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「ちるのんくえすと」(2008/10/08 (水) 02:18:10) の最新版変更点
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♪てーててーれーれーれーてーれー
>冒険の書を作る
_あたいってばさいきょうね
ピッ
_冒険の書を作る
>あたいってばさいきょうね
CIRNON QUEST ~そして伝説級のバカへ~
「チルノ、チルノ。もう朝よ、起きなさい」
母親の優しい声。
いや、正確にはレティの優しい声。
勇者チルノは、起きようとして寝返りをうち、ベッドから落下した。
おお ちるのよ しんでしまうとは なさけない
生きてた。
「おはよう、チルノ。よく眠れた?」
「たっぷり眠ったよ!」
「それはよかったわ。じゃあ、お城に行きましょうか」
展開はえぇ。
気がつけば、チルノは片手に剣、片手にスイカバーを持ち、城の前に立っていた。
王様だか神主だかに命じられ、魔王を倒しに冒険へと旅立つはめになってしまったのだ。
「あたいってば最強だから、一気に魔王なんてやっつけちゃうんだから!」
走って街から飛び出すチルノ。
少し進むと、モンスターが現れた。
「何、このぷよぷよしたヤツ。あたいの敵じゃないことを教えてやるんだから!」
右手を天にかざして、チルノは叫んだ。
「アイシクルフォール!!」
MPがたりない!
スライムの攻撃。
チルノは死んだ。
おお ちるのよ しんでしまうとは いかりゃく
「くっそー、あんなぷよぷよしたヤツにやられるなんてー」
ブツブツ言いながら街を歩く。
そこで発見したのは、ゆかりんの酒場である。
「そういえば、仲間を集めろとか言ってたわね。よし、ここであたいの仲間を探すわよ!」
中に入ると、すげえ酒臭かった。
「いらっしゃい、⑨勇者さん」
カウンターの奥から、少女臭溢れる店主が現れた。
「まるきゅーって何? あたいはチルノだよ」
「まるきゅーはモロキューよ」
「そーなのかー」
違う。
「それより、ここに何のご用かしら? ご注文は?」
「あたいの仲間を下さい」
「どんなタイプがいいかしら」
「強いのと、強いのと、強いの」
さすがの店主もこれにはどうしたもんかと考えた。
「はい、お望みの仲間よ」
チルノの前には、強そうな格闘家と強そうな魔法使いと強そうな盗賊がいる。
「私の名前は紅美鈴! よろしく!」
強そうな格闘家=紅美鈴。
「私はパチュリー。……よろしく」
強そうな?魔法使い=パチュリー・ノーレッジ
「私は霧雨魔理沙だぜ」
強そうな盗賊?=霧雨魔理沙。
「あたいはチルノ! 最強の勇者なのさ!」
最強のバカ=チルノ。
なんというへっぽこカルテット。
バカ四人は、とりあえずローレシアを出た。
そこで再び、青くてぷよぷよしたヤツ登場。
「あんたは、ぷよぷよしたヤツ! さっきの恨みを思い知るのよ!」
両手を前に突き出し、チルノは叫んだ。
「パーフェクトフリーズ!!」
かしこさがたりない!
「何やってんだよ、いくぜ! マスタースパーク!!」
まだおぼえていない!
「二人ともどいて! JAOOOOOOOOOOOOOOOOO!!」
スライムはかわした!
「ちょ、ちょっと待って……。もうちょっとゆっくり……」
いきぎれがひどい!
スライムの攻撃!
ズビシ
ピチューンx4
おお ちるのよ もう かえって ねろ
「おかえり、チルノ。冒険はどうだった?」
「楽しかった!」
「それはよかったわね」
よくねぇ。