※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

<女子プロレス団体『Love holic』の選手寮にて>


「あ~、ヒマっスね~」

 真田美幸は、スポーツドリンクを一息で飲み干してからつぶやいた。
 今日は休日。自主トレに励む選手もいるのだが、まったりと過ごす者もいる。美幸はどうやら後者のようだ。
 美幸の隣では、大きな狐のしっぽが丸まっている。フォクシー真帆である。
 その真帆に膝を貸すのはフレイア鏡。すっかり真帆のことを気に入ってしまったらしく、膝枕をして、真帆の髪を優しくなでていた。

「あら、貴女がそんなことを言うなんて珍しいわね」
「そうっスか?」
「そうよ。いつも元気な貴女がトレーニングもしないのも珍しいしね」
「ん~、たまにはこんな日もあるっス」

 二本目のスポーツドリンクを口に含む美幸。
 それも一息で飲み干してしまうところで、鏡が笑顔で言う。

「女の子の日かしら?」
「えぶふっ!!」

 口の中のドリンクを毒霧のように噴出し、目の前に座っていた先輩の顔面に思い切りかかってしまう。

「だ、大丈夫っスか柳生先輩!」
「あらあら、大変」
「か、鏡さんが変なこと言うから! 先輩、すいません!!」
「いや、構わない。気にするな」

 柳生美冬は立ち上がり、もう一度「気にするな」と言って立ち去った。シャワーでも浴びに行くのだろう。

「ああ……マジですみません先輩……」

 へこんでいる美幸を見て、鏡はいつもと変わらぬ微笑を浮かべながら、膝で丸まっている狐のしっぽをなでる。
 真帆は幸せそうな笑顔で、まだ夢の中にいた。


<次回予告!>

真帆「次回、『真田ミユキの憂鬱』第2話!」
美幸「ええっ!? まだやるっスか!?」
真帆「やらないのか? 真帆は見たいぞ?」
美幸「真帆ずっと寝てただけじゃないっスか!」
真帆「鏡さんの脚は柔らかくて気持ちいいからな!」
美幸「あー、そうっスかそうっスか」
真帆「ところで、憂鬱ってなんだ? 美味しいのか?」
美幸「憂鬱は食べ物じゃないっス!!」

鏡「私、太ったのかしら……?」