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「あら、雪ね」
 エマお姉さまの声がした。
 ルーが振り返ると、白いコートを着たお姉さまがいた。
「今年は暖冬だと聞いていたけれど……やっぱり地球はいいわね」
「そうですね。造られた環境より、季節は魅力がありすぎます」
 ルーはそう言って、お姉さまを見た。するとお姉さまは、少し驚いたようだった。
「ルー、貴方ったら、そんな格好で寒くないの?」
「実は、結構寒いです……まさか雪が降るなんて思ってなかったから」
「もう、仕方がないわね……」
 そう言うとお姉さまはルーの背中に自分の身体を密着させた。
「お、お姉さま!?」
「こうすれば、暖かいでしょう?」
 耳元で声が聞こえる。
「暖かいですけど……ど、どうやって帰りましょうか……」
「……あら本当。どうしましょうか」
 どこか楽しそうに囁かれて、ルーは何も言えなかったが、それ以上に嬉しいからいいか、と思った。
 とりあえずは、雪が降る間は、このままで。

<おまけ>
「ちくしょう、あのコケシ頭め……あたしのルーになんてことを」
「何をしているんだ、キャラ」
「あ、ハマーン先生。見て下さいよあのがり勉コケシ!」
「中睦まじいじゃないか。何だったら私たちもやろうか?」
「え、えぇっ!?」
「──と思ったが、キャラはルーがお好みだったな」
「えっと、あの、その、ハマーン先生も大好きですっ」
「私は曖昧な態度は嫌いなんだ。失礼する」
「あぁー、待ってくださいよぅ」

「……なんだい、あんたのその嬉しそうな顔。そんなにあのライオン頭いじめるのが楽しいのかい?」
「たまにはシーマも嬉しそうな顔したらどうだ」
「あたしは可愛い子に囲まれていれば幸せさね」
「……あぁ、お前はそうだったな……」