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初めてお客様の飲み会に参加した。
送別会ということで、30-40人くらい集まってて、結構盛大。
遅れていったので、みんなできあがってる。
マネージャーと私の2人で行ったのだがバラバラに座る。
私の席は、ぶっちぎりで ”できあがっている席” だった。

ついてすぐ年齢を聞かれる。
プロフェッショナル研修で講師に

「年齢はぼかせ」

と言われてたが、そんな空気じゃない。
素直にうちあける。
ぶっちぎりのぶっちぎりで出来上がっている女性社員の方から

「えーーー、そんな年に見えない。もっと若いと思ったーーー」

と言われる。
今までふけてると言われたことがあっても、若いといわれたことはない。
どうやら酔いすぎて目にきているようだ。
と思いつつも、うれしさのあまり、ちょっと好きになりかける。

そんな思いもつかのま、唐突な質問。

「山田さんの夜の生活はどうなってます?」

まだ、ついて10分も経っておらず、意表をつかれた私は

「いやーーー、ちょっと、守秘義務が。。。」

と濁してしまう。
ここで一笑い取れるようになれれば一人前なんだが。

そんな感じで帰り道。
池袋駅から山手線へ。
座席に座る。
強烈な睡魔が襲ってくる。
寝てはいけないと志村ケンばりに両手をもみしだく。

すると新宿駅で、真っ黒に日焼けしたガタイのいい青年と、
年配の男性の2人が乗ってくる。
私の隣に着席。
ガタイのいい青年から唐突の言葉。

「先輩、今日の現場はこたえましたよ。
 やっぱり男優って難しいですよね。」

現場?
男優?

えっ?アダルト?

キュピーーン!
目が光る。
眠気がぶっとぶ。

周りの男性の目も、ギラつきだす。
車内の温度が2度ほどあがる。

耳をそばだてる。

黒男「あの人は、天才ですよ。
   一日3現場もこなすらしいですよ。
   俺にはできない。
   やっぱ才能なんですよ、くっそーー。」

先輩「落ち込まなくていいよ。あれは薬なんだから。」

黒男「でも、あの監督は変態ですよ。
    絶対おかしい。やりすぎですよ。」

完全な愚痴りモード。

黒男「6年間同棲してた彼女が逃げちゃって」
先輩「俺の娘も、もうすぐ年頃なんだよね。。。どうしよう。」

 ・・・切ない。
心の声が叫ぶ。

いやーー、聞きたくないっ!
夢を壊さないでーーっ!

周りの男性も涙ぐんでいる。
どこからか嗚咽が聞こえる。

いたたまれなくなり、車両を移ったのだった。。。