキリムシ
オックスオルフェノク 第3話 第27話
ワームオルフェノク ミミズ 第22話、第23話
フリルドリザードオルフェノク エリマキトカゲ 第41話
アークオルフェノク バッタ 第49話、第50話 第31話、オールライダー対大ショッカー
スティンクバグオルフェノク カメムシ 第30話 オールライダー対大ショッカー
ジラフオルフェノク キリン パラダイス・ロスト
ペリカンオルフェノク ペリカン
スラッグオルフェノク ナメクジ
ワイルドボアオルフェノク イノシシ

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最終更新:2010年01月16日 17:12
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