梓「海に行きたいねぇ」
瑞穂「いいわね、海。でも近場はどこも混んでるだろうし……」
梓「ふっふっふ。私を誰だと思っているのかね」
瑞穂「……?」
梓「その心底『誰だっけ?』って顔するの止めてくれない?」
瑞穂「ごめん。で、それは『誰かいいツテがある』と取っていいの?」
梓「よろしいですぞ。話をつけるから、ちょっと待ってて」
瑞穂「うん」<座

朱鷺子「はい。東雲です」
梓「あ、朱鷺子さん」
朱鷺子「ああ、梓ちゃん。どうしたの?」
梓「明日海に行かない?」
朱鷺子「それは私に『足になれ』と言ってるわけ?」
梓「えへへ」
朱鷺子「いいわよ。どうせなら泊りがけで遠出しましょうか」
梓「いいねいいね!」
朱鷺子「じゃあ、また後でね」
梓「はーい」

<電源切

梓「おっけ」
瑞穂「これまたトントン拍子に話が進んだわね」

~次の日~

朱鷺子「久しぶりね、瑞穂ちゃん」
瑞穂「ご無沙汰してます」
朱鷺子「相変わらず梓ちゃんが迷惑かけてるようね」
瑞穂「ええ、慣れました」
梓「やだもう、瑞穂ったら」
朱鷺子「褒められてる訳じゃないのよ?」
瑞穂「むしろ馬鹿にしてるんだよ?」
梓「……」<涙

~車内~

朱鷺子「水着は用意してるの?」
梓「むしろ下に着てます!」
朱鷺子「梓ちゃんの着替えは私も見てたから知ってるわ。可愛いデザインのビキニだったわね」
梓「やだもう、朱鷺子さんったら」
朱鷺子「水着を褒めているのよ?」
瑞穂「そ、素材もいいから大丈夫よ?」
梓「瑞穂ぉ~、朱鷺子さんがいじめる~」<泣

~あっという間に~

梓「海ー!!」
瑞穂「気持ちいい……」
朱鷺子「さ、着替えて泳ぎましょうか!」
梓「私一番乗りぃ!!」<走
瑞穂「あ、危ない……!」
梓「え?」

<ドゴッ

朱鷺子「……梓ちゃん、しっかりして」
梓「むぅ~……」
朱鷺子「あ、気が付いたわ」
梓「はれ? 朱鷺子さん?」
朱鷺子「梓ちゃん、段差に気づかないで思いっきり落下したのよ?」
梓「おおぅ、デンジャラスビーチ……」
朱鷺子「だから、梓ちゃんにはペナルティ」
梓「え?

ギシギシ<縄音

梓「な、なんで私縛られてるの?」
瑞穂「……私が縛ったのよ」
梓「何故に!?」
瑞穂「少し落ち着きなさいってこと。一歩間違ったら大惨事だったんだから……」
朱鷺子「そう。だから、梓ちゃんは少しこの状態で……ね」
梓「むぅ。甘んじてこの罰、受けよう!」
朱鷺子「じゃあ大きく口を開けて」
梓「え、それは聞いてない」
朱鷺子「今言いました」
梓「会話も禁止!?」
朱鷺子「作者の趣味よ。諦めなさい」
梓「むぅ、むっ、うぅー」<詰
朱鷺子「さて梓ちゃんも縛ったし。邪魔者はいなくなったわね」
瑞穂「……そうですね」
朱鷺子「さぁ、瑞穂ちゃん。私に全てを委ねて……」
瑞穂「はい……朱鷺子さん……」

~しばらくして~

瑞穂「ぶはあぁ!」
朱鷺子「息継ぎ上手よ、瑞穂ちゃん」
瑞穂「な、なんとか、慣れて来ました……!」
朱鷺子「瑞穂ちゃん泳げないなんて、可愛いじゃない♪ お姉さんますます瑞穂ちゃんが好きになっちゃった♪」
瑞穂「そんな事言って、どうせ梓の事しか見てないくせに」
朱鷺子「あら、セットで好きよ? 二人の事♪」
瑞穂「……どうも」<照
朱鷺子「さ、そろそろ梓ちゃん解放してあげましょうか」
瑞穂「そうですね」
朱鷺子「でも、その前に……」
瑞穂「……え?」

~監禁場所w~

梓「むうぅ~」<泣
朱鷺子「今猿轡外してあげるから、おとなしくして」
梓「ふむぅ~、ん、んむぅっ、げほげほ」
朱鷺子「ご苦労さま」
梓「酷いですよ、朱鷺子さん……」
朱鷺子「ごめんなさい。お詫びに、とっても可愛い人魚姫を見せてあげるわ♪」
梓「へ?」

朱鷺子「じゃーん」
梓「──瑞穂?」
瑞穂「んんっ、んー、うーっ」<縛
朱鷺子「足は使えない。手も使えない。喋ることも出来ない。とっても哀れな人魚姫」
梓「ちょ、ちょっとこれは……」
朱鷺子「あら、お気に召さないかしら?」
梓「……超GJです!!!!!」<鼻血
朱鷺子「でしょう!?」<鼻血
瑞穂「んーーーーーーーー!!!!!!」<暴
最終更新:2008年01月01日 01:02