ファンガイアはこの世に棲む13ある魔族の頂点に君臨する最強の種族で、他の12の種族は既に絶滅の危機に追い込まれている状態。その「ファンガイア」という名称も「素晴らしき青空の会」内で使われている呼び名で、当のファンガイアたちはそれぞれ「真名」と呼ばれる詩的な本名を持っている。
- 太古の昔から人間社会の隙間に潜みライフエナジーという人間の持つ命の糧を捕食している人類の天敵ともいう生物である。
- それぞれの属性がありクラス分けがされている。体に鳥をモチーフにした形状やステンドグラスの鳥のパーツの模様がある。個々に属しているクラスの生き物を彷彿させる能力が備わっている。ある程度まで成長すると変化が遅くなり、時を重ねても殆ど老化せず人類の寿命をはるかに越える長寿である事が特徴である。寿命を終えたファンガイアの人間体は人類が歳をとることと同じように老化し死期を悟り、ガラス体が割れ蒸発するかのように消滅する。 また、死亡しなくても体に深刻なダメージを負った時蒸発するように消え、休眠状態に入る事もある。 また、人間と違い、青い血を流す。ファンガイアの姿で会話すると、人間体の顔が肉体のステンドグラスに写る者もいる。
- 死んだファンガイアの魂を融合した巨大なファンガイアのオーラ体「サバト」が存在する。蘇らしたファンガイアがいる場合、これはその者に従い、行動する。意識は持たず、本能のままに暴れる。犬飼男爵=プローンファンガイアが執事の魂と共に蘇らせた個体は青の「六柱のサバト」と呼ばれた。他にオレンジ、赤の個体が出現。
- ビショップ=スワローテイルファンガイアやマンティスファンガイアは死んだファンガイアの再生ファンガイアを操ることができる。マンティスファンガイアは鎖でつないだ棺桶を使用する。ビショップは登太牙を見限り、大量の人間のライフエナジーを集めてファンガイアの皇帝バットファンガイアを復活させた。バットファンガイア・リボーンは頭部が異なる。
- 種族内には上下の関係も存在し、その中でも強力な力を持つ最強の4人、チェックメイトフォーは他の種族にも知られていて桁外れの能力を持つ。チェックメイトフォーはルーク、クイーン、ビショップ、キングの4人で構成される。クイーンとキングは、過去編と現代編で変更されており、純血の掟を守るため、2人は必ず結ばれるよう義務づけられている。ルーク=ライオンファンガイア、ビショップ=スワローテイルファンガイアが共通して登場。過去編はクイーンの真夜=パールシェルファンガイア(ピンク)、キング=バットファンガイアで仮面ライダーダークキバに変身する。現代編では、クイーンの鈴木深央=パールシェルファンガイア(青)、キングの登太牙でファンガイアの姿は不明で仮面ライダーサガに変身する。後に彼はダークキバに変身できるようになる。深央は、焼肉屋、配達弁当などのバイトを転々としていた。太牙は、真夜と過去のキングの間の息子でありD&P(DEPELOPMENT&PIONEER)社長である。また、スワローテイルファンガイアは現代編のみ登場。
- 個々に人間社会の隙間に潜み人間体で溶け込み人を襲いライフエナジーを吸収している人類の天敵ともいう生物。 変幻自在の変身能力を持ち自然界の動植物に似た姿を持つ。人間体は普通の人間となんら変らない。その正体を見極めることは同族であるファンガイアにも難しいが、ターゲットを襲う時に用いる「吸命牙」で人間を襲う際にファンガイアの本性が現れる。首から鼻の皮膚と瞳にステンドグラスのような組織がうかびあがる時のみである。気づいた時はすでに遅く、ライフエナジーを捕食され命を落としている。
捕食された人間が「命の色」を失い、半透明の「モノ」となり、最終的には砕け散って消滅してしまう。
- 人間社会に人間体で普通に生活する一方、ファンガイアと人間との関わりを隔てる掟がある。しかし、基本的な情緒が人間と似通っている事や、固体や属性によっては生きていくのにそれほど多量のライフエナジーを必要としない者達も存在するためか、人間という存在に理解を示し男女の関係から恋愛に発展してしまったり、人間のために貢献する者が現れる。掟を破った者はそれぞれの掟に対応したチェックメイトフォーに消されてしまう。何故掟破りが後を絶たないのかは現在不明。ファンガイアの純血を破ったものを罰することは紅渡のような人間とファンガイアのハーフの誕生やファンガイア達が危惧する「飛翔体」の誕生により、自分達が追い込まれることを恐れているからとも考えられる。
- 他にも様々な決まりが有るらしく、チェックメイトフォーの全ての役割などには不明な部分多く残されている。
- ただし、人間のために働いたり、交友関係を結ぶ事自体は特に禁じられいないらしく恋愛関係になったり、人類の進化に貢献しない限りは咎められないようだ。
- 掟はあくまで人間とファンガイアの間に一定の線引きを作り、各々にファンガイアとしての誇りと自覚を促すための物の様だ。
- 「素晴らしき青空の会」会長嶋護は、神田博士の研究していた個体移植能力で登太牙の手によりサンゲイザーファンガイアに変身してしまう。だが、後に改心した太牙の手で人間に戻ることができた。
- 未来(2030年)から渡の息子紅正夫とキバットバットⅣ世を追って「ネオファンガイア」なる謎の存在が出現した。
- また、キバの物語には、アームズモンスター(ウルフェン族、マーマン族、フランケン族)やキバット族やドラン族、サガーク族、ギガント族(レイのモデルとなったモンスター)など、ファンガイア族以外の12種のモンスターも登場する。
- 劇場版「電王&キバ クライマックス刑事」では、1体目と2体目の白い仮面の強盗=ホースファンガイア(本編では津上カオル)やファンガイアの人間体達がイマジンのネガタロスなどと手を組んで行動していた。
- 劇場版「魔界城の王」では、杉村隆=仮面ライダーアークが頂点に立つファンガイアを凌ぐ強力な魔族「レジェンドルガ族」が登場した。人間をレジェンドルガ化し、ファンガイアもレジェンドルガ化され配下にされた。ここで登場したのは刑務官の三条=ゼブラファンガイアと西洋系の外国人男性=アントライオンファンガイア(アントライオンレジェンドルガ)である。これらは真名を持たない。レジェンドルガ族はサヤカ=メデューサレジェンドルガ、マミーレジェンドルガ、ガーゴイルレジェンドルガ、マンドレイクレジェンドルガが登場。
キバの世界
ファンガイア登場リスト
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最終更新:2024年04月23日 13:24